みどりの一期一会

当事者の経験と情報を伝えあい、あらたなコミュニケーションツールとしての可能性を模索したい。

育休3年 男性の育児参加が先だ/育休3年─当然、男性もですよね

2013-04-25 21:06:48 | ほん/新聞/ニュース
大雨のあがった庭に、大輪のボタンの花が開いています。





図書館で日本みつばち関連の本を6冊も借りてきて、
注文していた本も届きました。

蜂さんになったつもりでどんなところなら巣を作りたいか考えて、
待ち箱の置き場所を少し変えました。

気温が20度を超えるこの春一番の暖かさで、
どの待ち箱にも、ミツバチが出入りしていました。
あしたこそ、と思うのですが・・・。

午前中、蜜蜂を気にかけながら市民派議員塾の仕事をしていたので、
気分転換にもといさんを誘って、ベビー・ガーデン・カフェでランチしました。

   
シェフの腕も上がったようで、前菜からデザートまで、おいしかったです。
特に、ランチセットになかったのですが、お願いして作ってもらったトマトスパ、
アルデンテの細目のパスタで、わたし好みです。

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安倍政権が出した「育休3年」の胡散臭さを、
中日と朝日がそろって社説で指摘しています。

  社説:育休3年 男性の育児参加が先だ  
2013年4月25日 中日新聞

 アベノミクスの「三本目の矢」となる成長戦略を安倍晋三首相が発表した。「女性の活躍」を中核に「待機児童ゼロ」と「三年の育児休業」が目玉だ。必要な施策だが、大事な視点が欠けている。
 女性の活力は経済成長には欠かせない。待機児童解消のため保育所整備を加速させる姿勢は間違っていない。
 ただ、政府の規制改革会議で検討されている施設面積を狭くしたり、保育士の配置を減らすなどの基準緩和は問題である。子どもの詰め込みや保育の質低下を招く。
 一方、株式会社の保育分野参入は促進すべきだ。企業は経営努力でニーズに応える知恵がある。施設を増やすことにつながる。
 現行で最長一年半取れる育休の三年への延長を経済界に求めた。ただ、女性の働く環境の改善に必ずしも応えるものではない。
 働く女性の二人に一人は第一子出産の前後に退職している。育休を取っても、短時間勤務など職場復帰後に仕事を続けられる支援が不十分だからだ。育休制度を利用しにくい職場の雰囲気も壁になっている。非正規社員は正社員より育休を利用しにくい。
 現在でも満足に育休を取れないのに、期間を延ばして利用者が増えるのか疑問である。育休延長は経済界への要請にすぎない。実現には法的に制度も変えるべきだ。
 成長戦略で見落としている視点が男性の育児参加である。男性の育休取得率は依然低い。女性が職場復帰後に働きながら子育てするには、男性も一緒に子育てをすることが前提だ。長時間労働の是正や、非正規社員の待遇改善など男性の働き方の変革も必要である。
 二〇一一年版「働く女性の実情」白書によると、子育て期の男性五人に一人は週六十時間以上働いている。一方、共働きで六歳未満児を持つ妻の一日平均の家事・育児時間は五時間三十七分あるのに夫は五十九分しかない。女性に育児負担がのしかかったままだ。
 女性の活力を生かすには、男性も子育てしやすい社会をつくることが求められている。
 そもそも安倍首相には、子どもが三歳までは母親が育てるべきだという家族観がある。親子のつながりは大事だが、それでは女性の活躍の場は広がらない。
 政府は「三年間抱っこし放題での職場復帰支援」を掲げるが、子育てには「いろいろな人に抱っこしてもらう」との社会で子育てを支える発想こそが必要である。


   育休3年─当然、男性もですよね
2013年4月25日(木) 朝日新聞

 安倍晋三さま。先日の記者会見で、成長戦略の柱の一つに「女性の活用」をあげられたことに感銘を受けました。
 5年後の「保育所・待機児童ゼロ」を目指すとのこと。「保活」の心配がなくなれば、若い世代も安心して働きながら子どもを産み育てられるでしょう。
 自民党が、ついに「男は外で仕事、女は家で子育てすべし」という考え方と決別したと理解していいでしょうか。
 驚いたのは、「3年育休」です。3年休めるうえ、仕事に本格復帰する前に大学や専門学校などで「学び直し」ができるよう支援すると。
 1年未満で契約を更新し、いつ雇い止めになるか不安な有期雇用の非正規社員も多いなか、「どこの国のことか」とも思いましたが、恵まれた正社員でなくても育休3年を可能にする秘策があると見ました。
 共働きで何とか生活を成り立たせている家庭が少なくないなか、一人が休んでいる間の金銭的な保障も、確固たる財源の裏付けとともにいずれ打ち出されることを期待します。
 ただ、心配もあります。「育休推進」が、まさか「休んで子育てするのは女性」という前提ではないですよね。
 首相自ら「3歳になるまでは男女が共に子育てに専念」とおっしゃる通り、男性を子育てに巻き込まないと、本当の女性活用にはならないし、経済の活性化もおぼつかないでしょう。
 そこで提案があります。男性の育休取得をもっと強力に推進するのです。
 女性の育休取得率は、すでに9割に迫ります。一方、男性の方は、ようやく2・6%。そのうち6割強は「2週間未満」しか休みません。
 育児休業は子どもが少なくとも1歳になるまで取れますが、父母ともに取得する場合、1歳2カ月までの延長を雇用主に義務づける「パパ・ママ育休プラス」が実施されています。
 ここを大きく進めて、スウェーデンのように、男性しかとれない育休期間を60日設ける「パパ・クオータ制」の導入も検討してはいかがでしょうか。
 女性が2人目の子どもを産むかどうかは、夫の姿勢がカギを握ります。厚生労働省の調査によれば、第2子以降が生まれる割合は、夫が休日にまったく家事・育児に参加しない家庭で約1割ですが、6時間以上だと7割近くになります。
 男女ともに能力を最大限に活用しながら「抱っこし放題」の時間も持てる。そんな社会を目指すなら大歓迎です。


 社説[育休3年]先にやることがある  
2013年4月21日 沖縄タイムス

 安倍晋三首相が、アベノミクスの「三本の矢」の最後となる「成長戦略」の考え方を明らかにした。急速な少子高齢化で先細る労働力の一翼を女性たちに担ってもらうなど、女性の活用を柱にした戦略だ。具体策として「待機児童ゼロ」と「3年間の育児休業」を挙げる。
 認可保育所に入れなかった乳幼児の母親たちによる抗議行動が広がるなど、待ったなしの待機児童問題では、2017年度までの5年で保育所定員を40万人増やし「待機児童ゼロ」とする目標を打ち出した。このプランが実現すれば、民主党政権の社会保障と税の一体改革で想定した解消時期が2年早まることになる。
 仕事と子育ての両立では、3歳になるまで子育てに専念する「3年間抱っこし放題での職場復帰支援」を提唱。現在、最長で1年半の育休期間を倍に延ばした上で、休職が長期化することで難しくなる復帰に必要な技能を学ぶプログラムを用意する。
 女性の能力の掘り起こしは経済成長の鍵であり、持続可能な全員参加型社会の構築がこれからは必要だ。対策の加速化も望むところである。
 しかし政府の規制改革会議で進むのは、保育士数や施設面積など保育サービスに関する基準の緩和である。保育士の給与の低さにつながる国の保育単価や、市町村の保育園増設の足かせにもなっている国基準保育料の高さなど、「保育の質」を担保する議論には踏み込んでいない。
    ■    ■
 昨年、求人広告会社がインターネットを通じて実施した育休に関するアンケートが波紋を呼んだ。女性社員が出産する際、「育休を取らずに退職してほしい」と四分の一の企業が答えたからだ。
 厚労省が発表する女性の育休取得率は、11年度は87・8%。これだけ見るとかなり高い数値に思える。が、実際は働く女性の2人に1人が第1子出産前後に仕事を辞めていて、その数が分母を小さくしている。統計からは「育休が許されない職場の雰囲気」などの声がかき消されている。
 非正規労働者の育休利用は、規定のある事業所でも3割程度(05年以降)にとどまるなど雇用形態による格差も大きい。 
 規模の小さい会社には浸透していない育休を、制度改正せずに、企業の努力だけで3年に延長すると言われても現実的ではない。その向こうに見えるのは参院選対策だ。
    ■    ■
 そもそも「育休3年」の根っこには、子どもは3歳まで母親の手元で育てるべきだという古い家族観がある。
 親子で一緒に過ごす時間はもちろん大切だが、大事なのは、子どもが安心して過ごせる環境。保育のプロが愛情を持って「抱っこ」すれば健やかに育つ。
 女性自身のキャリア形成に影響が出ないよう子育てと仕事のバランスも重要で、そのためには男性の育児参加こそ促進しなければならない。女性の潜在力を生かしたいのであれば、働く女性の割合が出産・子育て期の30代で落ち込む「M字カーブ」解消のための現実的対策を検討すべきだ。


 成長戦略「育休3年」 首相肝煎り 当事者ら冷ややか(2013.4.23 SankeiBiz) 

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4月24日(水)のつぶやき

2013-04-25 01:08:27 | 花/美しいもの

『婦人公論』上野千鶴子のニッポンが変わる、女が変える~石牟礼道子=ゲスト blog.goo.ne.jp/midorinet002/e…


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『婦人公論』上野千鶴子のニッポンが変わる、女が変える~石牟礼道子=ゲスト

2013-04-24 22:03:11 | ジェンダー/上野千鶴子

『婦人公論』2013年5月7日号(4月22日発売)のシリーズ
「上野千鶴子のニッポンが変わる、女が変える」は今回が最終回です。
ゲストは、石牟礼道子さん。

「福島と水俣はつながっている」という対談は圧巻です。
お二人のことばのやりとりは、読むほど胸にジーンとしみこんで、
鼻の奥がツーンといたくなり、涙がじわーっとあふれてきます。

  

ほかにも読みごたえがある記事がいっぱいです。
ぜひ手に取っておよみください。

  2013年5月7日号(4月22日発売)/最新号目次 
特集:
人生は時間の使い方で決まる


シリーズ
上野千鶴子のニッポンが変わる、女が変える

最終回
福島と水俣はつながっている
石牟礼道子=ゲスト 
 


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ピンクの花たち。

昨年、ともちゃんからプレゼントされた花海棠(ハナカイドウ)。
4月2日に一輪開花。

可憐な花を次々に咲かせて行きます。

実の大きな「実海棠(みかいどう)」に対して花が美しいので
 「花海棠」と命名された。

中国では、ボタンとともに、最も愛好されているそうです。
わたしもこの花が大好きです。

約二週間かけて満開になりました。




クラブアップル「レッドジェイド」。

枝垂れのクラブアップルです。


早咲きのツツジ


金子玄海つつじ。

とても優雅な花で、ツツジというよりシャクナゲの仲間にちかいそうです。

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4月23日(火)のつぶやき

2013-04-24 01:28:40 | 花/美しいもの

記者の目:問い直そう「議会の品位」=土本匡孝 mainichi.jp/opinion/news/2…

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ニホンミツバチの待ち箱を設置しました。

2013-04-23 20:09:31 | ニホンミツバチ
ニホンミツバチの巣箱を3組ほど作ってもらいました。
箱の板の内外に焼き目を入れて、巣箱らしくなりました。



板の隙間からスムシが入らないように、
粘土で埋めることにしました。


合成物の添加物がない石粉の粘土と、墨汁を買ってきました。



粘土に墨を入れて練って黒くして、底板の隙間に押し付けて埋め込みました。



内部にも水で薄めた墨をぬって出来上がり。


一組は家の裏の薪置場に設置。


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余り近いところにたくさんおいても、蜂さんが入ってくれるかどうかわからないので、
すこし離れたところの何か所かに待ち箱を置くことにしました。

どこに置いたらよいかを、ネットでいろいろ調べてみました。

  ニホンミツバチwiki 

捕獲方法
・分蜂群を巣箱に呼び寄せる方法
・木の洞やお墓に自然に巣を作っている群を強引に捕まえる方法
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


茂木日本ミツバチの会のWebサイト
 趣味の養蜂(作業日誌)テーマ「待ち箱」のブログ記事

   我が家にミツバチがやって来た
ゼロから始めるニホンミツバチ養蜂家への道

久志冨士男=著 高文研
ニホンミツバチの捕らえ方から、飼い方、ミツの採集の方法、オオスズメバチ対策まで著者20数年間の養蜂経験をまとめた、ニホンミツバチの養蜂技術書の決定版。
甲野善紀氏 推薦!
セイヨウミツバチが危機的状況の今、経験と実績に裏打ちされた、このニホンミツバチの飼育の具体的技術は圧倒的な説得力を持っている。農業の問題を考える上でも貴重な本。

(帯文より)


この本の目次を読んだら参考になりそうなので、さっそく注文しました。

待ち箱は、里山の裾にある知人宅の空き地とお墓にに設置。





裏山の頂上付近にも置いたのですが、ここは見晴らしがよくないので入らないかもしれません。





明日、蜂さんが好みそうなところに場所を変えようと思います。

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4月22日(月)のつぶやき

2013-04-23 01:08:19 | 花/美しいもの

【関西の議論】銭湯で「早よ出て来い!」「ビール!」、灰皿投げつけ…“トラ退治法”摘発毎年300人、その陰に55年前の「悲しき殺人」 - MSN産経ニュース sankei.jp.msn.com/west/west_affa…


今夜のクロ現のプレビューを覗いてきました。「ボストン爆破事件 “新たなテロ”に揺れるアメリカ」。なぜ隣人は突然テロリストになったのか?是非ご覧ください。nhk.jp/S0OHd4 #nhk_kurogen

寺町みどりさんがリツイート | 22 RT

インターネット選挙運動の解禁に関する情報(なるほど選挙/総務省) blog.goo.ne.jp/midorinet002/e…


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インターネット選挙運動の解禁に関する情報(なるほど選挙/総務省)

2013-04-22 19:32:24 | 選挙関連
きょうは5月の市民派議員塾で、参加者にリクエストする課題をつくっていました。

時どき外に出て、日本ミツバチの分蜂群が待ち箱に来ていないか見てまわり、
ついでに、庭のお花のウオッチング。
朝のウオーキングと合わせて1万歩を超えました。

春の花は次々に咲いては散っていくのですが、画像のアップが追い付かなくてアップアップ。
早くアップしないとくさってしまう、とあせります(笑)。

  

  
チューリップと、レンゲが咲いていましたよ。
  

調べたいことをwebで検索していたら、
「インターネット選挙運動の解禁に関する情報」が総務省のホームページにアップされているのを見つけました。

改正条文や解説もありますので、関心のある方はごらんください。
ちなみに、公共物である政府刊行物には「著作権」はありませんので、転載・転送は自由です。

   インターネット選挙運動の解禁に関する情報(なるほど選挙/総務省) 
 平成25年4月19日、インターネット選挙運動解禁に係る公職選挙法の一部を改正する法律(議員立法)が成立しました。
 その関係資料を下記のとおり掲載します。
 (注)掲載情報は、今後逐次充実していく予定です。 

1.インターネット選挙運動解禁のあらまし(pdf)

2.提出時法律案関係資料

3.ガイドライン(案)


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後半は、選挙関係の記事いろいろです。

  本社世論調査:ネット選挙「参考に」56%  
毎日新聞 2013年04月21日

 毎日新聞は20、21両日、全国世論調査を実施した。夏の参院選からインターネットを使った選挙運動が解禁されることをめぐり、投票先を選ぶ際にどの程度参考にするかを聞いたところ、「大いに参考にしたい」と「ある程度参考にしたい」との回答が合わせて56%にのぼり、「あまり参考にしない」「まったく参考にしない」を合わせた38%を大きく上回った。安倍内閣の支持率は66%で、3月の前回調査より4ポイント下がった。「支持しない」は3ポイント上昇し、17%だった。

 ◇内閣支持66%
 投票先を選ぶ際にネットを「大いに」「ある程度」参考にしたいと回答した人は、20〜50代でいずれも6割を超えた。一方、60代以上では「大いに」「ある程度」参考にしたいとした人は約4割にとどまり、年齢によって差がついた。
 政党別では、自民支持層の63%が「大いに」「ある程度」参考にしたいと回答したが、民主支持層では50%にとどまった。また、安倍内閣を支持する人の14%が「大いに参考にしたい」と答えているのに対し、支持しない人では7%だった。
 内閣支持率は、日本維新の会の支持層の7割、みんなの党支持層も5割が支持するなど、野党支持層でも高い。民主支持層も3割が「支持する」と答え、野党が首相に支持層を侵食されている。
 参院選の争点について一番関心のあるテーマを尋ねたところ、「景気回復」が35%と最も多く、「社会保障」(23%)、「震災復興」「原発」(いずれも10%)が続いた。「憲法改正」は7%だった。
 首相の経済政策によって景気回復が「期待できる」と答えた人は60%に達し、「期待できない」の35%を大きく上回った。また、安倍内閣を支持する人の81%が「期待できる」と答えたのに対し、支持しないとした人の86%が「期待できない」と答えた。
 首相は憲法改正の発議要件を定めた憲法96条の改正を参院選の争点にする意向を示しているが、首相の高支持率は景気回復への期待に支えられている側面が強い。
 政党支持率は自民党が前回と同じ39%。民主党は5%と横ばい、維新は7%と前回から2ポイント下がった。みんなは4%、共産は2%といずれも横ばいで、野党各党は低迷が続いている。【鈴木美穂】 


ネット選挙解禁で考慮すべき脅威(前編)2013年04月19日 ITmedia

ネット選挙解禁で考慮すべき脅威(後編)2013年04月22日 ITmedia


  社説:成年後見と選挙権 公選法改正は当然だ 
毎日新聞 2013年04月22日

 成年後見が付くと選挙権が剥奪されるのは憲法違反だ。被後見人もわが国の国民であり、主権者として選挙を行うのは当然−−。知的障害の女性が起こした成年後見訴訟で東京地裁はそう判断した。ところが、政府は「各地の選挙で直ちに被後見人の取り扱いが混乱する」(新藤義孝総務相)と控訴した。国民の大事な権利を奪ったままでいいはずがない。選挙権の自動的な剥奪はやめるにしても、何らかの線引きが必要と考えているのかもしれないが、そんなことが可能とも思えない。
 自ら意思表示し、自分の行為の結果を理解できる能力のない人に選挙権を認めると、悪用されて不正が横行する恐れがあるとも言われる。不正に厳重に対処するのは当然だが、予防的措置として被後見人から一律に選挙権を剥奪することは許されるのか。そもそも能力とは何だろう。
 目が見えず耳が聞こえない人は、いつ選挙があり立候補者が誰かを知ることが難しかった。投票所にひとりで行くのも大変だろう。だが、指点字というコミュニケーション手段を母親が見つけたことで東京大学教授になった福島智さんのような人もいる。全身が動かず言葉もしゃべれない難病患者の脳にセンサーを付け、ロボットを使って意思を具体的な行動に表す研究も進んでいる。
 選挙の意味や政策など抽象的な概念を理解することは苦手でも、立候補者の誠実さや思いやりなど人格への深い洞察力や直感力のある障害者はたくさんいる。似たような判断基準で投票している人は多いはずだが、どうして障害者だけ問題にされるのか。欧州で日本の障害者の芸術作品が高く評価されているが、著作権や財産権を守るために後見人を付ける障害者が多い。海外で日本の価値を高めている人々から政府は選挙権を奪っているのである。
 科学技術の進歩、周囲の環境やコミュニケーションの配慮によって個人の「能力」はいかようにも変わりうる。知能指数の測定にしても数多くの方法があり、そのどれもが完璧ではない。もちろん偏差値のような単純な尺度で測ることなどできない。もともと人間の能力とは捉えどころのない宇宙のようなものなのだ。
 欧米諸国では制度改革が進み、現在多くの国で選挙権剥奪は撤廃されるか、極めて限定的に運用されている。民主主義の根幹の権利だからこそ誰にでも認めることが原則なのだ。重い障害のために投票できない人は現実にいるが、国が選挙権を剥奪するのとはまったく意味が違う。そうした人にもどう選挙権を保障するかを考えるべきであり、日本政府の発想は逆転している。すぐに公職選挙法を改正すべきだ。


  【社説】河村・名古屋市長3選 自治が求めるものとは  
2013年4月22日 中日新聞

 名古屋市民は、既得権打破を唱える河村たかし市長の「庶民革命」の継続を選んだ。市長には、議会との丁寧な対話と行政への責任を何よりも望みたい。
 三選二期目の河村市政の一期目をまず検証してみたい。それには市長選直前、対立候補として一時名前が浮上した住田代一(だいいち)前副市長の言葉が手がかりになる。
 住田氏は「市長は行政の長たるより、政治家であることにその存在感を感じているのではないか」と、折にふれ指摘してきた。
 河村流の「庶民革命」の功罪は、このひと言によく集約されているのではないか。

「罪より功がまさる」と
 その功とは、市長、議会、市役所のなれ合い体質にカツを入れ、河村氏が言う「お上下々(かみしもじも)社会」を打ち破ろうと、既得権打破に切り込んだことだ。政治家にしかできぬことであろう。
 罪とは、二百万市民を抱える政令指定都市の長として、行政運営でリーダーシップを残念ながら欠いたことだ。その意味で市長の側近として、行政を支えた前副市長の言葉は核心を突く。
 それらは、多くの市民が共感するところだろう。その上で罪より功がまさるとして、市
民は河村市政の継続を選んだ。言い換えれば過去の市政がしっかり住民の方を向いていなかったということでもある。
 第一次大戦に敗れた後のドイツ・ミュンヘンで、社会学者のマックス・ヴェーバーが学生向けに有名な講演をしている。それをまとめたのが政治学の名著と言われる「職業としての政治」である。
 ヴェーバーはこう語っている。「闘争は(中略)およそ政治家である以上、不断にそして必然的におこなわざるをえない。しかし官吏はこれに巻き込まれてはならない」(脇圭平訳・岩波文庫)
 名著の言葉を借りるならば、名古屋市民はこの選挙で、「河村庶民革命」という政治闘争の継続を支持したとはいえる。
 翻って、市政を支えてきた能吏の住田氏は、今の名古屋は役人がトップに立つことが求められていない時代であると敏感に感じとっていたのではないだろうか。

政治家の闘争だけでは
 全国の都市を見回してみよう。市民税減税や市長と議員の市民並み報酬など、既得権に切り込む公約を掲げた河村氏のような政治家型の市長は少ない。大阪の橋下徹市長らが目立つぐらいだ。
 だが、市長選史上最高の票で圧勝した前回選挙に比べて得票は減った。何よりも投票率が下がった。河村氏の信任という意味では、政治家色が強い河村流を支持する熱気が冷め、批判も強まっていることを物語るのではないか。
 その批判の中身とは何か。耳目を集める派手な公約を打ち上げるだけでなく、議会との建設的討論に努力し、市民が安心できる継続的な行政運営に心を砕いてほしいということに尽きるであろう。
 国と地方の仕組みを比べてみよう。国会が議院内閣制をとっているのに対し、地方自治体は首長と議員が直接、住民によって選ばれる二元代表制を採用している。
 首長と議会は独立した機関であり、従って、双方の譲歩もけん制も期待される。そうした仕組みこそが、住民の意思をよりうまく反映させられるからである。
 政治家として闘争をしようとするあまり、河村氏はもう一方の住民代表である議会との関係で、粘り強く交渉する姿勢に欠けてはいなかったか。
 確かに、市長は議会を自由には解散できないため、議会で多数を握る政党が反対に回れば公約を実現できない。河村氏が対話と説得に努力すべきであると同時に、議会の側も党利党略ではなく、政策ごとにしっかり議論を深め、賛否を表明すべきであろう。
 ヴェーバーに立ち戻ろう。彼はこうも言っている。「政治家にとっては、情熱、責任感、判断力の三つの資質がとくに重要であるといえよう」

何が欠けていたのか
 庶民革命に代表されるように、政治家としての河村氏の情熱は群を抜く。
 だが、行政の長や地域政党代表としての責任感や判断力はどうだっただろうか。
 自ら選んだ地域政党の議員は政治力が足りないだけでなく、不祥事続きだった。市長が指導力を発揮したとは、とてもいえない。
 確かに、名古屋市民は三選を支持した。だが、政治家として市政にカツを入れるだけでは、二期目の市長としては不十分だ。
 有権者にとっては選挙後こそ大切である。着実な市政運営ができているか目を光らせていこう。
 最後に、クギもさしておきたい。「国政に戻る」なんて任期中に言わないように。それも大きな責任の一つである。


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4月21日(日)のつぶやき

2013-04-22 01:07:52 | 花/美しいもの

利休梅・ブライダルリース(シジミ花)・姫リンゴ・白花マンサク/新緑と白い花たちのコラボ goo.gl/gz1bO


ネット選挙解禁Q&A | ニュース | 公明党 komei.or.jp/news/detail/20…

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利休梅・ブライダルリース(シジミ花)・姫リンゴ・白花マンサク/新緑と白い花たちのコラボ

2013-04-21 21:06:27 | 花/美しいもの
梅や桜、モモなどの花が終わるころ、
うつくしい白花が咲きはじめます。

さわやかで優雅な利休梅(リキュウバイ)。
緑と白のコントラストがきれいです。
   

   

  

大好きな花なので、家の西角と坂を上がったところの二本植えました。
今年はどちらもたくさん花をつけています。

   

リキュウバイの前にさいているのは、ブライダルリース(シジミ花)。
   

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ユキヤナギみたいなシジミバナ(蜆花)は、ユキヤナギが終わったころに咲きます。
コデマリ、ユキヤナギ、シモツケなど同じ仲間で、「八重咲きユキヤナギ」ということもあるそうです。

ほかにも、たくさんの呼び名があります。
コゴメバナ(小米花)/エクボバナ(笑窪花)/ギョクリュウ(玉柳)/漢名:ショウヨウカ(笑靨花)
  
かわいらしい小さな花の一つ一つをよく見ると、名前の由来がわかりそうです。

   

足元には花ニラ。
   

姫リンゴ 

  

めずらしい白花マンサク。マンサクなのに遅咲きですね。
  

白い水仙もなぜか黄色い水仙のあとに咲きます。
  

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4月20日(土)のつぶやき

2013-04-21 01:08:07 | 花/美しいもの

予告!WANシンポジウム NPOのチカラ2013―それは「女縁」から、はじまった!5月26日  | WAN:Women's Action Network wan.or.jp/reading/?p=9736


ネット選挙解禁!!どうする、どうなる日本の未来! go2senkyo.com/blog/archives/…


ネット選挙運動 政策を見極める手段に/何が変わる 夏の参院選から解禁 goo.gl/kjZAn


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