新聞に紹介が立て続けに載った映画『おおかみこどもの雨と雪』をみに行きたいと思っていたら、
カルコスで『おおかみこどもの雨と雪』の文庫本があったので買ってきました。
ページ数は多くないので、すいすいと一気に読めました。
おもしろかったです。
『おおかみこどもの雨と雪』(細田 守 著/角川文庫)
前評判の良い映画のほうもぜひ観たいと思っています。
映画「おおかみこどもの雨と雪」
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最新号の『婦人公論8月7日号』も買ってきました。
「シリーズ 上野千鶴子のニッポンが変わる、女が変える」の
第4回のゲストは国谷裕子さん。
『婦人公論8月7日号』
シリーズ
上野千鶴子のニッポンが変わる、女が変える
第4回
マスメディアに未来はあるか
国谷裕子=ゲスト
『婦人公論7月7日号』のゲストは、永井 愛さん。
北原みのりさんの記事も載っていておもしろかったです。
『婦人公論7月7日号』
☆シリーズ
上野千鶴子のニッポンが変わる、女が変える
第3回「未来」という言葉がなくなった
永井 愛=ゲスト
☆異なる人生を生きた二人の女の点と線
木嶋佳苗と東電OLが見つめた“同じ風景”
北原みのり
北原みのさんの『毒婦。木嶋佳苗100日裁判傍聴記』の本のことは、
うえのさんが「ちづこのブログ」に書いていらっしゃったので、
婦人公論を買う前に読んでいました。
『毒婦 木嶋佳苗100日裁判傍聴記』(北原みのり/朝日新聞出版)
新聞で興味本位でさわがれた木嶋佳苗の事件の詳細が、
北原さんの裁判傍聴記によって明らかになりました。
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カルコスで『おおかみこどもの雨と雪』の文庫本があったので買ってきました。
ページ数は多くないので、すいすいと一気に読めました。
おもしろかったです。
『おおかみこどもの雨と雪』(細田 守 著/角川文庫)
前評判の良い映画のほうもぜひ観たいと思っています。
「おおかみこどもの雨と雪」(日本テレビ、スタジオ地図、東宝ほか) 自立の道 二つの選択 女性が一人で子育てをする物語、子供が自立する物語をなぜ、アニメーションで描くのか。 女性が愛する相手が、人間とおおかみの血を継いだ“おおかみおとこ”で、その子たちが“おおかみこども”だからだ。 大学生の花(声・宮崎あおい)は、青年(声・大沢たかお)に恋をする。青年からおおかみおとこであることを告白されても、花は彼の愛を受け入れる。人間とおおかみおとこの愛はファンタジーだが、日常描写を重ねることで、リアルな恋愛物語に昇華させた。 二人の間に子供が生まれる。姉は雪、弟は雨と名付けられるが、青年が死んだ後の子育ては、毎日が戦争のよう。しかも、子供たちがおおかみこどもであることを知られないようにしなければならない。当然、そんな生活にも無理が生じてくる。3人は人の目の届かない山里に越していく。 雪と雨は、喜びや怒りを隠せない時には、人間からおおかみに知らぬうちに変身してしまう。その変化の様子はめまぐるしく、花をもどきっとさせる。ほほえましくもある様は、社会的生き物になる前の子供の本質を見事に表現している。 成長した雪と雨は、おおかみとして生きるか、人間として生きるかの選択を迫られる。2人は違う道を歩むが、それは、花が押し付けたのではない。自我の目覚めによって、おのずとたどる道だ。子供の自立というテーマが、またも、おおかみになること、ならないことを通して描かれる。 明るい雪と内気な雨。映画は、2人の個性や生き方の選択に、優劣を下さない。おおかみになって自然に帰るのが幸福で、人間社会にとどまるのは不幸といった、文明論的な視点からは自由だ。どちらの個性も大事で、どちらの道を進むのにも大きな困難が伴う。それを乗り越えていってほしいという願いが、素直に胸に響く。 オオカミと人間。自然と文明。都会と田舎。これらが対立するのでなく、共存すべきだという視点が作品から一貫して感じられる。さらに、アニメと実写という表現方法についても。男女の恋愛、子育て、子供の自立といった、家族の営みを、アニメーションが描き切ったことに驚くしかない。 「時をかける少女」「サマーウォーズ」で注目された細田守監督と、2作同様脚本を担当した奥寺佐渡子との共同作業による大きな成果である。1時間57分。TOHOシネマズ六本木ヒルズなど。(近藤孝) (2012年7月27日 読売新聞) |
「おおかみこどもの雨と雪」細田守監督、ノベライズも 2012年7月20日 朝日新聞 アニメ映画「時をかける少女」や「サマーウォーズ」を手がけた細田守監督の最新作「おおかみこどもの雨と雪」が21日から公開される。「おおかみおとこ」と恋をして2人の「おおかみこども」をもうけた女性が、2人を育てながら共に成長していく姿を描いた作品だ。今回は初の試みとして、映画の製作と並行してノベライズも手がけ、同名の文庫本を出版した細田監督に話を聞いた。(朝日新聞デジタル 梅本響子) ニホンオオカミの子孫である「おおかみおとこ」と恋に落ちた大学生・花はやがて子どもをさずかるが、生まれてきたのは半分人間で半分おおかみの「おおかみこども」だった。周囲に「おおかみこども」であることを知られないよう、苦労しながら2人の子どもを育てる花。成長した2人はやがて、それぞれの生きる道を選ぶことになる――。 前作「サマーウォーズ」では大家族の絆を描いた細田監督だったが、今回のテーマは「お母さん」。細田監督自身に子どもはいないが、「友達に子どもが生まれて、親ってすてきだな、かっこいいなと思えた。その憧れをそのまま作品にしようと思った」という。 「子どもを育てているいとこの話を聞いていると、3歳ぐらいの子どもは一番凶暴でコントロールがきかない、半分動物で半分人間のような存在。もし本当にそういう存在がいたら面白いんじゃないかと思っておおかみこどもを考えついたら、なんだかとてもかわいらしかった」 社交的な姉の雪と、内省的な弟の雨。小学生となった2人に、人間とおおかみのどちらとして生きていきたいか、選択する時期がやってくる。「子育ての行きつく先にあるのは、子どもの自立。自分で自分が生きていく道を選ぶときが、子どもが大人になる瞬間だと思う」。同時にそれは花にとって、葛藤しながらも子どもの選択を受け入れ、親としての役目を終える瞬間でもある。「自分が親になるとしたら、別人格として子どもを尊重する、そういう態度を持った親でありたい」 映画では姉の雪が語り手だが、企画段階のプロット(筋書き)は、三人称で書かれていた。「プロットの文体を使って物語を書いてみるとどうなるか、興味があった」ことが、今回の出版につながった。もともとプロットでは「物語をシンプルに書くタイプ」。出来上がった本も簡潔で力強い文体が目をひく。映画の現場を終え深夜に帰宅してから、明け方まで書くという執筆生活を3カ月送ったという。 「つとめて映画の印象と同じにしよう」と書き始めたが、「同じ物語を文章で表現しようとするには文章なりの工夫が必要で、映画と同じわけにはいかないと痛感した」と振り返る。「映画には映画でしかできない表現があるように、小説にも小説にしかできない表現がある。例えば一人称の物語は映画にできない。文体とか表現の面白さはなくなって、筋だけが残ってしまう」 子どもの頃から本が好きで、筒井康隆の本をよく読んでいた。「筒井先生の本領である『残像に口紅を』や『バブリング創世記』は絶対に映画にできない。『時をかける少女』のようなジュブナイル(少年少女向け小説)ならなんとか映画にできるけど」 今後また本を書くことはあるのか。「小説や実写映画からは多大な影響を受けているけれど、アニメーションの表現が好きだし、自分のやるべきことはアニメ映画を作ること。その流れの中でまた何か書けるといいなと思う」 |
映画「おおかみこどもの雨と雪」
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「シリーズ 上野千鶴子のニッポンが変わる、女が変える」の
第4回のゲストは国谷裕子さん。
『婦人公論8月7日号』
シリーズ
上野千鶴子のニッポンが変わる、女が変える
第4回
マスメディアに未来はあるか
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『婦人公論7月7日号』のゲストは、永井 愛さん。
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『婦人公論7月7日号』
☆シリーズ
上野千鶴子のニッポンが変わる、女が変える
第3回「未来」という言葉がなくなった
永井 愛=ゲスト
☆異なる人生を生きた二人の女の点と線
木嶋佳苗と東電OLが見つめた“同じ風景”
北原みのり
北原みのさんの『毒婦。木嶋佳苗100日裁判傍聴記』の本のことは、
うえのさんが「ちづこのブログ」に書いていらっしゃったので、
婦人公論を買う前に読んでいました。
『毒婦 木嶋佳苗100日裁判傍聴記』(北原みのり/朝日新聞出版)
新聞で興味本位でさわがれた木嶋佳苗の事件の詳細が、
北原さんの裁判傍聴記によって明らかになりました。
何が裁かれたのか?木嶋佳苗裁判 ちづこのブログNo.26 北原みのりさんの新刊『毒婦。木嶋佳苗100日裁判傍聴記』(朝日新聞出版、2012年)が届きました。〆切りのある原稿をぶんなげて、一気読みしてしまいました。おかげで睡眠不足。 木嶋佳苗になぜ興味を持ったの?と訊かれて、北原さんは「全く全く全く、わからなかったから」と書きます。 東電OL事件の時は、多くの女が「東電OLはわたしだ」とうめくように言ったと伝えられます。「この気持ち、わっかるわあ」とか「わたしだって、立ちんぼしてたかもしれない」という女たちがいます。木嶋事件は対照的です。わからなさ、不可解さ。東電OLは死人に口なしですが、反対に木嶋は能弁です。判決後に「手記」をマスメディアを借りて全文公表するなど、メディア戦略にも長けています。法廷でも雄弁でしたが、これから先も雄弁でしょう。言語能力の高さはハンパではありません。東電OLはわずかな金額で自分の肉体を売り、吝嗇にもその数字を記録して通帳の残高に達成感を味わいましたが、木嶋佳苗は引き出したカネを次々に使い果たし、貯蓄しようという意欲はありません。東電OLには、目的だの達成感だのという業績主義のまじめさがつきまとうのに対し、木嶋にはそういう達成目標を感じることができません。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(以下略)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ (2012年05月19日 ちづこのブログ) |
『毒婦 木嶋佳苗100日裁判傍聴記』北原みのり著 あたしの知らない闇 2012年06月11日 47news 木嶋佳苗。婚活サイトで知り合った男たちから合計1億円近い金を受け取り、さらに彼女の周りでは不審死が続いていた。詐欺罪・殺人罪で死刑判決を受けた彼女の、次々と男を虜にする魔性性、決して美しいとは言えない容姿。当時、そのギャップはセンセーショナルに報道され、かなりの話題を呼んだ。 本書は、コラムニストの北原みのりによる、木嶋佳苗100日裁判の傍聴記である。 あらためて読むと、すげえな、佳苗のモテぶり。男たちは彼女とまだメールのやりとりしかしていないにもかかわらず、佳苗の要求通り、金額を振り込んでいる。また、料理の腕はなかなかで、得意料理はビーフシチュー。殺害された男性の中には、そのビーフシチューを食べてから亡くなった者もいる。車の中で、練炭による一酸化炭素中毒によって、死に至っていたその男は、うっすら笑みを浮かべて亡くなっていたという。 裁判中の佳苗は、ずっと他人事のようにぼんやり聞いていたと記されている。つかめない人物像に引き込まれ、ページをめくる手が止まらない。 著者の北原は記す。「この事件が男女逆だったら、裁判官の心証はまた違っただろう」と。根深い男女の溝、「女は」「ブスは」とあざける男たち。佳苗は、そんな男たちを逆手に取って利用する。 最後の最後までつかめなかった、木嶋佳苗という女。彼女の陳腐で強引なアプローチと、それに陥る男たち。人間の中には私の知らない闇が、まだまだたくさんあるのかも。 (朝日新聞出版 1200円+税)=アリー・マントワネット |
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