気ままに

大船での気ままな生活日誌

御嶽海 中日勝ち越し 照が一差追走

2022-01-16 22:02:47 | Weblog

こんばんわ。

大相撲初場所も早や中日。本命の照ノ富士が6日目に玉鷲に破れ、俄然、優勝争いが面白くなった。昨日、全勝で単独トップにた立った御嶽海が今日も大栄翔に完勝、一気に勝ち越しを決めた。一差で追う照ノ富士と阿炎は、明暗が分かれた。照は隠岐の海に圧勝したが、阿炎は、豊昇龍に2敗目。

後半戦に向けて、全勝の御嶽海に照ノ富士が一差で追う展開。まだ可能性が残る2敗組は6力士にもなった。実力的には照ノ富士が抜きんでているので、まだ本命は照、対抗は御嶽海、穴に阿炎、大穴に阿武咲だろうか。ぼくが序盤戦終了時に予想した通りになっている。

御嶽海 押し出し 大栄翔

顔つきが違う。いよいよ大関狙いに本腰か。

照ノ富士 寄り切り 隠岐の海

もう負けられない。

正代こそもう負けられない。遠藤に勝ち、星を五分に。

宇良、今日は足取り。目が離せない。うららうららうらうらら。

では、おやすみなさい。

いい夢を。

 

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ポンペイ展(1)

2022-01-16 12:05:44 | Weblog

おはようございます。

東博のポンペイ展が始まったというので初日(1月14日)に出かけてきた。ぼくはイタリアのポンペイ遺跡を二度ほど訪ねている。二度目は、定年退職してから2年目の2006年6月だった。残念ながら、そのときブログ開始二か月前で、旅日誌はつけていない。ただ、ノート日記はつけていたので、それを元に、大病し退院後の自宅療養中の2017年6月に”思い出旅行”としてブログ記事にしている。そのとき、ポンペイ遺跡の出土品を収蔵するナポリ国立考古学博物館にも行っている。本展では、同博物館の遺跡出土品、150点が展示されている。また家の一部も再現されたり、壁画の映像もあり、十分、楽しめる。写真撮影も可能だったので、ここでは、ふんだんに写真を使い、展覧会を振り返ってみよう。

では、第一会場から順次、廻りましょう。

序章 ヴェスヴィオ山噴火とポンペイ埋没

ヴェスヴィオ山とポンペイ遺跡。 ローマ人がつくった古代都市ポンペイが、79年8月24日のヴェスヴィオ火山の大噴火により、一夜にして灰の下にすっぽり埋まってしまった。ようやく、18世紀になって発掘が進められ、2000年前の都市とは思えない、驚くべき光景を目にすることになる。

バックスとヴェスヴィオ山(噴火前に描かれたフレスコ画)

女性犠牲者の石膏像

凝灰岩にはまり込んだ片手鍋

第一章 ポンペイの街/公共建築と宗教

1万人ほどの人口の古代都市ポンペイの街にも、フォルム(中央広場)、劇場、円形闘技場、浴場、運動場といった公共施設があった。本章では、こうした公共施設にまつわる作品が展示されている。神々を祀る神殿もまた都市に必要な要素であった。ポンペイで信仰されたアポロ、ウェヌス、イシスといった神々に関する作品を通じて、ポンペイにおける宗教と信仰についても思いを馳せる。

フォルム(中央広場)の日常風景(フレスコ画)

アウグストウスの胸像

ライオン頭部形の吐水口

水道のバルブ

凝アルカイテック様式のアポロ(大理石)

ビキニのウェヌス(大理石)

沐浴する直前のウェヌス(ヴィーナス)の姿を表現。サンダルを脱ごうとしている美の女神を、プリアプスとクピドが支えている。装身具を表わす金彩や彩色が残存している。邸宅の広間にあった水盤の前に設置されていた。

(うしろから)

食卓のヘラクレス(ブロンズ)

三美人(フレスコ画)

ウェヌス(フレスコ画)

インド神官とハルポクラテス(フレスコ画)

インド神官

パピルスの巻物をもつイシス神官

ライオン形三本脚つきモザイク天板テーブル

俳優(悲劇の若者役と遊女役)

辻音楽士(モザイク)

円形闘技場での乱闘の家(壁画一部)

兜と臑当て

ポリュクレイトス 槍をもつ人(大理石)

では、次回は第2章へ。(つづく)

それでは、みなさん、今日も一日、お元気で!

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三浦の早咲き系河津桜、見頃に 御嶽海、単独トップに 

2022-01-15 22:45:31 | Weblog

こんばんわ。

新年まで続いた紅葉狩りが終わると、すぐ桜のお花見に入る(笑)。そのトップ争いは、いつも、熱海の熱海桜と三浦の河津桜がしのぎを削っている。今年は三浦の河津桜に軍配が上がった。

河津桜は通常、本場の伊豆の河津でも、神奈川の松田、三浦でも2月中旬に見頃となるが、早々と1月中旬に見頃に入る早咲き系が一部ある。

京急三浦海岸駅から15分も歩くと線路沿いに河津桜並木が延々とつづく。その並木がはじまる10本ほどが早咲き系で、そのうちいくつかが見頃になっていた。根元の、菜の花も見頃である。

京急の線路沿いである。ちょうど電車がやってきた。

見頃である。

菜の花も。

大部分の普通系はまだ固い蕾。見ごろとなる一と月後にまた。

幹は艶やか。

十分、楽しみ、京急三浦海岸駅に戻り、近くの海防陣屋跡に寄る。徳川幕府は異国船の渡来に備えて、江戸湾の防備を固めるため、玄関口となる三浦半島の警備を行うため彦根藩主・井伊直弼に命じ、ここに海防陣屋を築いた。彦根藩のあと長州藩、熊本藩も担当した。桂小五郎(のちの木戸孝允 当時21歳)、伊藤俊介(のちの博文、当時16歳)もここに務めたという。跡地は、三浦市南下浦市民センターになっていて、河津桜が二本、植えられている。一つは普通系でもう一つが早咲き系である。

早咲き系は見頃に入っていた。

見上げると、線路沿いでは見かけなかったメジロのつがいがせわしく飛び回って蜜を吸っていた。ラッキー!

普通系の記念樹はまだ固い蕾。翼を拡げるような姿で、満開になると見事だ。

大相撲7日目。昨日の波乱につづいて、何か起こると思っていたが、全勝の阿炎が阿武咲に不覚。あぶないと思われた御嶽海は玉鷲を落ち着いて破り、全勝を維持し、単独トップに立った。王鵬は3敗目。どうした正代は4敗目。

阿武咲、阿炎を破り、優勝戦線に残る。

御嶽海、じっくり、料理。全勝!いつもと違うぞ。

連敗はしない照ノ富士。一差ならまだ本命。

では、おやすみなさい。

いい夢を。

明日が十三夜月。

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照ノ富士、玉鷲に不覚 御嶽海と阿炎は全勝

2022-01-14 21:47:18 | Weblog

こんばんわ。

上手の手から水が漏れる、という諺があるが、今日の照ノ富士はまさにそれ。玉鷲に追い込まれても、いつもの通り、立て直して、投げ飛ばすだろうと思っていたが、転がったのは照ノ富士の方だった。初日からの6連勝ならず、通算連勝記録も23でストップした。一方、全勝の御嶽海と阿炎は白星を重ね、優勝争いのトップに立った。本命の照ノ富士に先行したことで、中盤戦がとても面白くなってきた。よくやった玉鷲!

玉鷲 突き落とし 照ノ富士

玉鷲は4個目の金星。過去に、日馬富士、鶴竜、稀勢の里から奪っている。今場所はまだ1敗で優勝を狙える位置にいる。2019年の初場所、関脇で13勝2敗、初の幕内最高優勝を飾っている。初場所はゲンがいのだ。初土俵からの通算連続出場回数が1391回(継続中)、歴代5位というすごい記録ももっている。

阿炎、志摩ノ海に攻められても、逆転。照の富士のようになってきた。全勝!

御嶽海もいいぞ、遠藤を料理、北の富士さんもご機嫌。

正代は3敗目。北の富士さんもさじを投げた感じ(笑)。

王鵬は元大関栃ノ心から白星を。力のあるところを魅せつける。4勝2敗。

宇良はいつも面白い相撲を魅せてくれる。今日も霧馬山を相手に。うららうららうらうららこの世は私のためにある♪

これで、全勝の御嶽海、阿炎を、照ノ富士、玉鷲が1敗で追う展開となった。明日7日目、また一波乱ありそう。

今日は上野へ。東博のポンペイ展と古典芸能展。どちらもとても面白かった。詳細はのちほど。ここでは噴水広場のウインターチューリップを。向こうに見える建物が東京国立博物館(東博)。

 

では、おやすみなさい。

いい夢を。

4日後の18日が満月。おすもうも中盤戦終了。さて、照は王鵬は阿炎は御嶽海はどうなっているか。

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初場所序盤戦おわる 照ノ富士、御嶽海、阿炎、5連勝 王鵬、2敗に

2022-01-13 22:22:37 | Weblog

こんばんわ。

今日、大相撲初場所の序盤戦が終了した。ぼくが初日段階で優勝予想した上位4力士のうち、照ノ富士と御嶽海は残ったが、なんと二番手に推していた貴景勝がはやくも休場という事態となった。また、4番手に期待を込めて推挙した新入幕の王鵬は3連勝後、連敗。こちらも優勝争いから脱落してしまった。

一方、無印だった阿炎が先場所の優勝争いの勢いそのままに好調を維持し、5連勝とトップ集団に入ってきた。また、今日は負けたが、阿武咲も4勝1敗と第二集団のトップを走る。このグループには玉鷲、宝富士、妙義龍、千代丸とベテラン勢もつけていて、勝機を伺っている。

果たして、中盤戦、照ノ富士が引き離しにかかるのか。御嶽海が、北の富士さんにまたやったと言われずに(笑)、10連勝し、照にぴったりついていけるか。そして、不祥事による幕下転落からの”逆転人生”の阿炎。地獄を見てきた男の強さで、このまま一気に勝ち進めるか。

ということで、序盤戦終了時点での4強を選出したい(笑)。すでに2敗している力士は除くことにしたので、残念ながら期待の王鵬を外さざるを得ない。休場の貴景勝ももちろんはずれる。その代わりに阿炎と阿武咲を入れ、次のラインアップで中盤戦に臨みたい。

本命:照ノ富士、対抗:御嶽海、穴:阿炎、大穴:阿武咲

5日目の取組

照ノ富士、逸ノ城に完勝

御嶽海、強し。霧馬山を圧倒!

阿炎、北勝富士を押し出す。

正代、とほほ。昨日、拾った白星をたやすく捨てる。

王鵬、連敗。相手はかって王鵬同様に将来を嘱望された輝。たやすくは勝てない。

お月さまはふくらむ一方なのに。王鵬、満月までには勝ち越したい。

では、おやすみなさい。

いい夢を。

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M式「海の幸」  森村泰昌 ワタシガタリの神話

2022-01-13 11:05:34 | Weblog

おはようございます。

京橋のアーティゾン美術館で”M式「海の幸」  森村泰昌 ワタシガタリの神話”展が1月10日まで開催されていた。12月24日、クリスマスイブの日に訪ねた。あの誰でも知っている、青木繁の”海の幸”(1904)をモチーフに 森村泰昌式の”海の幸”を描こうという展覧会である。森村は、ゴッホの自画像に扮するセルフポートレイト写真”肖像(ゴッホ)”で知られるが、さて、海の幸はどう料理され、再生されたでしょうか。

まず、お得意のセルフポートレイト写真から。青木繁に扮する森村泰昌。(序章 ”私”を見つめる)

青木繁 自画像

森村泰昌 自画像/青春(AOKI)

森村泰昌 ワタシガタリの肖像(ゼラチンシルバープリント)

そして、青木繁の原作が並ぶ (第1章 海の幸鑑賞)写真はそのいくつか。

海の幸

海 海景(布良の海)

わだつみのいろこの宮

大穴牟知命

第2章 ”海の幸”研究では、ジオラマ(立体的研究)や色合わせ、衣装などの研究作品が並ぶ。ここでは、その一部だけを。

ジオラマシリーズの一つ。

色合わせシリーズ。

衣装

そしていよいよM式”海の幸”変装曲(第3章)が始まります。

さて、森村式”海の幸”とは。青木繁の海の幸が生まれた明治からはじまって、大正、昭和、そして現在、さらには未来へと海の幸は変貌してゆく。よく見ると、登場人物はすべて森村自身の変装である。それで、変奏曲ではなく、変装曲。1番から10番まで。

それぞれ、どんな場面なのか、この説明文を読まれて、想像して下さい。

M式海の幸第1番 假象(かしょう)の創造 

M式海の幸第2番 それから

M式海の幸第3番 パノラマ島綺譚

M式海の幸第4番 暗い絵

M式海の幸第5番 復活の日1

M式海の幸第6番 われらの時代

M式海の幸第7番 復活の日2

M式海の幸第8番 モードの迷宮

M式海の幸第9番 たそがれに還る

部分

M式海の幸第10番 豊穣の海

部分(遮光器土偶のような姿に)

最後の2枚。どう読むか。未来の人類のたそがれがさびしい。でも豊穣の海はかわらない。と読む(笑)。ただ、森村は最後の絵が最初の絵につながると言っている。その頃、三島の豊穣の海を読み、輪廻ということが浮かんだという。そういえば、土偶の仮面をかぶった人間はモリを持っている。鮫を仕留め、また仲間とかついでゆくのだろうか。人類にまだ希望は残っている、ということか。

(以下、アーティゾン美術館の公式サイトより)1985 年、ゴッホの自画像に扮するセルフポートレイト写真を制作して以降、今日に至るまで、古今東西の絵画や写真に表された人物に変装し、独自の解釈を加えて再現する「自画像的作品」をテーマに制作し続ける森村泰昌を迎えます。 森村は、青木繁《自画像》(1903 年)、《海の幸》(1904 年)にインスピレーションを得た作品を制作するなど、以前から当館の青木作品へ密かな想いを寄せていました。 このたび、その森村が改めて《海の幸》と本格的に向き合い、当作品が制作された明治期以降の日本の文化、政治、思想などの変遷史を“森村式”、略して“M式「海の幸」”として形象化し、青木への熱い想いを新たなる作品シリーズへと昇華させます

それでは、みなさん、今日も一日、お元気で!

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逗子海岸の正月富士 葉山の山口蓬春記念館 初場所はらはらどきどき

2022-01-12 21:51:32 | Weblog

こんばんわ。

ベランダからの富士山がとてもきれいだったので、午前中、正月(一月)初の逗子海岸へ出掛けた。ランチは海岸沿いのあのカフェとすぐ決まった。

午前11時頃の逗子海岸から見る正月富士。

のどかな正月富士。湘南の各海岸(茅ヶ崎から葉山まで)からの富士山はそれぞれ風景が異なり、それぞれうつくしい。ここのは江の島が富士山の前景に。

富士山を右に見てウインドサーフィンのグループ

空を見上げれば凧と正月富士。

日曜画家さんの絵もすばらしい!

そして、なぎさ橋珈琲でランチ。運よく10分待ちで、案内された席も富士見ゾーン。パスタについ赤ワインをつけてしまった(笑)。特等席だもの、一杯飲まないわけにはいかない。

午後は、ここからバスで葉山へ。三ヶ丘で降りと、海側が神奈川近代美術館、山側に山口蓬春記念館。山の中腹に旧住居がそのまま美術館になっている。まるで、山口蓬春家にお正月のご挨拶に行くような感じ。

玄関口。二階建て。二階から葉山の海が見える。

庭園も広々、梅、桜、紅葉と四季折々、楽しめる。今日はロウバイが少しだけ咲いていた。ここにみもざの大木があるのだが、庭の人が、数年前の大風で倒木し、植え直し、元気になってきたが、花を咲かせるまでにはなっていないという。今年も花芽はみられないようだ。

画室。

画室の裏も日本庭園になっている。

展覧会はこれ。山口蓬春と吉祥コレクション―モティーフ・文様に込められた願いとは。

写真撮影禁止なのが残念。サイトの写真をお借りするしかない。

武陵桃源(山口蓬春)

白蓮木蓮(山口蓬春)。これは新橋演舞場の緞帳の原画。同窓の建築家、吉田五十八が演舞場を設計したよしみ。蓬春の二階の客間、清方の画室も吉田五十八の設計。

飛鴨図(尾形光琳)。抱一の”光琳百図”にも入っている。蓬春はお正月には必ず、これを床の間に掛けて、新春のひとときを過ごしたとのこと。

img210203-01.jpg

《白磁緑彩龍文鉢》中国・明時代 蓬春の所蔵

img210203-01.jpg

鏑木清方は山口蓬春より15歳上でいろいろ面倒をみた。戦後、清方は鎌倉に蓬春は葉山に居をうつし、親交がつづき、没後、それぞれの旧居が美術館になっている。今回もそうだが、よく連携展覧会を開催する。

葉山に昇る上弦の月プラス2

初場所4日目ははらはらどきどきの一戦ばかり。

御嶽海、取り直し。でもなんとか4連勝。

正代、行事差し違えで白星を拾う。3勝1敗。

照ノ富士、あわや、宇良に金星提供か。その後立て直し4連勝。

王鵬は1敗目、貴景勝は怪我で休場。

序盤戦もあと一日。大事な5日目。王鵬、連敗は避けたい。

では、おやすみなさい。

いい夢を。

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京鹿子娘五人道成寺 江戸小紋力士五人国技館 

2022-01-11 22:25:50 | Weblog

こんばんわ。

今日は、辻堂でシネマ歌舞伎”京鹿子娘五人道成寺”を見てきた。実はおなじものを2018年1月に見ている。そのときのブログ記事に結構、細かく書いているので、ここでは抜粋だけを。

娘道成寺は歌舞伎舞踊の中でも最高峰に位置するもので、これを歌舞伎座で公演できるのは女形としては最高の喜びと、いつか玉三郎が語っていた。もちろん、自身でも何度も演じているが、今回は、花子が玉三郎ひとりでなく、五人で踊り分けるという特別なもの。平成28年12月に歌舞伎座で上演されたものの実写映画。

桜の花が咲く道成寺の鐘供養のために訪れた白拍子の花子は、実は叶わぬ恋の恨みから僧安珍を焼き殺した清姫の亡霊。だから、ときには、清姫の恐い表情が現われる、この辺りが一番の勘所で、玉三郎はその微妙な演舞を”でも、白拍子の花子を超えてならない”という言葉で表現する。

五人の花子が、代わる代わりに現れ、時には五人一緒に、花笠や鞨鼓(かっこ)、手踊りなどで華やかに踊り継いでゆく舞台。フィナーレは鐘が落ち、そこには蛇体となって姿を現す五人娘。

七之助と児太郎

梅枝と勘九郎

さて、これを受け、初場所の優勝を争う力士たちに当てはめ、ちょっと茶化してみた。歌舞伎役者に比べると、ちょっと、むさくるしいかも知れませんが(笑)、演目は、江戸小紋力士五人国技館と致しまする。国技館を回向院にしても良いかも。

玉三郎に匹敵するのは、やはり照ノ富士。今日も、顔では負けるが霧馬山に圧勝。初場所3連勝、通算21連勝と見事な舞を魅せてくれた。江戸小紋の着物が似合いそう。

二番手は、中村屋の七之助に匹敵する、若手のホープ、大鵬屋の王鵬。今日も剣翔に勝ち、初日から3連勝。北の富士さんから”前途洋々とはこの人のためにある言葉”とまで褒められた。

三番手は、やはり3連勝で好調の御嶽海。今場所はやりそう。と、いつも思わせてコロリだが(笑)。

四番手は、正代。3連勝なるかと思ったが。やはり序盤でつまずく。とほほの正代の面目躍如。

五番手はよもやの連敗もまだ、期待したい貴景勝。もし明日も負けるようだと、代役は宇良に!

はじめの相撲は貴景勝に軍配が上がったが、審査で同体取り直しに。

取り直しで、注文相撲に遭う。

以上、京鹿子娘五人道成寺のお相撲版でござりまする。

では、おやすみなさい。

いい夢を。


夜9時頃に晴れてきて、上弦の月プラス1が現れた。

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王鵬連勝 照ノ富士は20連勝 上弦の月

2022-01-11 08:13:04 | Weblog

おはようございます。

”隣の家に囲いができたよ、へー”、なんて小噺がむかしあったが、今は、”大鵬の孫が幕内入りしたよ、おぉ、ほぉ”(笑)。

その王鵬、初日、三役経験者の強敵、魁聖を一気に押し出し、見事な白星スタートを切った。そして、二日目も琴恵光にもろ差しを許す不利な体勢ではあったが、左からおっつけながら挽回、突き落としで破った。おぉ、ほぉと大向うを唸らせた。

祖父、大鵬は1960年初場所で新入幕。その場所で記録した初日からの11連勝は、今も史上1位の記録だそうだ。その祖父は王鵬がまだ12歳(中学1年)だった2013年1月19日に亡くなった。命日は今場所の11日目。そこまで勝ち進めば祖父の記録に並ぶ。まるで相撲の神様がつくったシナリオのようだ。やってくれそうな気がする。

ベランダに出ると、真上の空に上弦の月が輝いていた。満月は18日(10日目)だから、十六夜の月で祖父、大鵬の大記録に並ぶことになる。

連勝と言えば、照ノ富士が二日目も勝ち、先々場所13日目からの20連勝を達成。むかうところ敵なしで、いよいよ、大鵬や白鵬の連勝記録に挑戦の態勢に入った。1919年の栃木山以来の新横綱から3場所連続優勝という偉業もほぼ間違いないのでは。

二日目も若隆景に攻め込まれたが、軽く料理、連勝した。

御嶽海は逸ノ城に完勝。どこまで照ノ富士についていけるか。

照の対抗馬と期待した貴景勝は情けない。早くも土。押し相撲は波がある。

正代は2連勝。宇良は脳震盪か、ふらふらしていた。休場しなければいいが。

元、稀勢の里、二所ノ関親方になって初めての解説。2連勝と好スタートをきった阿炎と阿武咲に期待するとの言葉。

さて、三日目はどうなるか。目を離せない。

それでは、みなさん、今日も一日、お元気で!

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虎の威をかる猫 雪柳紅葉 残雪と花

2022-01-10 11:28:18 | Weblog

おはようございます。

雪国の人にはわらわれるかもしれないが、ぼくらにはめったにない雪景色は尊い。昨日まであった残雪が、さすがに三日目の朝散歩ではほとんど消えてしまっていた。

昨日はこの公園の虎ちゃんの周囲は雪が残り、なかなか風情があったのだが、カメラを忘れていたので撮れなかった。今日は残念ながら、いつもの公園に戻っていた。そのまま行きすぎようとしたら、虎ちゃんの上ににゃんこがいるではないか。うん、”虎の威をかる猫”だ、と、ポケットからカメラを取り出した。

こっちを向いて! よし、パチリ。”残雪と虎”よりこっちの方が良かったかもしれない。寅年にはじめて撮った猫が虎におんぶの写真とは、幸先いいぞ(いや、最初はあの吾妻山の菜の花猫だった、あの猫も可愛かったな)。”虎の威をかる猫”というより、弱そうな虎なので、むしろ”猫の威をかる虎”かな。

公園の近くのお宅の玄関口の椿、”玉の浦”がもう咲き始めていた。長崎五島の名花が近所で見られる幸せ。

ぐるっと回わって桜道へ。ここの雪柳が雪をかぶってから急にきれいな紅葉になった。

紅葉の中に小さな雪のような花が一つふたつ。春が待ち遠しいのかな。

そうそう、昨日と一昨日、大船フラワーセンターと東慶寺の残雪風景を見てきた。ボツにするにはかわいそうなのでここへ出させてあげましょう。いいでしょうか寅さん。

フラセンの部。

雪椿(寒椿と残雪)

菜の花と残雪

蠟梅と残雪

石楠花前の残雪

春になれば・・・

残雪と梅林

初雁

八重寒紅

”残雪”という名の梅。まだ寝ている。とほほ。もし雪が蕾にかかっていたら褒めてやったのに。

残雪だるま

東慶寺の巻。

残雪門と苔

残雪ろうばい(二種)

残雪菊。 福寿草だったらもっとうれしいのに。

日の丸菊あるいは梅干し弁当菊

羊歯紅葉と残雪

残雪茶室

残雪も寄り付かずボケの花。粋な黒塀によりそうお富さん。

いろいろ寄せ集めの日誌でした。

それでは、みなさん、今日も一日、お元気で!

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