みどりの一期一会

当事者の経験と情報を伝えあい、あらたなコミュニケーションツールとしての可能性を模索したい。

映画『The Lady アウンサンスーチー ひき裂かれた愛』見ました。

2012-10-04 20:52:46 | ほん/新聞/ニュース
映画『The Lady アウンサンスーチー 』を観たくて、
上映中の映画館を探しました。

東海地方で上映しているのは、半田のコロナワールド。
ちょっと遠いのですが、名古屋高裁に行ったついでに足をのばしました。
2時間20分の長編ですが、実話にもとづく息もつかせぬ内容で引き込まれました。
まさに「事実は小説より奇なり」。

 映画『The Lady アウンサンスーチー ひき裂かれた愛』公式サイト

  アウンサンスーチーはなぜ強く美しいか?  
彼女の孤独な闘いを支えた愛の物語

2012年の上半期が終わった時点で、私の中では“今年一番の映画”になった作品を紹介します。ノーベル平和賞受賞者、アウンサンスーチーの激動の半生を、夫との深い愛を中心に描いた心揺さぶる感動作です。
 軍事政権が長く続いたビルマ(現ミャンマー)で、民主化運動のリーダーとなり、1991年にアジア女性として初のノーベル平和賞を受賞したアウンサンスーチー。彼女は、かつて“The Lady”と呼ばれていました。軍幹部に危険視され、国民は実名で呼ぶことがはばかられていたためです。

 通算15年という長い間、自宅軟禁生活を強いられながらも、非暴力による民主化と人権回復を目指すという、揺るがない強い意志を持ち続けたアウンサンスーチー。その陰で、彼女のイギリス人の夫は、ずっと妻を支え続けていました。最愛の夫や息子たちと引き離され、夫の死にも立ち会うことができなかった彼女の、知られざる愛の物語が、リュック・ベッソン監督、ミシェル・ヨー主演で映画化されました。

 1988年、イギリス・オックスフォードで、アウンサンスーチー(ミシェル・ヨー)は、チベット・ヒマラヤの研究をする夫マイケル・アリス(デヴィッド・シューリス)と、2人の息子と幸せな生活を送っていましたが、ビルマにいる母が心臓の発作で倒れたと連絡を受け、ビルマへ向かいます。
 ビルマでは、1962年のクーデターから続く軍事独裁政権に対する民主主義運動が活発化しており、スーチーは学生を中心としたデモ隊が軍に武力で制圧されているのを目の当たりにし、その惨状に呆然としてしまいます。

 スーチーは母を病院から自宅に連れ帰り、マイケルと息子たちもイギリスから見舞いに訪れます。そこへ運動家たちがやって来て、「ビルマの建国の父」と死後も多くの国民から敬愛されるアウンサン将軍の娘であるスーチーに選挙への出馬を求めます。スーチーは悩みますが、マイケルから励まされ、民主主義運動のリーダーとして立ち上がることを決意。
ところが、反政府の動きを監視する独裁者ネ・ウィン将軍によって、マイケルはビザを取り消され国外退去に。息子たちもイギリスに戻り、家族と引き離されたスーチーは自宅軟禁を強いられます。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
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後半は、可児市の「いじめ防止条例』のこと。
昨日の中日新聞の社説に、わたしの好きな言葉がありました。

「自分が他の人からやられて嫌なことは、やるな」

「人からされて嫌なことはしない」ということが、
暴力の連鎖を断ち切ります。
映画のなかのスーチーさんも、「どんなことがあっても暴力はいけない」と
繰り返し、言っていました。。

  【社説】いじめ防止条例 地域あげて許しません  
2012年10月3日 中日新聞

 子どものいじめを防ごう-。その一点に的を絞った条例が岐阜県可児市にできました。学校任せでなく市や親、住民ら地域全体で問題に取り組む。そういう決意が、今は全国に必要なのです。
 この全国でも珍しい条例は、いわゆる、です・ます調で書かれています。子どものみなさんにも読みやすいようにです。この社説もそうしました。みなさんに、ぜひ読んでほしいからです。
 文部科学省が調べた数字を紹介します。
 大津市の中二男子の自殺を受けた緊急調査で、この半年間に全国の小中高校から報告があったいじめの件数は七万五千件を超え、昨年度の一年分を上回ってしまいました。この中に、命にかかわるような重大ないじめは約二百五十件もあります。
 可児市の「子どものいじめの防止に関する条例」は、市議会の全員一致で決まりました。
 条例では、市をはじめ、学校、親、市民・事業者など、いじめ問題へのそれぞれの責任を明記して連携による防止活動を強く求めています。
 たとえば親には、いじめは許されない行為だと子に十分にわからせるよう努めてください、と。住民には、子を見守り声をかけ、安心して過ごせる場をつくるよう努めてください、いじめを見つけたらすぐに学校や市などに知らせてください、と。
 要するに、そんな内容です。
 問題の解決に向けた調整役の第三者による「いじめ防止専門委員会」をつくることも決めました。けれど、その委員会は公開されないといいます。情報をどう共有し、地域全体での取り組みにどう生かすのでしょうか。課題は残るかもしれません。
 冨田成輝市長は二年前、初当選したとき、いじめ防止を公約に掲げました。可児市ではその年、中学一年の女子生徒が上級生五人のいじめを受け、裸の写真を撮られる事件がありました。市をあげて取り組もうと条例の案は市長部局が作りました。
 「自分が他の人からやられて嫌なことは、やるな」
 これが、いじめに立ち向かう基本的姿勢でしょう。大切なのは、どう実現させていくか。条例は地域のみんなで実行していくことにしたのです。中でも親や市民の責務に踏み込んだ意義は大きい。
 大人は、そんなふうに考えています。みなさんは、どんどん相談に来てください。



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