百合の仲間ではいちばん遅く咲く高砂百合が咲きました。
花は鉄砲百合に似ていますが、別名タイワンユリと呼ばれていて、
台湾からの外来種の百合です。
タカサゴユリ (高砂百合) --花々のよもやま話
種がこぼれて増えるので、あちこちに自生しています。
花がきれいなので刈り取られずに増えているようです。
わが家の庭には咲いてなかったのですが、ともちゃんが畑に自生している株の種を蒔いたりして、
ここ数年は、庭にも咲くようになりました。
家の南側に、稲を育苗していたスペースがあるので、
そこに物干し台を置いて、黒の寒冷紗をかけました。
夏から秋までの、野菜や花苗の育苗スペースです。
あちこちに散らばっていた鉢物やラン、アスパラガスの苗を置いてあります。
夕方に水をやると、一日じゅうシャンとしていています。
寒冷紗の下に入ると爽やかな風が吹き抜けて、体感温度も2度くらい低い感じです。
草を生やしていたので、砂を入れてシートを敷いたのですが、
夏はもう終わりがけ、もっと早く作ればよかったです。
応援クリック してね
本文中の写真をクリックすると拡大します。
話しはかわりますが、
中村文則さんの最新作『迷宮』の書評が新聞に載っていたので
買ってきました。
中村文則の本はだいたい読んでいます。
スリリングな本で、ちょつと読むつもりで読み出したら止まらなくなって、
けっきょく最後まで一気に読んでしまいました。
迷宮 中村文則
小説家 中村文則公式サイト
最後まで読んでくださってありがとう
応援クリックしてね
記事は毎日アップしています。
明日もまた見に来てね
花は鉄砲百合に似ていますが、別名タイワンユリと呼ばれていて、
台湾からの外来種の百合です。
タカサゴユリ (高砂百合) --花々のよもやま話
種がこぼれて増えるので、あちこちに自生しています。
花がきれいなので刈り取られずに増えているようです。
わが家の庭には咲いてなかったのですが、ともちゃんが畑に自生している株の種を蒔いたりして、
ここ数年は、庭にも咲くようになりました。
家の南側に、稲を育苗していたスペースがあるので、
そこに物干し台を置いて、黒の寒冷紗をかけました。
夏から秋までの、野菜や花苗の育苗スペースです。
あちこちに散らばっていた鉢物やラン、アスパラガスの苗を置いてあります。
夕方に水をやると、一日じゅうシャンとしていています。
寒冷紗の下に入ると爽やかな風が吹き抜けて、体感温度も2度くらい低い感じです。
草を生やしていたので、砂を入れてシートを敷いたのですが、
夏はもう終わりがけ、もっと早く作ればよかったです。
応援クリック してね
本文中の写真をクリックすると拡大します。
話しはかわりますが、
中村文則さんの最新作『迷宮』の書評が新聞に載っていたので
買ってきました。
中村文則の本はだいたい読んでいます。
スリリングな本で、ちょつと読むつもりで読み出したら止まらなくなって、
けっきょく最後まで一気に読んでしまいました。
迷宮 中村文則
【書評】迷宮 中村 文則 著 2012年8月5日 東京新聞 ◆罪を犯す人間の不可思議 [評者]横尾 和博 文芸評論家。著書に『新宿小説論』『文学÷現代』など。 時代のなかで屹立(きつりつ)した小説である。題名のとおり、迷宮入りした一家殺人事件の謎解き小説の構造を持つ。また犯罪の境界域に佇(たたず)む人間の心のなかをあぶり出し、現実と観念の相剋(そうこく)のなかで、罪をおかしてしまった人間の心の闇に迫る心理小説の側面もある。著者のテーマである悪や犯罪、人間存在の不可思議も底流に貫かれている。その多層性が本書の特徴だ。 司法試験をめざし弁護士事務所に勤める三十四歳の主人公の「僕」は偶然、クラスは違うが同じ中学に通っていた女性とめぐり合う。女性は心が壊れており、主人公は共感と嫌悪をいだく。主人公自身少年時代から、心のなかに分身としての悪を抱え病んでいたからである。 ある日、主人公は彼女が二十二年前にメディアを騒がせた、猟奇的な一家殺人事件の遺児であることを知り、事件を詳しく調べることになる。その事件は、密室状態の家で両親と兄が殺され、小学生の彼女だけが生き残り、事件は迷宮入りのまま関係者に「奇妙な引力」を残し続けていた。 読後、ドストエフスキーの『罪と罰』を思い出した。ある観念のために老女殺しを実行した青年と、家計を助けるために売春婦となった少女の、それぞれの「踏み越え」の物語である。同書は哲学的な小説だが、十九世紀ロシアで雑誌の連載小説として発表され、推理小説のように多くの読者に受け入れられた。ちなみに「罪」のロシア語の原義には「踏み越える」との意味がある。 本書の著者は、法律家をめざす青年(そういえば『罪と罰』のラスコーリニコフも大学法学部中退だった)と、傷ついた女性の一対の「踏み越えカップル」を、二十一世紀日本の精神の荒野に立たせた。本を閉じた後、本書の主人公がどうなっていくのかとても気になるところだが、新しい物語は私たち読者に預けられたのだろう。 なかむら・ふみのり 1977年生まれ。作家。著書に『土の中の子供』『掏摸(スリ)』『王国』など。 (新潮社 ・ 1365円) |
「迷宮」 中村文則著/新潮社 この迷宮事件に、強く惹かれるのはなぜか。彼女が好きだから? それとも──。 「僕」が何気なく知りあった女性は、ある一家殺人事件の遺児だった。密室状態の家で両親と兄が惨殺され、小学生だった彼女だけが生き残った。「僕」は事件のことを調べてゆく。「折鶴事件」と呼ばれる事件の現場の写真を見る。そして……。巧みな謎解きを組み込み、圧倒的な筆力で描かれた最現代の文学。著者最高傑作。 |
小説家 中村文則公式サイト
最後まで読んでくださってありがとう
応援クリックしてね
記事は毎日アップしています。
明日もまた見に来てね