みどりの一期一会

当事者の経験と情報を伝えあい、あらたなコミュニケーションツールとしての可能性を模索したい。

インドネシアからの看護師候補者ら 日本語学習の改善訴え/アジアの看護師、私が育てる…61歳元看護部長

2009-07-02 20:18:58 | ほん/新聞/ニュース
先日、京都の龍谷大学で、外国人看護師・介護福祉士問題について、
中身の濃い、シンポジウムを聞いたのですが、
今日の朝日新聞に、インドネシアからの看護師候補者受け入れ問題の記事が出ていました。

 インドネシアからの看護師候補者ら
日本語学習の改善訴え

朝日新聞 2009.7.2

 経済連携協定(EPA)に基づき、インドネシアから昨年8月に来日し、病院や施設で働きながら看護師や介護福祉士になろうとしている候補者たちの日本語学習について改善を求める声が高まっている。看護師や介護福祉士の資格を得るには国家試験の合格が絶対条件。しかし、受験を支える体勢は病院や施設で差が大きい。「このままで本当に試験に受かるのか」。来日2年目を控え、関係者たちから不安の声が出始めた。(錦光山雅子)

国家試験 問題読めず「合格は無理」
問題放置 他国へ人材流れる恐れも


この記事は、
インドネシアから来た看護師・介護福祉士の候補者を支援する民間団体
「ガルーダ・サポーターズ」が4月に実施した調査結果が元になっている。

先日の京都のシンポでも発表されてた安里和晃京都大学准教授は、
 「日本語教育や金銭的に待遇をはじめとするマネジメントのあり方など、受け入れに必要な体制が整備されず、候補者の無能力が発揮できない土壌のまま放置されれば、日本人と外国人の労働市場の階層化がすすみ、賃金も下がるという悪循環が起きる。また、外国人は日本に行くメリットがないと判断して他国を選ぶ」と警告する。 と結んでいる。

 「ガルーダ・サポーターズ」HP

アジアからの看護師をサポートする元看護部長の記事も、
読売新聞に載っていました。


 アジアの看護師、私が育てる…61歳元看護部長

上京・住み込み・定時制…自分に重ね 言葉より笑顔「教わった」
 病室で、高齢の女性患者がトイレに行くのをこらえていた。「アランさんじゃないと嫌」。フィリピン人の介護士を待っている。
 東京・八王子市の永生(えいせい)病院。元看護部長の宮沢美代子さん(61)は、そんな光景を何度も見てきた。
 この病院が最初に外国人のヘルパー実習生を受け入れたのは2004年。宮沢さんは当時、フィリピン人といえば夜の仕事の女性、という連想しかなかった。言葉も不十分な人たちと仕事が出来るのか、患者さんの反応は……。「外国人に繊細な仕事を任せられない」という同僚もいた。
 しかし、働き始めた姿を見て驚いた。笑顔と大きな身ぶりで、あっという間に患者の心をつかむ。言葉がわからない分、耳元でじっくり話を聞く。大家族で育ったせいか、高齢者を敬う態度がにじみ出る。日本語を教えようと張り切るお年寄りも出始めた。

 心と心で通じ合う――。看護、介護の基本を、改めて思い知らされた。
 3人兄弟の長女。戦後まもない長崎県の、佐世保基地に程近い海辺の町で生まれた。「女性が自立できる仕事はバスの車掌か看護婦ぐらいでした」。看護の道をめざし、上京した。
 東京・新宿の産婦人科医院の寄宿舎に住み込み、看護助手として働きながら2年間かけて准看護婦の資格を取った。定時制高校に通う傍ら、夜勤もこなした。とにかく忙しかったが、新しい命の誕生に「おめでとうございます」と言える仕事が誇らしかった。
 22歳で結婚。3人の子をもうけた後、総合病院に。育児と仕事と通学をこなし、3年で正看護婦の資格を得た。「頑張れば報われる」が口癖になった。
 1990年から永生病院に勤務。03年に430人の看護師らを束ねる看護部長に就き、翌年から外国人研修生らと接してきた。慣れない土地で仕事に向き合う姿に、働きながら資格を積み上げた自分を重ねた。

 一昨年、定年を迎えて相談役として残ることを決めた時、人材の確保と育成に力を注ごうと思った。
 今、永生病院にいる外国籍の看護師や介護士はフィリピン、中国、インドネシアの男女11人で、さらに増える予定だ。多くは、看護助手として働きながら日本の資格取得をめざして勉強中。「頑張れば必ずチャンスが来るから」。口癖だった言葉で励ましている。
 もちろん、行き違いは茶飯事だ。「病院の理念は分かった?」と尋ねた時の返事が、「棚にあります」。シーツなどを意味する英語の「リネン」との勘違いだった。日本語の読み書きが不得意で、引き継ぎに苦労する。それでも「長い目で見ようよ」と笑い飛ばせる余裕が、今はある。
 仕事を教えているつもりが、逆に大切なことを教わっている、といつも感じる。「日本のお年寄りは、お見舞いが少なくてかわいそう」。フィリピン人看護師の一言に、「仕方がないこと」と思いこんでいた自分に気づいてはっとした。笑顔を絶やさない姿勢が、いかに患者を安心させるかも実証してくれた。
 インドネシア、フィリピンとの経済連携協定に基づき、昨夏から外国人看護師、介護士の受け入れが全国の病院でも本格的に始まった。講演などで全国を飛び回る日々。看護師の道を選んだ長女(36)は「時代の先を見据えて行動しているね」と応援してくれる。
 看護の心に国境はない。それを広め伝えることが、今の使命と信じている。(小林篤子)
(2009年6月28日 読売新聞)


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ところで、今年は茄子が大豊作です。

食べきれないほどのいろんな種類の茄子が、
ぞくぞくと畑から届きます。

 野菜図鑑「なす」

ちょっとほっとくと、巨大化して、余計でかくなるのです(笑)。

今日は、ヘタが緑色の米ナス。
アメリカから来たナスだから、米ナス(ベイナス)。
肉質が緻密で、和風の料理より、ステーキやソテーなどの料理がよく合います。



米なすレシピいろいろ

  
今日は8等分に切って、多目のごま油で、こんがりと焼きました。



庭には、アリウムギガンチウム「丹頂」。
インドハマユウも咲いています。
  

黄色のひまわりが枯れたので、紫の丹頂と紫陽花を活けました。




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カサブランカ・コンカドール・トライアンファイター・鉄砲ユリ/クレオメ、梔子の花も咲いています。

2009-07-01 19:05:32 | 花/美しいもの
5月の上旬には、こんなにきれいだった庭が、

2ヶ月でこんな草ぼうぼうの有様になりました。
  
パンジーは終わって、ナスタチウムもマリゴールドも草むらの中、
カサブランカのお花も埋まっているので、
  
1時間ほどかけて集中して草刈り、やっと草むらから救出しました。

きれいになった草刈り後の庭。
やればできるもんです。
おかげで今朝起きたら、腰が痛いです(笑)。


発掘したのは、超大輪咲きのオリエントハイブリッドリリー2種。
  
下向きに咲く優雅なカサブランカ。
  
上向きに咲く華やかなコンカドール。


周りの草がなくなって、クレオメ(酔蝶花)も涼しげに咲いています。




  
よい香りを一面に漂わせているくちなしの花。

気がつけば、こんなにたくさん咲いていたんですね。


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まどの外には、トライアンファイター。
パソコンをしながら、よく見えます。


  



ちょうど満開で、数えたら、今年は全部で20輪ほど。

これで、ひとつの鉢です。
窮屈になってきたので花が終わったら植え替えてやりましょう。

鉄砲ユリは、庭に地植えしてあります。

年々、花が増えていたのですが、今年は、モグラの害がひどくて、
株の数も、花の数も少ないです。
 
ユリは、どの花も好きなのですが、
清楚でまっしろな鉄砲ユリも大好きです。


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