高速増殖炉「もんじゅ」の原子炉に落ちていた装置の引き抜き作業は、
今朝、ぶじに終わり、炉内中継装置は回収されたそうです。
まずはよかったのですが、日本原子力研究開発機構はもんじゅの運転再開を諦めていないようです。
もんじゅ落下装置、詳しく調査へ 年度内稼動は厳しく(2011年6月24日 福井新聞)
わたしは「もんじゅ」について、始動のときから反対しています。
昨日、いちばんアクセスが多かったのは、この記事。
福島だけでなく、危険な「もんじゅ」に関心が高まっています。
「もんじゅ」の試験運転再開に反対します/ストップ・ザ・もんじゅ!(2010-05-07 )
一昨日の夕刊に、2000年に亡くなった高木仁三郎さんのことがのっていました。
執筆されているのは、高木仁三郎さんの本をたくさん出していらっしゃる、
七つ森書館の中里英章さん。
わたしも今回の原発事故のあと、高木さんの本を何冊か読み返しました。
2011.6.22 中日新聞
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中日の記事に紹介されている『あきらめから希望へ』ももっているはず、
と探したのですが、見当たらないので、子どもにあげたのかも知れません。
本棚にあった高木仁三郎さんの著書のかずかずを紹介します。
チェルノブイリ原発事故のあとに刊行された本ですが、
読んでもとても参考になりますし、福島原発の事故を予言しているような内容に考えさせられます。
関心のある方は、ぜひ読んでみてください。
『森と里の思想―大地に根ざした文化へ』
前田 俊彦 (著), 高木 仁三郎 (著) /七つ森書館 (1986/10)
書評 森と里の思想
『チェルノブイリ 最後の警告』
高木仁三郎著/七つ森書館 (1986/12)
「最大の、そしておそらく最後の天からの警告、それがこの事故の意味だろうと思います。
このメッセージを受け取りそこなえば、次は日本の番でしょう」。
『われらチェルノブイリの虜囚―ドキュメント・日本原発列島を抉る』
高木仁三郎・水戸巌-反原発記者会/三一書房 (1987/04)
『原発事故はなぜくりかえすのか』
高木仁三郎著/岩波書店 (2000/12/20)
『高木仁三郎著作集 全12巻』
第1巻 脱原発へ歩みだす1(解説:久米三四郎/解題:西尾漠)
第2巻 脱原発へ歩みだす2(解説:市川定夫/解題:西尾漠)
第3巻 脱原発へ歩みだす3(解説:武本和幸/解題:西尾漠)
第4巻 プルートーンの火(解説:古川路明・小木曽美和子/解題:西尾漠)
第5巻 核燃料サイクル施設批判(解説:鎌田慧/解題:西尾漠)
第6巻 核の時代/エネルギー(解説:山口幸夫/解題:西尾漠)
第7巻 市民科学者として生きる1(解説:花崎皋平/解題:西尾漠)
第8巻 市民科学者として生きる2(解説:松崎早苗/解題:西尾漠)
第9巻 市民科学者として生きる3(解説:斉藤文一/解題:西尾漠)
第10巻 鳥たちの舞うとき(解説:佐高信・高木郎/解題:西尾漠)
第11巻 子どもたちの未来(解説:澤地久枝/解題:西尾漠)
第12巻 論集(解説:古川路明/解題:西尾漠)
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今朝、ぶじに終わり、炉内中継装置は回収されたそうです。
まずはよかったのですが、日本原子力研究開発機構はもんじゅの運転再開を諦めていないようです。
もんじゅ落下装置、詳しく調査へ 年度内稼動は厳しく(2011年6月24日 福井新聞)
わたしは「もんじゅ」について、始動のときから反対しています。
昨日、いちばんアクセスが多かったのは、この記事。
福島だけでなく、危険な「もんじゅ」に関心が高まっています。
「もんじゅ」の試験運転再開に反対します/ストップ・ザ・もんじゅ!(2010-05-07 )
一昨日の夕刊に、2000年に亡くなった高木仁三郎さんのことがのっていました。
執筆されているのは、高木仁三郎さんの本をたくさん出していらっしゃる、
七つ森書館の中里英章さん。
わたしも今回の原発事故のあと、高木さんの本を何冊か読み返しました。
2011.6.22 中日新聞
高木仁三郎という希望 中里英章 "市民科学"思想の温かさ 3・11の原発震災後、高木仁三郎さんの著書を新装版として出版しました。『チェルノブイリ原発事故』『食卓にあがった放射能』『反原発、出前します』の三冊ですが、20年も前に出版されたとは思うないほど、みずみずしい文章が語りかけてくるのに驚かされました。・・・ 高木さんとであったのは969年のことです。・・・・ ・・・・・・・・・・・(中略)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1987年に『あきらめから希望へ』(花崎皋平との対論)を出版しました。社会は重苦しい雰囲気に包まれていました。未曾有の大災害となったチェルノブイリ原発事故から一年を経ていましたが、ヨーロッパやウクライナの悲惨な被害の実態が次々に報じられていたからです。日本でも、ジェット気流にのって飛んできた放射能で食品が汚染されるなど、原発を推進する側にも反対する側にもやりきれない気持ちがただよっていました。日比谷公園に二万人もの人々が集まった脱原発大集会は翌年です。 そうした状況のなかで、市民からの問い合わせや事故の原因究明に忙殺されながら、高木さんは次のような発言をしています。原発技術者や体制内に蔓延する「組織されたあきらめ」を批判したあとに、「わたしは、あきらめに対置して『希望をこそ組織しよう』と言いたい。かのパンドラの箱にひとつだけ残っていたのは希望で、ギリシャ神話によれば、それこそが私たちを生かし続けて来たものだった。かの技術者は『甘い』というだろう。だが、『冷めたあきらめ』より『甘い希望』を選ぶしかあるまい」(「朝日新聞」1987年4月23日)。 2000年10月8日、道半ばでガンで倒れたのは残念なことでした。高木仁三郎について語るとき、透明なあたたかさを感じるのは希望を抱くからではないでしょうか。 (なかざと・ひであき=編集者、七つ森書館代表) |
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中日の記事に紹介されている『あきらめから希望へ』ももっているはず、
と探したのですが、見当たらないので、子どもにあげたのかも知れません。
本棚にあった高木仁三郎さんの著書のかずかずを紹介します。
チェルノブイリ原発事故のあとに刊行された本ですが、
読んでもとても参考になりますし、福島原発の事故を予言しているような内容に考えさせられます。
関心のある方は、ぜひ読んでみてください。
『森と里の思想―大地に根ざした文化へ』
前田 俊彦 (著), 高木 仁三郎 (著) /七つ森書館 (1986/10)
書評 森と里の思想
『チェルノブイリ 最後の警告』
高木仁三郎著/七つ森書館 (1986/12)
「最大の、そしておそらく最後の天からの警告、それがこの事故の意味だろうと思います。
このメッセージを受け取りそこなえば、次は日本の番でしょう」。
『われらチェルノブイリの虜囚―ドキュメント・日本原発列島を抉る』
高木仁三郎・水戸巌-反原発記者会/三一書房 (1987/04)
『原発事故はなぜくりかえすのか』
高木仁三郎著/岩波書店 (2000/12/20)
『高木仁三郎著作集 全12巻』
第1巻 脱原発へ歩みだす1(解説:久米三四郎/解題:西尾漠)
第2巻 脱原発へ歩みだす2(解説:市川定夫/解題:西尾漠)
第3巻 脱原発へ歩みだす3(解説:武本和幸/解題:西尾漠)
第4巻 プルートーンの火(解説:古川路明・小木曽美和子/解題:西尾漠)
第5巻 核燃料サイクル施設批判(解説:鎌田慧/解題:西尾漠)
第6巻 核の時代/エネルギー(解説:山口幸夫/解題:西尾漠)
第7巻 市民科学者として生きる1(解説:花崎皋平/解題:西尾漠)
第8巻 市民科学者として生きる2(解説:松崎早苗/解題:西尾漠)
第9巻 市民科学者として生きる3(解説:斉藤文一/解題:西尾漠)
第10巻 鳥たちの舞うとき(解説:佐高信・高木郎/解題:西尾漠)
第11巻 子どもたちの未来(解説:澤地久枝/解題:西尾漠)
第12巻 論集(解説:古川路明/解題:西尾漠)
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