こんばんわ。
今日は、辻堂でシネマ歌舞伎”京鹿子娘五人道成寺”を見てきた。実はおなじものを2018年1月に見ている。そのときのブログ記事に結構、細かく書いているので、ここでは抜粋だけを。
娘道成寺は歌舞伎舞踊の中でも最高峰に位置するもので、これを歌舞伎座で公演できるのは女形としては最高の喜びと、いつか玉三郎が語っていた。もちろん、自身でも何度も演じているが、今回は、花子が玉三郎ひとりでなく、五人で踊り分けるという特別なもの。平成28年12月に歌舞伎座で上演されたものの実写映画。
桜の花が咲く道成寺の鐘供養のために訪れた白拍子の花子は、実は叶わぬ恋の恨みから僧安珍を焼き殺した清姫の亡霊。だから、ときには、清姫の恐い表情が現われる、この辺りが一番の勘所で、玉三郎はその微妙な演舞を”でも、白拍子の花子を超えてならない”という言葉で表現する。
五人の花子が、代わる代わりに現れ、時には五人一緒に、花笠や鞨鼓(かっこ)、手踊りなどで華やかに踊り継いでゆく舞台。フィナーレは鐘が落ち、そこには蛇体となって姿を現す五人娘。
七之助と児太郎
梅枝と勘九郎
さて、これを受け、初場所の優勝を争う力士たちに当てはめ、ちょっと茶化してみた。歌舞伎役者に比べると、ちょっと、むさくるしいかも知れませんが(笑)、演目は、江戸小紋力士五人国技館と致しまする。国技館を回向院にしても良いかも。
玉三郎に匹敵するのは、やはり照ノ富士。今日も、顔では負けるが霧馬山に圧勝。初場所3連勝、通算21連勝と見事な舞を魅せてくれた。江戸小紋の着物が似合いそう。
二番手は、中村屋の七之助に匹敵する、若手のホープ、大鵬屋の王鵬。今日も剣翔に勝ち、初日から3連勝。北の富士さんから”前途洋々とはこの人のためにある言葉”とまで褒められた。
三番手は、やはり3連勝で好調の御嶽海。今場所はやりそう。と、いつも思わせてコロリだが(笑)。
四番手は、正代。3連勝なるかと思ったが。やはり序盤でつまずく。とほほの正代の面目躍如。
五番手はよもやの連敗もまだ、期待したい貴景勝。もし明日も負けるようだと、代役は宇良に!
はじめの相撲は貴景勝に軍配が上がったが、審査で同体取り直しに。
取り直しで、注文相撲に遭う。
以上、京鹿子娘五人道成寺のお相撲版でござりまする。
では、おやすみなさい。
いい夢を。
夜9時頃に晴れてきて、上弦の月プラス1が現れた。