昨日からまた毎日新聞で「境界を生きる」の連載がはじまりました。
今回記事を書いていらっしゃるのは丹野恒一さん。
11日に東京での性的マイノリティーのイベントを紹介して、そのご、
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今回の記事はカナダ発「境界を生きる:LGBT先進国・カナダ」。
上「偏見なくす」多くの試み、と下 子どもの診療にも実績。
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性的マイノリティー:性の多様性訴え600人がパレード 毎日新聞 2012年08月11日 同性愛や性同一性障害などの性的マイノリティーが性の多様性を訴えるイベント「セイブ・ザ・プライド!」(実行委主催、東京都、米国大使館後援)が11日、東京都渋谷区の代々木公園で開かれた。野外音楽堂でエイズ防止の啓発やダンスショーが行われた後、約600人が渋谷や原宿の街を約2キロにわたってパレードした。 参加者は、多様性を象徴するレインボーカラーの旗を身にまとったり「同性愛は趣味や病気ではありません」と書いたプラカードを掲げて行進。東京都内に住む、ともに26歳の男性カップルは「同性愛者はごく普通にみんなの近くで暮らしていると知ってほしい」と、ワイシャツにネクタイ姿で手をつないでアピールしていた。【丹野恒一】 |
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今回の記事はカナダ発「境界を生きる:LGBT先進国・カナダ」。
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境界を生きる:LGBT先進国・カナダ/上 「偏見なくす」多くの試み 毎日新聞 2012年08月15日 同性愛や性同一性障害などの性的マイノリティー(LGBT)を取り巻く環境は、時代や国によって大きく異なる。多文化・多民族国家のカナダは05年、同性間の結婚が合法化された「先進国」の一つだ。特に性的マイノリティーに友好的とされるトロントで、若者や子どもたちに対する支援の現状を取材した。【丹野恒一】 ◇当事者だけの高校も 同世代に体験語り 五大湖のオンタリオ湖岸にあるカナダの最大都市、トロント。性的マイノリティーの多様性と共感をアピールするイベント「プライド・トロント」最終日の7月1日、メーンストリートでは10日間のイベントを締めくくる恒例のパレードが行われていた。 参加者は3万人に上り、沿道は国内外から集まった120万人の観衆で埋め尽くされた。思い思いの格好で歩く当事者たちに加え、警察や銀行など「お堅い」イメージの組織も「あなたたちの生き方を支持する」などと書かれたプラカードを掲げて歩く。ひときわ目を引いたのが、トロント地区教育委員会。巨大なトレーラーの荷台に教員や生徒らがぎっしりと乗り込み、沿道から歓声を浴びていた。 トロントには、LGBTの生徒だけを受け入れる国内唯一の公立高校がある。85年の開校で、定員は40人。授業には教会の地下を使う。州外の出身者も受け入れており、寄宿費や通学費などの不足分は教会が支援する。 「親に見放され、地元の学校でもいじめ抜かれた子どもたちが集まってくる」と、数学担当のグランディさん(41)。精神的なダメージを受け、入学してもすぐに勉強を始められない子もいる。「心を開くまでに何カ月もかかることがある。3人の専任教員が、カウンセラーやソーシャルワーカーの役も担う」 同校に配置される教員はLGBTの当事者。グランディさんもゲイだ。「私にもつらい道を歩んだ過去がある。同じ経験を持ち、一体感を持てる『モデル』の存在が大切だ」 この1年で3人の生徒が「地下鉄に飛び込みたい」などと自殺をほのめかした。16歳以下のこうした言動には警察への通報義務がある。同校は警察と協力して、自殺回避のためのプログラムを受講させた。 「希望なんて何もなかった子どもたちが、自分を見つめ直し、生きるための夢を探すことに力を貸したい」 □ LGBTへの偏見や嫌悪感を「ホモフォビア」「トランスフォビア」と呼ぶ。トロントでは、LGBTの若者が同世代の生徒や教員に授業で差別体験などを語り、偏見を消してもらう取り組みが、93年から続いている。 NPOが毎年秋、16〜23歳の当事者を中心に約20人のボランティアを募る。彼らは40時間かけてプロの語り部のトレーニングを受けた後、学校などに出向いて授業する。年間の授業数は160回以上という。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(以下略)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ |
境界を生きる:LGBT先進国・カナダ/下 子どもの診療にも実績 毎日新聞 2012年08月16日 小さな子どもの性同一性障害が日本でも親や学校関係者の関心を集めつつあるが、性的マイノリティー(LGBT)に友好的で、さまざまな支援もあるカナダには、76年から40年近くにわたって子どもの性同一性障害の治療と研究に取り組んできた医療施設「トロント大学付属中毒および精神保健センター」(CAMH=キャムエイチ)がある。これまでに800人以上の診療実績があるこの施設を訪ねた。【丹野恒一】 ◇トロント大で心理療法 性別の違和感軽減 「子どもの性同一性障害」と一言で言っても、小児期(12歳以下)のものは青年期(13〜18歳)以降とはやや異なる特徴がある。CAMH教授で、子どもの性同一性障害の世界的権威でもある心理学者のケネス・J・ズッカー博士(61)がこう解説してくれた。 「青年期以降は、性別への違和感が既に固定されてしまっている。だが、12歳以下でCAMHに来た子どもを追跡調査したところ、大人になっても『性別を変えて生きていきたい』と望んでいたのは、男女とも約12%にとどまった」 そこでCAMHでは「発達段階によって対応を変えている」(ズッカー博士)。小児期の場合、親が望めば心理療法を実施する。家族へのカウンセリングにも力を入れ、性別への違和感の軽減を目指す。 7月までCAMHに留学していた臨床心理士で日本学術振興会特別研究員の佐々木掌子(しょうこ)さん(34)は「生まれつきの要因に加え、生活環境などが性別への違和感を後押ししている可能性がある。心理療法でその部分を和らげよう、というのがCAMHの考え方」と説明する。 □ CAMHで行われる心理療法とは、どんなものなのか。 まず行うのは、各種の心理検査や家族全員への入念なインタビューだ。患者のきょうだいは、幼児でも同席させる。患者との関係性を見る上で重要だからだ。離婚して別居している父親も例外ではない。 「インタビューの結果、性別による役割についての親の考え方が子どもに影響している可能性が疑われることがある」(佐々木さん)。その場合は親へのカウンセリングを始める。また、異性とだけ遊ぶ子どもの親に「同性でも共通点がある子を探して、一緒に遊ばせてみて」などと助言することもある。 もう一つ、CAMHが力を入れているのが、小児期の患者への「プレーセラピー」だ。自分自身について言葉で表現する能力が不十分なため、おもちゃや落書き帳、遊具などをそろえたプレールームで遊ばせ、それを観察して性同一性障害の原因を探る。 「何年か前、こんな男の子がいたよ」とズッカー博士が話し始めた−−。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(以下略)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ |
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