みどりの一期一会

当事者の経験と情報を伝えあい、あらたなコミュニケーションツールとしての可能性を模索したい。

自民大勝。予想していたとはいえ・・・・。/東京知事選は猪瀬氏が当選

2012-12-16 21:33:59 | 選挙関連
12月16日は衆議院議員選挙の投開票日。
投票は8時まで、すぐに開票がはじまりました。

結果は、マスコミの予想通り。
自民が一人勝ちで票を伸ばし、
維新の会も第3党になる見込みという。

最後まで結果を見届けるつもりだけど、
日本はこれからどこへ行くのだろう。

あんたんたる気分です。
とはいえ、
「絶望」しているばあいではない。

  自民300議席の勢い 民主50台も 朝日出口推計  
2012年12月16日 朝日新聞

 朝日新聞社は16日、第46回衆院総選挙の全300選挙区で投票を終えた有権者を対象に出口調査を実施した。調査の結果に基づき、各党の獲得議席を推計したところ、自民党は287~317議席を獲得する模様で、単独過半数を確保することが確実な情勢となっている。公明党も29~35議席と好調で、連立政権を組む自公両党の議席を合わせ、定数480の3分の2を上回る可能性が高い。
 09年の前回総選挙で308議席を得た民主党は惨敗の形勢で、50~67議席にとどまる見込み。第三極では、維新が41~58議席、みんなの党が15~21議席と、一定の存在感を示したが、未来は7~9議席と一けたにとどまり、党勢を大きく後退させることになりそうだ。
 野田内閣のメンバーでは、野田佳彦首相、岡田克也副総理、玄葉光一郎外相らが当選を確実にしているが、藤村修官房長官、樽床伸二総務相、田中真紀子文科相をはじめ、現職閣僚の多くが苦戦を強いられている。仙谷由人元官房長官は票が伸び悩み、菅直人前首相も接戦。
 自民は北陸、中国、四国など伝統的な保守地盤で圧勝の勢いとなっているだけでなく、前回すべての選挙区で民主党が当選した愛知、埼玉で圧勝するなど、大都市部でも順調に議席を確保する勢い。
 維新は、比例区では30台半ば以上の議席が見込まれ、民主党を上回る可能性が高い。しかし、選挙区では不振で、大阪府内でも複数の選挙区で自民候補と混戦に持ち込まれている。


 自公過半数、政権奪還へ 安倍氏が再び首相に 

 第46回衆院選は16日に投票、即日開票された。共同通信社が全国で実施した出口調査で、自民、公明両党の獲得議席は合わせて過半数(241議席)を上回り、約3年3カ月ぶりに政権奪還するのが確実な情勢となった。自民党の安倍晋三総裁は26日にも特別国会で再び首相(第96代)に指名され、公明党との連立政権が発足する運びだ。
 民主党は選挙前の230議席を大幅に減らし惨敗となる方向。政府筋は野田佳彦首相(民主党代表)が退陣するとの見方を示した。第三極では日本維新の会が議席を増やし、日本未来の党は選挙前から後退する見通しだ
2012/12/16 21:00 【共同通信】


 東京知事選、猪瀬氏が初当選確実 宇都宮、松沢氏ら破る 

 石原慎太郎氏辞職に伴う東京都知事選は16日投票、即日開票の結果、無所属の前副知事猪瀬直樹氏(66)=公明、維新支持=が無所属の元神奈川県知事松沢成文氏(54)、諸派の元自民党総務会長笹川尭氏(77)、無所属の元日弁連会長宇都宮健児氏(66)=未来、共産、社民支持=らを破り、初当選が確実となった。
 石原氏から後継指名された猪瀬氏は公明、維新に加えて自民党の支援を受け、自主投票で臨んだ民主党や無党派層の支持も幅広く取り込んだ。
 新人9人が争った選挙戦は約13年半の石原都政の評価や原発・エネルギー政策が争点となった。2012/12/16 20:08 【共同通信】


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苦い結果だけど、せめて食べるものは甘い記事を。










脱原発世界会議2の帰りに見た富士山。

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12月15日(土)のつぶやき

2012-12-16 01:30:26 | 花/美しいもの

敦賀原発1号機、美浜1号機・2号機の40年廃炉を求める意見書、山県市議会で可決。 blog.goo.ne.jp/midorinet002/e…

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脱原発世界会議2に参加するために東京に向かっています。話す内容と時間はのぞみの中で最終調整です。


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敦賀原発1号機、美浜1号機・2号機の40年廃炉を求める意見書、山県市議会で可決。

2012-12-15 08:19:56 | 地震・原発・災害
昨日、山県市議会12月定例会で、市民から陳情で提出された画期的な意見書が、全会一致で可決された。

 タイトルは、「敦賀発電所1号機、美浜発電所1号機・2号機の40年廃炉を求める意見書」
 内容は、山県市役所から直線距離で敦賀発電所74kmと美浜発電所7 7kmであり、
 岐阜県が公開した放射性物質拡散シミュレーションでは、山県市でも避難勧告地域と同等となる地域が生じることを示し、
 ここのところ、大きく報道されている敦賀発電所2号機断層問題にも触れている。 
 結びは、「・・よって、国におかれては、これら法の基本精神に則り、建設から40年を経過した敦賀発電所1号機、美浜発電所1号機・2号機を廃炉とすることを強く求める。」というもの。

 
   議案書 印刷用A4版3ページ 639KB


 敦賀発電所1号機、美浜発電所1号機・2号機の40年廃炉
を求める意見書

平成24年9月に岐阜県原子力防災室が公開した「放射性物質拡散
シミュレーション結果について」(11月に追補版)では、岐阜県に最
も近い敦賀発電所が福島第一原子力発電所と同等の事故を起こした際
に、典型的な冬・春の気象条件の際に山県市でも避難勧告地域と同等
となる外部被爆量2 0 mSV/年を越える地域が生じることが明らかにさ
れた。
 さらに、1 0 mSV/年を超える地域として、山県市役所を含む市南部・
西部を中心に、市域の半分以上が汚染される可能性があることもあわ
せて示された。
 敦賀発電所とほぼ同じ位置には美浜発電所があり、山県市役所から
は直線距離でそれぞれ74kmと7 7kmであり、いずれの発電所で原
子力災害がおきても被害想定は変わらないものと考えられる。
 しかも、今般、敦賀発電所2号機の直下に活断層がある可能性が高
いことが明らかになった。
 一方、平成24年6月に原子力規制委員会設置法(平成24年法律第
47号)が制定され、公布された。同法により、原子力規制委員会が環
境省の外局として設置され、原子力規制庁が事務局とされた。
 また、核原料物質、核燃料物質及び原子炉の規制に関する法律(昭
和32年法律第166号)は昨年3月11日に起きた福島第一原子力発電
所の事故を教訓に、二度と原子力災害を起こさないことを目指して平
成24年6月に改正され、公布された。同法では、発電用原子炉の運
転可能期間を原則として40年と定めている。
 現在、国内で40年を経過している発電用原子炉は敦賀発電所1号
機・美浜発電所1号機(建設から42年)、美浜発電所2号機(建設か
ら40年)の3基である。
 よって、国におかれては、これら法の基本精神に則り、建設から4
0年を経過した敦賀発電所1号機、美浜発電所1号機・2号機を廃炉
とすることを強く求める。
 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。
 平成24年12月   日
                    岐阜県山県市議会
 提出先
参議院議長 内閣総理大臣 総務大臣 経済産業大臣
文部科学大臣 環境大臣 内閣府特命担当大臣(原子力行政)
内閣官房長官
 


 なお、山県市議会は6月議会でも再稼働問題についても意見書を出している。

 (関連)2012年6月29日ブログ「てらまち・ねっと」 
⇒  ◆全会一致で「原発再稼働に慎重な対応を求める意見書」を可決/原発は「54基」か「50基」か


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 以下に、この陳情と意見書の関連資料(「てらまち・ねっと」より転載)を紹介します。
 岐阜県内がいかに汚染地帯となり得るかがよくわかる資料です。。
 
(転載、転送歓迎)
● 陳情資料
          資料 印刷用カラー2ページ 479KB
(本年岐阜県公表の予測結果を抜粋・編集/地図に山県市や赤丸を加筆等した)
2枚目右下の図10mSvの意味= 「放射線管理区域(被ばくを防ぐために不必要な出入りが禁じられる区域)の約2倍の線量」

●放射性物質拡散シミュレーション結果について
平成24年9月/ 岐阜県知事直轄・危機管理部門原子力防災室
平成23年3月の福島第一原子力発電所事故では、従来の防災対策を重点的に充実すべき地域を超える範囲にまで、放射性物質による影響がありました。

岐阜県は、最寄りの原子力事業所(敦賀発電所)から県境まで約25km の位置にあることに加え、若狭湾方向から風が吹く日が多いことから、県としても原子力災害に対して対策を講じておく必要があります。

この対策につなげるため、福島第一原子力発電所事故と同様の放射性物質の放出が、本県に最寄りの原子力事業所の位置で発生したと仮定した場合における本県への影響を、科学的な手法によりシミュレーションしました。なお、このシミュレーションは、過去の気象条件のもとに、福島第一原子力発電所事故での推定放出量や沈着に関するモデル計算手法などを用いて計算したものです。したがって、事故が発生した場合には、放射性物質の拡散の傾向を示すものとして捉え、その時点における事故の状況、気象条件、放射線モニタリングデータなどの情報を勘案し、対策を考えていくべきものです。



沈着した放射性物質による外部被ばく
(9)各季節で線量が最大:冬  (平成22年12月24日4時放出開始)







● 放射性物質拡散シミュレーション結果について(追補版)/平成24年11月 /岐阜県
沈着した放射性物質による外部被ばく

(6)各季節で線量が最大:春  (平成22年3月28日14時放出開始)  

  
(9)各季節で線量が最大:冬 (平成22年12月24日4時放出開始)




 ★上記のもとになった岐阜県の拡散予測
  ●     放射性物質拡散シミュレーション結果について 平成24年9月/ 岐阜県知事直轄・危機管理部門原子力防災室




  ●     放射性物質拡散シミュレーション結果について(追補版) /平成24年11月 /岐阜県

郡上方面


南部方面




(参考)
●原子力規制委員会設置法   原子力規制委員会設置法 (平成二十四年六月二十七日法律第四十七号)
(設置)
第二条  国家行政組織法(昭和二十三年法律第百二十号)第三条第二項の規定に基づいて、環境省の外局として、原子力規制委員会を設置する。

(原子力規制庁)
第二十七条  原子力規制委員会の事務を処理させるため、原子力規制委員会に事務局を置く。
2  前項の事務局は、原子力規制庁と称する。
3  原子力規制庁に、事務局長その他の職員を置く。
4  前項の事務局長は、原子力規制庁長官と称する。


●核原料物質、核燃料物質及び原子炉の規制に関する法律   核原料物質、核燃料物質及び原子炉の規制に関する法律 (昭和三十二年六月十日法律第百六十六号

 (運転の期間等)
第四十三条の三の三十一 発電用原子炉設置者がその設置した発電用原子炉を運転することができる期間は、当該発電用原子炉の設置の工事について最初に第四十三条の三の十一第一項の検査に合格した日から起算して四十年とする。
2 前項の期間は、その満了に際し、原子力規制委員会の認可を受けて、一回に限り延長することができる。
3 前項の規定により延長する期間は、二十年を超えない期間であって政令で定める期間を超えることができない。
4 第二項の認可を受けようとする発電用原子炉設置者は、原子力規制委員会規則で定めるところにより、原子力規制委員会に認可の申請をしなければならない。
5 原子力規制委員会は、前項の認可の申請に係る発電用原子炉が、長期間の運転に伴い生ずる原子炉その他の設備の劣化の状況を踏まえ、その第二項の規定により延長しようとする期間において安全性を確保するための基準として原子力規制委員会規則で定める基準に適合していると認めるときに限り、同項の認可をすることができる。

 附 則 (平成二四年六月二七日法律第四七号) 抄
(施行期日)
第一条  この法律は、公布の日から起算して三月を超えない範囲内において政令で定める日から施行する。ただし、次の各号に掲げる規定は、当該各号に定める日から施行する。
一  第七条第一項(両議院の同意を得ることに係る部分に限る。)並びに附則第二条第三項(両議院の同意を得ることに係る部分に限る。)、第五条、第六条、第十四条第一項、第三十四条及び第八十七条の規定 公布の日
三  附則第十六条、第二十条、第三十一条、第三十二条、第五十八条、第六十九条、第九十一条及び第九十六条の規定 平成二十五年四月一日
四  附則第十七条、第二十一条から第二十六条まで、第三十七条、第三十九条、第四十一条から第四十八条まで、第五十条、第五十五条、第六十一条、第六十五条、第六十七条、第七十一条及び第七十八条の規定 施行日から起算して十月を超えない範囲内において政令で定める日  (※ブログ管理者注 H24.9.19施行なのでH25.7.18が期限)



(参考) 内閣法制局 
        内閣法制局/法律の原案作成から法律の公布まで
法律の原案作成から法律の公布まで
法律の成立
•法律案は、憲法に特別の定めのある場合を除いては、衆議院及び参議院の両議院で可決したとき法律となります。
こうして、法律が成立したときは、後議院の議長から内閣を経由して奏上されます。

法律の公布
•法律は、法律の成立後、後議院の議長から内閣を経由して奏上された日から30日以内に公布されなければなりません。
法律の公布に当たっては、公布のための閣議決定を経た上、官報に掲載されることによって行われます。
(官報では、公布された法律について、一般の理解に資するため「法令のあらまし」が掲載されています。)

「公布」は、成立した法律を一般に周知させる目的で、国民が知ることのできる状態に置くことをいい、法律が現実に発効し、作用するためには、それが公布されることが必要です。
なお、法律の効力が一般的、現実的に発動し、作用することになることを「施行」といい、公布された法律がいつから施行されるかについては、通常、その法律の附則で定められています。
•法律の公布に当たっては、その法律に法律番号が付けられ、主任の国務大臣の署名及び内閣総理大臣の連署がされます。


きょうは東京で開催される「脱原発世界会議2」に出かけます。
「日常のモヤモヤから政治へ-手をつなぐ女たち」セッションでゲストスピーカーを頼まれています。
わたしのテーマはズバリ「あなたもなれる市議会議員」。
終了後のレセプションにも招待状が届いているので帰りは明日になります。

衆院選の投票は、昨日、期日前投票を済ませてきましたよ。

ではまた。

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12月14日(金)のつぶやき

2012-12-15 01:26:15 | 花/美しいもの

一度事故が起きたら取り返しのつかない甚大な被害を発生させる。もう一度事故が起きたら日本社会そのものが崩壊してしまう。高レベル放射性廃棄物は10万年も管理しなければならず、次世代につけを残す。電力の大消費地の東京都から脱原発政策を働き掛けるべきだ。(2012.11.9 会見より)

寺町みどりさんがリツイート | 22 RT

不当勾留中の下地さんから 声明文が届きました blog.goo.ne.jp/garekitaiho111…

1 件 リツイートされました

東日本大震災復興支援企画『リクゼンタカタ―私はどうして東京と東北で公演をやろうと思ったのか』 blog.goo.ne.jp/midorinet002/e…


正月は、うちの実家はもう何年も前からおせち購入派。食器洗いはオヤジの役目。帰ったらお雑煮だけつくればよい。同居人ともそれぞれ自分の実家に帰るので、余計な摩擦もない。この無理のない体制をつくるまでの血の歴史と今の楽さを考えると、ほんと、家族のきずなとか無駄ですねっておもいます☆

寺町みどりさんがリツイート | 1 RT

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東日本大震災復興支援企画『リクゼンタカタ―私はどうして東京と東北で公演をやろうと思ったのか』

2012-12-14 20:02:52 | 地震・原発・災害
12月8日の東京新聞に「ジェンダー平等政策を求める会」の全政党アンケートの記事が載りました。

記事を書いたのは、政治部の宇田さん。
「記事を送ります」とお聞きしていて、
今日届いた紙面を見ると、なんと一面トップです。

大変だったけれど、キャンペーンをやったかいがありました。

2012年12月8日 東京新聞 ドドーンと一面トップ記事

  政策疑問ぶつける 公約 有権者は「消化不良」
2012年12月8日 東京新聞 

 政治は有権者、国民のものだ。だが肝心の選挙では、政党が党側の論理で公約を示し、有権者はその範囲内での選択を迫られてきた。今回は違う。有権者が、政党や候補者に聞きたい政策や疑問をぶつけ、返ってきた情報を共有する。投票の基準を多く示そうという草の根の動きが広がっている。(衆院選取材班)

 ◆争点化
 社会学者の上野千鶴子氏らが呼び掛け人となる「ジェンダー平等政策を求める会」は、衆院選を前に各党に、男女平等政策に関するアンケートを実施した。結果は関連団体のホームページ「P-WAN」で公表中だ。
 日本の男女共同参画は遅れているといわれるが、選挙で大きな争点となったことはない。女性施策が書かれた公約は多いが、抽象的な記述が多く、消化不良だ。
 アンケートでは、夫婦別姓の実現、指導的な立場の女性を二〇二〇年までに30%まで高める「202030」、女性のみに定められた再婚禁止期間の廃止など二十六項目の具体的質問を行い点数化した。
 呼び掛け人の一人、寺町みどりさん(60)=岐阜県山県市=は「女性が投票する時の判断基準にしてほしい。政党にとっても、アンケートが女性政策を考え直すきっかけになったのでは」と話す。


◆鍛える
 国が群馬県で計画している八ッ場(やんば)ダムの建設中止を求める「八ッ場あしたの会」(前橋市)も各党アンケートを行った。未着工のダム本体工事に対する姿勢を尋ね公表した。
 活動を始めたのは〇五年衆院選の時。当初は一市民団体の活動を疎んじる党もあったが、活動を続けることで回答の理由を詳細に書くなど、丁寧に対応する政党が増えた。
 有権者が政党の政策立案、発信能力を鍛えているともいえる。〇九年の衆院選では主要争点の一つだった同ダム建設問題だが、今回は忘れ去られている。政党が政策を中途半端に投げ出さないように監視する役割も果たしている。
 渡辺洋子事務局長(55)は「賛否を聞くだけでなく『なぜか』を問うことで政党の力量や政策の詰め方、有権者に開かれているかどうかが手に取るように分かる」と強調する。

◆言動一致
 「脱原発総選挙かながわ」など全国の市民グループは、候補者の脱原発度をチェックする「脱原発つうしんぼ」を実施した。候補者全員に脱原発の目標時期や再稼働、核燃料サイクルなどの考えをただすアンケートを届けた。これまでに約四百人分を回収。集計結果は選挙後もホームページ上に掲載を続ける。呼び掛け人の一人のマエキタミヤコさん(48)は「選挙前と後の言動に矛盾がないかチェックする」と話す。


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後半は、
友人から、演劇人による東日本大震災復興支援企画
『リクゼンタカタ――私はどうして東京と東北で公演をやろうと思ったのか』の
チラシと案内が届いたので紹介します。

お近くの方は是非ごらんください。

 


演劇人による東日本大震災復興支援企画
『リクゼンタカタ――私はどうして東京と東北で公演をやろうと思ったのか』


*ご案内*
この度、演劇人による東日本大震災復興支援企画公演
「リクゼンタカタ―私はなぜ東京と東北で公演をしようと思ったのか」がおこなわれます。

 東京で数回公演を行い、資金を集めて陸前高田をはじめとする被災地で公演を行い、その過程で演劇人によって何ができるかを現地と交流しながら探るという企画です。一過性のチャリティ公演とは違う関係性を築くため、あえてボランティアという形はとりません。公演を成り立たせながらも現地との関係のありようを、長期にわたって築いていくことを目標としています。
最低でも五年間の継続を目指しておりますが、今回はその第一回となります。詳しくは添付のチラシおよび当会のブログをご覧ください。
 脱原発世界会議の場でもチケットを販売させていただくことになりました。ご紹介いただいたブログ等をご覧になった旨、チケットフォームに書いてくだされば、脱原発世界会議参加者特別価格と同じ値段でチケットをご提供させていただきます。

(前売り4000円、ペアチケット7000円)

直前の案内となりますが、どうぞお気軽にご観覧ください。

陸前高田訪問については下記
http://blog.goo.ne.jp/tohoku_tokyo_theatre/e/7f3cdf06077915f616c2a6081f1520ce

陸前高田でいろんな公演をしよう
http://blog.goo.ne.jp/tohoku_tokyo_theatre/c/0c33a45f9ccd95e2361a1e0867bc77ec

公演詳細
◎東京公演 2012年12月17日~19日
会場/下北沢 ザ・スズナリ(全日とも19:00開場、19:30開演)

12月17日  コントの日『コントで笑う』
出演/だるま食堂、THE GEESE、阿佐ヶ谷姉妹
  芸歴30年・女性3人のコントグループだるま食堂が、すべてを笑い飛ばす王道コントを
展開。ベテランの味を生で味わう夜。阿佐ヶ谷姉妹、THE GEESE等、応援陣も充実
だるま食堂さん「ボインボインショー」
http://www.youtube.com/watch?v=ydgPbixAoJk

12月18日  リーディングの日「朗読で考える」
出演/大鷹明良、加藤啓、笠木泉、近藤佑子(三条会)、高見亮子(かもねぎショット)、
ぼくもとさきこ(ペンギンプルペイルパイルス)、町田マリー
演目/ゲド戦記の作者ル・グィン「オメラスから歩み去る人々」、宮沢賢治「よだかの星」、「虔十公園林」などを小劇場の実力派俳優陣が朗読します。

12月19日  パントマイムの日「マイムで感動する」
出演/山本光洋
パントマイムで『笑点』に出たマイム界の鬼才、山本光洋の貴重なソロライブ。
捨て身で挑む至芸の技。大人から子どもまで楽しめます。
山本光洋さん「操り人形」
http://www.youtube.com/watch?v=7-WyjopBYCs

*チケット*
チラシ割(前売りのみ)4500円
当日5000円
学生3500円
前売りペアチケット 7500円
※陸前高田公演へのカンパ含む。公演収支はブログ等で公開していきます。

チケット申し込み・問い合わせ先電話
090-8331-6238(森下)
03-3469-0511(ザ・スズナリ)

インターネットからのチケット申し込みフォーム
http://ws.formzu.net/fgen/S78214157/

陸前高田でいろんな公演をしよう会ブログ
http://blog.goo.ne.jp/tohoku_tokyo_theatre

WANでもご紹介いただきました!
http://wan.or.jp/market/?p=847

レッツ・エンジョイ東京でもご紹介いただきました!
http://www.enjoytokyo.jp/stageplay/event/742762/
  


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12月13日(木)のつぶやき

2012-12-14 01:22:05 | 花/美しいもの

民主党の原発事故後対応が良いものだったとは言わないし、マニフェストの実現はおろか、それを否定までしたことはどうかと思う。しかし自民党時代に作った原発の処理のまずさを全部民主に負わせて、自民が過半数をとり、憲法改悪し、軍備を進めて、基本的人権まで取り上げるのは、全くもって筋違い。

寺町みどりさんがリツイート | 24 RT

【嘆願書】下地真樹准教授への免職他の処分を行わないよう求めます - 【署名】下地真樹准教授ら市民の不当逮捕に抗議します keepcivicactivity.jimdo.com嘆願書-下地真樹准教授への免職他の処分を行わないよう求めます/ 私も署名したい!

寺町みどりさんがリツイート | 1 RT

12月15日(土)WAN共催企画へGO! | WAN:Women's Action Network wan.or.jp/reading/?p=8611 脱原発世界会議2で日常のモヤモヤから政治へ―手をつなぐ女たち が開催されます。16時からだけど、15時半から開場です。ぜひお越しください!

寺町みどりさんがリツイート | 1 RT

【「パワハラあった」32% 競争激化で企業環境悪化?】厚生労働省は12日、過去3年間に職場でパワーハラスメント(パワハラ)があったと回答した企業が32%に上ったとする調査結果を発表した。ow.ly/g3vn9

寺町みどりさんがリツイート | 7 RT

今日も夜明け近くなってしまう。今日っていうか明日、上野さんと北原さんとのトーク、木島佳苗と東電OL事件とを語りつくす。でも会場が小さいので一晩で満席になってしまった。だから小声でつぶやくだけ。仕事が終わってから駆けつけるんだけど、原宿だから近くてラッキー。

寺町みどりさんがリツイート | 4 RT

カウントダウン脱原発世界会議、開催まであと2日!WAN&グリーンピース共催イベント12/15「原発ゼロへ女たちが手をつなぐ---日常のモヤモヤから政治へ」(16-18時@イイノ・ホール)チケット好評発売中。net.wan.or.jp/now/?p=431

寺町みどりさんがリツイート | 33 RT

おススメの本『快楽上等! 3.11以降を生きる』 (上野 千鶴子・湯山 玲子 著) goo.gl/kujQE


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おススメの本『快楽上等! 3.11以降を生きる』 (上野 千鶴子・湯山 玲子 著)

2012-12-13 18:26:59 | ジェンダー/上野千鶴子
雪が積もったので早朝ウオーキングはお休み。

ともちゃんは議会だし、わたしも仕事が忙しかったし、
朝はつるつる滑ると危ないので、三日間も休んでしまったのですが、
そろそろ再開したいと思い、雪の溶け具合を見に行くことに。
   

歩けるようならに歩こうと、雪用のサングラスと日焼け止めをぬって
準備万端ででかけました。

大桑の処理場の公園までクルマで行き、
ウォーキングコースを見てみると、何とか歩けそうです。
   

さっそくウォーキング開始。
雪は積もっていますが、お昼なので朝より陽射しが暖かいです。
   

四国山公園近くのスタートと地点まで行って、折り返して、
いつもと同じ約5キロ歩きました。
 
久しぶりのウオーキングで気分も爽快です。

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ところで、
東京に行ったとき、上野さんから本をいただいてきました。

湯山玲子さんとの対談、『快楽上等! 3.11以降を生きる』。
帰りの新幹線で読みだしたら、やめられない、止まらない! とってもおもしろい。
いっきに読んでしまいました。

『快楽上等! 3.11以降を生きる』
(上野 千鶴子 (著), 湯山 玲子 (著) /幻冬舎)


内容紹介
“本当の気持ちよさ"をあなたはまだ知らない。怒りのウエノと遊びの湯山が男と女をめぐる「不都合な真実」と「その先の幸福」をとことん語りあう。

「面倒くさい」「飽きた」を封印せよ!
●男を黙らせる技術としての「女装」パワー
●マグロ化する男、「気持ちよくない」と言う女
●「コンプライアンス化」する日本の結婚
●セックスの頻度とその人の幸福感に相関関係はない
●「頭を下げてセックスしてもらう」という熟女の新機軸
●「予測誤差」があるほど、快楽の刺激は強い
●美魔女のくびれたウエストより、女を輝かせるもの
●最後の秘境は「他人」。冒険は隣の男でできる
●女はどこでだって生き延びていける
●「生きていてよかった」という実感を得るために……

フェミニズム界のドン・上野千鶴子と、カルチャー界の主・湯山玲子が徹底的に語り合う、
「結婚」「恋愛」「セックス」「加齢」をめぐる、3.11以降の男と女の生き方。
まわりの空気を読む同調圧力と人並みであらねばというプレッシャーを強いられる今だからこそ、
私たちは、もっと自由と快楽に貪欲になるべき。生きることは、我慢することではなく、気持ちよさを味わうこと。そこへ向かうエネルギーこそが男と女、そしてニッポンを救う!


WANのイチオシにも紹介されています。

 快楽上等! 3.11以降を生きる 

音楽好き、美食家、健啖家で、セックスも好き。人生の快楽に貪欲という湯山玲子さんと上野千鶴子さんの対談集。「この対談は、人間に生まれてホントに良かったと思えるエキサイティングな時間だった」と、湯山さんはふり返る。「対話は、相手があっての化学反応だとつくづく思う」と、上野さんの楽観的な面が、湯山さんの楽観性、開放性、快活さに引き出された。
『違わないことを求める思想じゃなく、違っていてもOKな思想が必要なのよ。違っていても、差別されない。違っていても、ワリに合わない目には遭わない。だから、平等に扱おうということより、違っている自由の方が大事だと思う。―中略― 自由そのものが自己目的じゃないから、やっぱり自由を通じて、何が欲しいかなんだよね。』(本文p.311~p.312)上野さんが少女時代から求めてきたもの。それは、平等なんかじゃない、自由だった。
心身不可分な『わたくし』を愛おしむからこそ、ピュアに、ただひたすらに快楽を探究し極めたおふたり。経験知の豊かさは、この際どく快活な対談から窺える。『快楽上等! 3.11以降を生きる』と銘打った本書。あなたはこの本に胸倉を取られる覚悟、できていますか。
堀 紀美子
(2012年11月18日 WAN/イチオシ)


快楽上等! 3.11以降を生きる 感想 上野 千鶴子,湯山 玲子 - 読書メーター

帰りに岐阜駅で『婦人公論』も買いました。


『婦人公論』2012年12月7日号

「上野千鶴子のニッポンが変わる、女が変える」は第8回。
加藤陽子さんをゲストに迎えての「「敗戦」と「原発」はつながっている」の対談が
よみごたえがあって、とてもいいです。

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12月12日(水)のつぶやき

2012-12-13 01:22:08 | 花/美しいもの

あの展開はやはりないと思います。後悔の念しきりです。

寺町みどりさんがリツイート | 3 RT

【拡散希望】自民党、維新は男女平等がキライ。各党の回答がそろいました。そのほか興味深い相関もあり。P-WAN(市民と政治をつなぐ ウィメンズ・アクション・ネットワーク) - 市民と政治をつなぐ P-WAN p.tl/tQXw

寺町みどりさんがリツイート | 66 RT

敦賀・廃炉か 全原発の調査は不可避/美浜原発:風船で放射性物質調査 goo.gl/HdevU


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敦賀・廃炉か 全原発の調査は不可避/美浜原発:風船で放射性物質調査

2012-12-12 20:26:13 | 地震・原発・災害
きょうは2012年12月12日。

12時12分に記事をアップしようと思ったのだけど、仕事が忙しくて夜になってしまいました。
午後は、ともちゃんの一般質問の傍聴に行きました。

帰ってきて読んだ毎日新聞の夕刊社会面には、
市民グループが美浜原発から風船を飛ばしたら、
滋賀県、三重県、愛知県、遠くは静岡県の浜松まで飛んでいたという記事。

3月に飛ばしたときには東方向の岐阜県中心に飛んできたので、
冬場はほぼ北風に載って、南に富んでいくということがわかった。

北陸からの風は、一年の7割くらいが、内陸の南方向に向かって吹く風。
私たちの住む岐阜県は、常時風下地帯です。
美浜原発と敦賀原発は、すべて廃炉にすべきだと思います。

   美浜原発:風船で放射性物質調査 知多半島まで到達
毎日新聞 2012年12月12日

 名古屋市と岐阜県・西濃地区の母親らのグループ「名古屋ママs×西濃s原発風向き調査隊」が今月1日、福井県美浜町の美浜原発で事故があった場合、放射性物質がどこまで到達するか調べるため、同原発近くから風船を放ったところ、愛知県・知多半島など南東方向の太平洋側に到達した。最も遠いのは、約210キロ離れた浜松市だった。グループは12日、名古屋駅前で結果を伝えるチラシを配り、「冬場の原発事故は名古屋にも被害が生じる」と訴えた。

 美浜原発に近い水晶浜から1日午前11時、拾った人に連絡を求めるカードを付けた風船700個を放ち、6個が発見された。その結果、同日午後2時半に愛知県東海市の製鉄所内に、同3時50分には同県常滑市で風船が見付かった。翌日以降も三重県亀山市、滋賀県彦根市、美浜町、浜松市南区から風船発見の連絡があった。1日は強い冬型の気圧配置となり、福井県では雪交じりの小雨が降っていた。
 今年3月には岐阜県の市民団体も同様の調査を行い、風船1000個を飛ばし、99個の発見連絡があった。岐阜・滋賀県境の伊吹山からほぼ真東に飛び、遠いところでは約130キロ離れた岐阜県土岐市まで飛んだ。
 調査隊は「冬に原発事故が起きたら、冬の季節風に乗り、滋賀県北部から愛知県西部、三重県北部などでも高濃度の放射能汚染が想定される」と指摘している。
 このプロジェクトの呼びかけ人、名古屋市の河田真知子さん(29)は「名古屋の人は原発に対して関心が低いように感じている。だが、この調査結果をみると、名古屋でも被害が予想されるので、ぜひ関心を持ってもらいたい」と話している。【黒尾透】



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おりしも、
日本原電敦賀原発2号機が活断層の上にあることがわかって、
廃炉になる可能性が出てきました。
以下は昨日と今日の、新聞各社の社説です。

   【社説】敦賀・廃炉か 全原発の調査は不可避 
2012年12月12日 中日新聞

 まっ黒という判定だ。科学者たちは、日本原電敦賀原発2号機が“地震の卵”の上にある危ないものだと評価した。地震国日本の地下は断層だらけではないか。全原発の総点検は避けられない。
 四人の専門家の判断は、ずれることなく一致した。活断層だ。敦賀原発2号機の運転開始は一九八七年二月、比較的新しい部類に入る。だが、四半世紀もの間、“地震の卵”と言われる不安定な地層の上に原子炉が乗っていた。背筋が寒くならないか。
 敦賀原発の敷地内には「浦底断層」という名の活断層が走っており、破砕帯と呼ばれる断層の一種がそこから枝分かれするように2号機の真下へ延びている。この破砕帯が浦底断層の活動に連動して動き、地震を引き起こす恐れがあるか。つまり活断層であるかどうかが、検討されてきた。
 以前から危険は指摘されていた。日本原電は現存する原発では最も古い敦賀1号機の建設時から、破砕帯の存在を知っていた。だが連動して動く恐れはないと今も主張し続けている。つじつま合わせと疑われても仕方あるまい。
 このように事業者側に都合の良い報告を、一般に旧原子力安全・保安院のような政府機関が追認し、政治が放置してきたことから原発の安全神話が生まれ、神話への依存が福島第一原発事故につながったのではなかったか。
 福島の教訓から今年九月に発足した原子力規制委員会は、電力側の意向を排し、独自の調査に基づいて独自の判断を下すという、当たり前の仕事をしただけだ。
 今後、関西電力大飯原発の追加調査をはじめ、東北電力東通原発、北陸電力志賀原発など五カ所で現地調査を実施する。だが、日本列島は地震の巣、近年の調査技術の発達で、新たな活断層が見つかる可能性は高い。このような結果が出た以上、全原発の現地調査を速やかに行うべきではないか。
 規制委は、安全基準に満たない原発の停止を命令できるようになる。地震による被災が予見される原発の稼働は、許すべきではない。政府も、科学的知見に基づく規制委の判断を受け入れ、廃炉に向かうべきである。
 もちろん、廃炉後の新たな産業と雇用の確保、創出には、政府や自治体が責任を持って取り組むべきだ。
 敦賀の場合、既存の送電網や港湾施設などを生かし、新しいエネルギー産業を育てることも、未来への選択肢の一つだろう。



 社説:敦賀原発―脱・安全神話の時代へ 
2012年12月11日(火)付 朝日新聞

 安全神話から決別して原発の安全性を判断する第一歩だ。
 福井県にある日本原子力発電敦賀原発の原子炉直下にある断層について、原子力規制委員会は活断層の可能性が高いとの考えを示した。田中俊一委員長は「今のままでは再稼働の安全審査はできない」と明言した。
 原子力規制行政の大きな転換点といえる。
 焦点は、原子炉から約200メートルの場所を走る活断層「浦底断層」が、原子炉建屋に影響を与えるかどうかだった。
 5人の専門家の見解は明解だった。敦賀2号機の直下にある断層が浦底断層につながり、つられて動く危険性がある。全員がそう認定した。
 「原発の敷地内に活断層があるというだけで異常事態だ」
 「浦底断層の影響は計り知れないものがある」
 評価の場で出た専門家の言葉の数々は、いかに現状が危険であるかを物語っている。
 国の手引きによると、活断層の上に原発の重要施設を建ててはならない。運転できないのならば、廃炉への流れは避けられない。
 日本原電は判断を重く受けとめ、炉の安全確保や今後の経営について、速やかに事業計画を作り直すべきだ。
 敦賀発電所は敷地のなかに約160本の断層が走っている。「断層銀座」と呼ばれるほどの地に、そもそもなぜ原発が建てられたのか。
 敦賀発電所の建設が始まった1960年代には、断層の研究が今ほど進んでいなかった面はある。だが、原発では大事故がおきないという安全神話のもとに、立地場所の地質を軽視していたのではないか。
 これまで専門家が活断層の危険性を言っても、国は運転を認めてきた。旧原子力安全・保安院の審査の甘さを、教訓にしなければならない。
 規制委は今後、やはり敷地内に活断層の疑いがある北陸電力志賀原発をはじめ、東北電力東通原発など計6カ所で調査を予定している。
 電力会社は今まで、100%の確証がなければ「活断層ではない」という態度だった。もうそれでは通用しない。
 規制委の島崎邦彦・委員長代理は調査について「経済的な問題などは一切考えずに、純粋に科学的な判断」を求めていた。
 危険な原発は動かさない。
 当たり前の規制行政のスタートで、多くの課題も浮上する。
 交付金に頼ってきた敦賀市など地元自治体の将来計画も、根幹から見直す必要がある。


  社説:敦賀原発の活断層 規制委の判断は当然だ
毎日新聞 2012年12月11日

 原子力規制委員会の有識者による調査団が、日本原子力発電敦賀原発2号機(福井県)の原子炉建屋直下に活断層が通っている可能性が高いと結論づけた。これを受け、規制委の田中俊一委員長が、2号機の再稼働を認めない考えを表明した。
 活断層の直上に原発の重要施設があると、活断層が地震を起こした時に重大事故につながる。規制委員長の判断は当然のことだ。原電は今後も断層調査を続ける意向を示しているが、運転開始から40年以上過ぎた敦賀1号機ともども、廃炉措置が迫られるだろう。
 活断層の専門家らで作る規制委の調査団は今月初め、敦賀原発を現地調査した。敦賀1、2号機の東約200メートルには「浦底断層」と呼ばれる活断層が走る。そこから枝分かれした複数の断層(破砕帯)が原子炉建屋の下を通っていたからだ。
 10日に開かれた評価会合では、現地調査で新たに見つかった破砕帯が原子炉直下を通る活断層で、浦底断層と連動する恐れがあることで専門家の意見がほぼ一致した。浦底断層は阪神大震災を上回る規模の地震を起こす可能性があり、原発敷地内にあること自体が異常だとの意見も出た。最後に、田中委員長が「今のままでは再稼働の安全審査はとてもできない」との見解を示した。
 これまでの経過から浮かび上がるのは、原電の調査の甘さだ。
 浦底断層は、1号機の設置許可時(66年)には存在を知られていなかったが、2号機が営業運転を開始(87年)した後の91年には学術書に活断層と記載された。それでも原電は否定し続け、04年には3、4号機の増設許可を申請した。活断層と認めたのは08年3月のことだ。
 電力会社の調査の甘さは、原電だけではない。東日本大震災をきっかけとした再評価作業の過程で、活断層が見逃されていた可能性のある原発が相次いで浮上した。関西電力大飯原発の敷地を規制委の専門家らが調査した際にも、活断層の疑いがある新たな地層のずれが見つかり、追加調査を指示したばかりだ。
 敦賀原発の調査に参加した専門家からは「電力会社は無理な解釈を繰り返し、自ら進んで不利になる証拠を出さない」という声も出ている。
 ずさんな電力会社の調査を見逃してきた国の安全審査は、単なる通過儀礼だったのか。そのあり方も、厳しく問われなければならない。
 規制委は策定中の新たな安全基準の中で、活断層の定義を拡大し、原発直近の活断層の評価手法も見直す方針だ。地震国日本にはいたる所に活断層がある。3・11後の活断層研究の進展も踏まえた原発の総点検なしに、再稼働などあり得まい。 



  敦賀原発“活断層”で廃炉の可能性も
2012.12.12 美玖のニュース

福井県の敦賀原子力発電所の断層について、国の原子力規制委員会は、専門家と評価する会議を開き、2号機の真下を走る断層が活断層の可能性があるという判断を示しました。
規制委員会の田中俊一委員長は「今のままでは再稼働の安全審査はできない」と述べ、敦賀原発の2号機は、運転再開できずに、今後廃炉になる可能性が出てきました。

原子力規制委員会の島崎邦彦委員と専門家4人は、敦賀原発で今月1日から2日間行った現地調査を受けて、断層を評価する会議を10日、開きました。
敦賀原発には、国内で唯一、敷地に「浦底断層」と呼ばれる活断層があり、島崎委員らは現地調査で、浦底断層とそこから枝分かれするように延びて2号機の真下を走る「D-1」という断層を中心に、地面を掘って断面を調べるトレンチ調査の現場などで検証しました。
10日の会議では、専門家から浦底断層について「活動的でその影響は計り知れない」という意見や、D-1断層の周辺の地層で見つかった“ずれ”については「D-1とつながっている可能性がある」という意見が出ました。
議論を受けて島崎委員は「専門家4人で大きく食い違う点は見られなかった」としたうえで、「2号機の真下を走るD-1断層が、活断層として活動していて、浦底断層と同時にずれたと考えられる」と述べて、断層が活断層の可能性があるという判断を示しました。
国の指針では、活断層の上に原子炉などの重要な施設の設置を認めていません。
10日の判断について、規制委員会の田中俊一委員長は「今のままでは再稼働の安全審査はできない。規制委員会で意見を聞いて判断したい」と述べました。
10日の専門家との会議を受けて、規制委員会は、近く委員5人で議論することにしていて、規制委員会が正式に判断すれば、敦賀原発2号機は運転再開できずに、今後、廃炉になる可能性が出てきました。
.“運転再開判断する段階に至っていない”
評価会議のあと、原子力規制委員会の島崎委員らが記者会見し、敦賀原発の運転再開について、「田中委員長の認識と同じで、現状では、そうしたことを判断する段階に至っていないと認識している」と述べました。
また、日本原子力発電が追加の調査を行うとしている方針については、「きょうまでに集まっている情報で1つの判断を下したということだ。今の時点での結論を出した」と述べて、追加調査を待たずに最終的な判断を下す考えを示しました。
島崎委員は「事業者は、基本的に活断層でないことを証明するために調査をしているので、それができないかぎりは、調査を続けなればならないことになる。われわれとは立場が違う」と話し、「今回は、調査が多岐にわたり詳細だった。きちんとしたデータがそろっていれば結論は一致する」と述べました。
日本原電が反論“到底受け入れがたい”
国の原子力規制委員会が、敦賀原発2号機の真下を走る断層が活断層の可能性があると判断したことについて、日本原子力発電は、反論のコメントを発表し、「評価会合では、大規模なトレンチ調査などでD-1断層が活断層の可能性はないことを説明した。しかし、きょうの会合ではD-1断層の近くで見つかった地層のズレについて、主に変動地形学的な視点からの可能性だけで審議が進められ、今回のような取りまとめになったことは、到底、受け入れがたい。追加の調査を早急に進め、客観的なデータに基づいて主張を実証していく」としています。



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12月11日(火)のつぶやき

2012-12-12 01:22:49 | 花/美しいもの

訴訟費用請求に関する市の基本方針の見直しを求める請願 | 小林じゅん子 安曇野市議会議員 junko.voicejapan.net/blog/2012/12/1…

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“うぐいすリボン: うぐいすリボン・つくば講演会 インターネットの自由と倫理” htn.to/hC3bmL

寺町みどりさんがリツイート | 7 RT

12.15-16「脱原発世界会議2」/日常のモヤモヤから政治へ-手をつなぐ女たち goo.gl/ZDkNY

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東京新聞:石原氏 自民と協力し改憲 拉致問題「戦争する、で解決」:政治(TOKYO Web) tokyo-np.co.jp/article/politi…

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