『社会を変えるには』 (講談社現代新書)を読みました。
著者は『〈民主〉と〈愛国〉』、『1968』などの著作で有名な社会学者の小熊英二さん。
『〈民主〉と〈愛国〉』は買って読みましたが、読みたい人に貸して今は手元にありません(笑)。
社会を変えるには (講談社現代新書) 小熊 英二 (著) /講談社 (2012/8/17)
小熊さんの本はどれも分厚くて、この本も新書版なのに500ページ超え。
途中、読みにくいところもありましたが、共感できるところも随所にあって、何とか完読しました。
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今日の毎日新聞夕刊に、この本についての
小熊英二さんのインタビュー記事が載っていました。
小熊さんの新著なので、書評が出るかと思いながら本を読んでいたのですが、
わたしの知っている限り、新聞に載ったのは、たぶん初めてです。
この分厚い本は、こんな言葉で結ばれています。
社会を変えるには、あなたが変わること。あなたが変わるには、あなたが動くこと。
言い古された言葉のようですが、いまではそのことの意味が、新しく活かしなおされる時代になったのです。
秋の夜長、あなたもぜひこの本を読んでみませんか。
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著者は『〈民主〉と〈愛国〉』、『1968』などの著作で有名な社会学者の小熊英二さん。
『〈民主〉と〈愛国〉』は買って読みましたが、読みたい人に貸して今は手元にありません(笑)。
社会を変えるには (講談社現代新書) 小熊 英二 (著) /講談社 (2012/8/17)
小熊さんの本はどれも分厚くて、この本も新書版なのに500ページ超え。
途中、読みにくいところもありましたが、共感できるところも随所にあって、何とか完読しました。
講談社現代新書 『社会を変えるには』著者: 小熊英二 内容紹介 -------------------------------------------------------------------------------- 私はしばしば、「デモをやって何か変わるんですか?」と聞かれました。「デモより投票をしたほうがいいんじゃないですか」「政党を組織しないと力にならないんじゃないですか」「ただの自己満足じゃないですか」と言われたりしたこともあります。しかし、そもそも社会を変えるというのはどういうことでしょうか。――<「はじめに」より> いま日本でおきていることは、どういうことか? 社会を変えるというのは、どういうことなのか? 歴史的、社会構造的、思想的に考え、社会運動の新しい可能性を探る大型の論考です。 目次 -------------------------------------------------------------------------------- 第1章 日本社会はいまどこにいるのか 第2章 社会運動の変遷 第3章 戦後日本の社会運動 第4章 民主主義とは 第5章 近代自由民主主義とその限界 第6章 異なるあり方への思索 第7章 社会を変えるには |
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今日の毎日新聞夕刊に、この本についての
小熊英二さんのインタビュー記事が載っていました。
小熊さんの新著なので、書評が出るかと思いながら本を読んでいたのですが、
わたしの知っている限り、新聞に載ったのは、たぶん初めてです。
Interview:小熊英二 参加と対話の大切さ 新著『社会を変えるには』 毎日新聞 2012年10月09日 東京夕刊 福島第1原発事故や長引く不況により、社会のあり方に危機感を募らせる人は多い。とはいえ社会を相手に何ができるか、イメージをつかみにくいのも事実。歴史社会学者で慶応大教授の小熊英二さん(50)は新著『社会を変えるには10+件』(講談社現代新書)で、古代ギリシャからの民主主義や、戦後の社会運動といった流れの中に現代日本を位置づけ、変革の可能性を示唆している。 ■ ■ 昨年来の脱原発を求める首相官邸前での行動や、各地のデモに参加してきた小熊さん。さまざまな識者やメディアがデモの盛り上がりを分析したが、「日本の社会で今、何が起きているのか、社会構造の変化から位置づけたものがなかった」と指摘する。「今のような社会であればデモが活発になるのは必然だと、私は考えていました」 原発事故から間もない昨年4、5月のデモに参加した時点で、気付いたことがあったという。<集まっていた人びとの服装や髪型は、「自由」な傾向がありました> 子連れではない、「自由」な服装をした30〜40歳代の参加者の多さ。それは「非正規雇用の増加や晩婚化という社会の変化が進行している」あかしだ。今夏、再び官邸前でデモが盛り上がりを見せたことから、「当初思った以上に、社会の不満は大きい」とみる。 ■ ■ デモのくだりに限らず、「自由」はそれぞれの時代を捉える重要なキーワードとして度々、本著に登場する。工業化が進む過程の近代初期には地域共同体や理念、身分が共有され、「われわれ」という意識が成り立っていた。「われわれ」の代表を選ぶ代議制自由民主主義は、その産物だ。しかし近代化がさらに進むと、<人びとが「自由」になり、「われわれ」という意識が持てなくなって、まとまりがつかな>くなる。「ポスト工業化社会」である現代、代議制自由民主主義は、もう機能しない。 その閉塞(へいそく)感からか、日本でも昨今、ポピュリズムをめぐる議論が盛んだ。「強いリーダーを期待するのではなく、旧来的な『われわれ』からは自由になりながら、新しい『われわれ』を作るためには、みんなが参加し、対話を続けるしかない」と、小熊さんは言う。 1980年代から各地のデモに参加し、地元である東京・下北沢の再開発問題にもかかわってきた。官邸前の抗議行動を呼びかけるグループと野田佳彦首相との対話の実現にも奔走した。 「歴史を縦軸に、海外との比較を横軸に取ることで、今の日本社会の位置が分かる。そういう本を書いたつもりです。立ち位置を知った上で、自ら考え、行動してもらいたい」【手塚さや香】 |
この分厚い本は、こんな言葉で結ばれています。
社会を変えるには、あなたが変わること。あなたが変わるには、あなたが動くこと。
言い古された言葉のようですが、いまではそのことの意味が、新しく活かしなおされる時代になったのです。
秋の夜長、あなたもぜひこの本を読んでみませんか。
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