みどりの一期一会

当事者の経験と情報を伝えあい、あらたなコミュニケーションツールとしての可能性を模索したい。

福島第一原発事故/1号機原子炉損傷は5時間後/放出77万テラベクレル

2011-06-06 21:22:27 | 地震・原発・災害

今年も丁字草が咲きました。
チョウジソウ(丁字草)は花を、横から見ると「丁」字形に見えるから丁字草。
珍しい山野草なのですが、枝垂れ紅葉の下の半日陰の環境が気に入ったのか
ほぼ放任で、毎年増えていきます。
   
 チョウジソウ(丁字草)の栽培
   

   

ユキノシタの花も咲いています。
こちらも放任でよく増えます。
  

  

応援クリック人気ブログランキングへ してね 
本文中の写真をクリックすると拡大します。

昨日のNHKスペシャル以後、NHKが、福島原発事故の直後に、
現場で起きていたことを、内部文書により、次々に明らかにしています。
要するに、東電は原発事故にはまったく対応不能だったということ。

何が起きているのか事実が分からないのに、「安心、安全、大丈夫」と繰り返し、
た人たちは、どう責任を取るつもりでしょうね。

 オフサイトセンター 機能せず 
6月6日 20時11分 NHK

東京電力福島第一原子力発電所の事故で、現地で関係機関が一堂に会し、事故の対応や住民の避難などの対策に当たるはずだった「オフサイトセンター」と呼ばれる施設が、地震による停電や事故後の放射線量の上昇などで機能しなくなっていく様子が、当時の状況を記録した経済産業省の原子力安全・保安院の内部文書から分かりました。政府は「現地が機能しない場合、柔軟な対応が必要だ」として、オフサイトセンターの仕組みを見直す方針です。
オフサイトセンターは、平成11年に茨城県東海村で起きた臨界事故をきっかけに、全国の原発などの周辺22か所に設けられ、政府や自治体、それに警察や自衛隊などが一堂に会し、原子力事故の対応や住民の避難方法を決めるなど具体的な対策に当たることになっていました。NHKが入手した、原子力安全・保安院が福島第一原発事故での対応を時系列で記録した内部文書によりますと、福島第一原発から5キロ離れたオフサイトセンターでは、3月11日の地震発生直後に停電したうえ、非常用のディーゼル発電機も故障して動かず、通信手段や重要な設備の多くが使えなくなっていました。また、事故当日の午後10時すぎにオフサイトセンターに集まったのは、3機関の15人だけだと内部文書には記されていて、本来集まるとされていた20余りの機関に比べると、ごく一部にとどまっていたことが分かります。さらに、1号機が爆発した3月12日には、建物内部でも放射線量が上昇し始めていて、福島のオフサイトセンターには、放射性物質が内部に入るのを防ぐ設備が十分でないことが影響しているとみられています。その後も放射線量は上昇し、事故から5日目には現地対策の拠点がおよそ60キロ離れた福島県庁に移されることになり、オフサイトセンターは今回の事故ではほとんど機能しませんでした。政府は「現地が機能しない場合、柔軟な対応が必要だ」として、オフサイトセンターの仕組みを見直す方針です。 


 1号機原子炉損傷は5時間後 
6月6日 19時35分 NHK

東京電力福島第一原子力発電所の事故で、核燃料が溶け落ちる「メルトダウン」が起きて原子炉が損傷した時期について、経済産業省の原子力安全・保安院が解析した結果、1号機では地震発生からおよそ5時間後で、東京電力の解析よりも10時間早いとする見解を公表しました。
原子力安全・保安院は、先月、東京電力から提出された福島第一原発の事故に関する記録などを基に、事故の経緯について独自に解析しました。それによりますと、1号機では、津波によって原子炉の冷却機能が失われ、地震発生の2時間後には核燃料が水面から現れ始め、地震発生から5時間後の3月11日午後8時ごろには、メルトダウンが起きて原子炉が損傷した可能性があるとしています。これは、東京電力の解析よりもおよそ10時間早くなっています。また、2号機では、地震発生からおよそ80時間後の3月14日の午後10時50分ごろ、3号機では、およそ79時間後の3月14日の午後10時10分ごろにメルトダウンが起きて原子炉が損傷したとしています。東京電力の解析と比べると、2号機ではおよそ29時間早い一方で、3号機はおよそ13時間遅くなっています。東京電力の解析と異なる結果になったことについて原子力安全・保安院は「原子炉に水を注入した量や解析の計算方法が違うためだが、メルトダウンに至る経緯はおおむね一致する」としています。また今回の事故で、3月11日から16日までに大気中に放出されたヨウ素131とセシウム137を合わせた放射能の量は、1号機から3号機まで合わせると、およそ77京ベクレルに上ると推定しています。この値は、ことし4月に国際的な基準に基づく事故の評価を「レベル7」に引き上げた際に試算した値のおよそ2倍になります。これについて原子力安全・保安院は「2号機からの放出量をこれまでの圧力抑制室だけでなく、格納容器からも漏れ出たと仮定した結果、量が倍になった」としています。今回の解析結果は、20日にウィーンで開かれるIAEA=国際原子力機関の閣僚級会合で、日本政府が提出する報告書に反映される予定です。


福島第一1号機、地震当日に圧力容器も破損か 

 経済産業省原子力安全・保安院は6日、東京電力福島第一原子力発電所1~3号機の炉心溶融について、解析結果を公表した。
 東電が先月発表した解析結果と比べると、1号機の炉心損傷時間は1時間早い「3月11日午後4時40分ごろ」で、これに続く圧力容器の破損も、同じく10時間早い「11日午後8時ごろ」だった。
 また2号機は、圧力容器の破損は東電の解析より29時間も早い「14日午後10時50分ごろ」と推定された。逆に3号機の圧力容器の破損は、東電の解析より13時間遅く、「14日午後10時10分ごろ」となった。
 東電の解析と差が生じたことについて、保安院は「東電と異なる計算手法を取ったため」としている。炉心溶融に至る傾向そのものは一致したという。
(2011年6月6日15時42分 読売新聞) 


放出77万テラベクレルと修正 第1原発、推計の2倍強  

 経済産業省原子力安全・保安院は6日、福島第1原発100+ 件事故の発生直後に大気中に放出された放射性物質の量について、77万テラベクレル(テラは1兆)と従来の推計を2倍強に上方修正する解析結果を発表した。地震から約5時間後の震災当日に1号機で原子炉圧力容器が破損するなど、東京電力の解析より事態が急速に進行していたことも判明。汚染規模の大きさと事故の深刻さを裏付ける結果となった。
 政府は7日に原子力災害対策本部を開催。今回の解析結果を反映させた報告書をまとめ、今月下旬にウィーンで開かれる国際原子力機関(IAEA)閣僚級会合に提出する。
2011/06/06 19:49 【共同通信】


最後まで読んでくださってありがとう
人気ブログランキングへ  クリックを

 記事は毎日アップしています。
明日もまた見に来てね
  

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする