みどりの一期一会

当事者の経験と情報を伝えあい、あらたなコミュニケーションツールとしての可能性を模索したい。

無戸籍児 子の利益に立つ救済を/無戸籍の男女3人が「公的支援」求めて署名提出

2014-07-16 21:45:05 | ほん/新聞/ニュース
超大輪の純白のカサブランカ、3輪咲いています。



きょうは男性たちは朝から、薪ストーブ用の丸太を
美山まで取りに、3トントラック二台で往復しています。

外は猛烈に暑いので、わたしはエアコンの効いたへやのなかで、
空になった日本蜜蜂の巣を溶かして、蜜蝋をつくりました。

今年の春作った蜜蝋は、適当に固めてポリ袋に入れたので、
巣屑が残っているところに、少しカビがでていたので、
いっしょに煮溶かして、丸い大きなホットケーキみたいな蜜蝋の塊にしました。



玄関には、バケツ3倍分の大量のトマト。
  
枯れてしまったトマトの木に残っていた、いろとりどりのトマトたち。
真っ赤にいろんだトマトは!するほど甘いので、
これで水なしトマトカレーを作ることにしましょう。

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ところで、今朝の中日新聞の社説は「無戸籍児 子の利益に立つ救済を」。

フィリピン人の母と、日本人の父から生まれた無国籍児の問題にかかわったことがあるので、
この問題は他人事ではありません。

子どもの利益を最優先して、戸籍をつくる動きもありますが、
重い法の扉をあけて、戸籍があってもなくても、
ひとりの人間として尊重され、だれもが差別を受けずに生きられる社会にしたいものです。

  【社説】無戸籍児 子の利益に立つ救済を 
2014年7月16日 中日新聞

 親の事情で出生を届けられず、戸籍のない人がいる。健康保険の加入や免許資格の取得、就職や結婚など普通の暮らしができない。戸籍の作成をはじめ、子の利益に立つ救済が考えられるべきだ。

 子どもは出生届が出されないと無戸籍になる。なぜ、そんな事態が起きるのか。

 親の事情はさまざまだが、根っこに民法七七二条の規定がある。

 母親が婚姻中に妊娠した子は夫の子と推定されるため、婚姻関係を解消できていない間に別のパートナーとの子を産んで出生届を出せずにいたり、離婚後三百日以内に生まれた子は前夫の戸籍に入ってしまうため、出生届を出せないケースも。夫の暴力から逃れた母親が、夫と接触を断つために出生届を出せない場合も多い。

 こうした戸籍がない子にも市町村は親からの相談を受けて、住民票を出し、児童手当や就学などの行政サービスを行っている。

 この住民票の数から、戸籍のない子は二十年で一万人と推計される。だが、それは親からの相談があってのことだ。

 虐待事件から、厚生労働省は住民票があって就学していない子を調べているが、そもそも存在を隠されるように住民票も作られずにいる場合は、確認が難しい。

 支援団体のもとには戸籍のない人たちの相談が相次いでいるが、氷山の一角とみるべきだろう。

 戸籍がない状態は、生まれていながら公的には「存在しない者」とみなされることだ。

 人として当たり前の暮らしを奪われている。健康保険がなく、携帯電話の契約、運転免許の取得、就職や結婚もままならない。

 戸籍を作るには裁判手続きが必要となる。母親の前夫に証言を求めたり、実父に認知を求める調停があるが、家族関係が崩壊した後では負担が重すぎる。

 親の事情ではなく、まずは子の利益を優先して戸籍を作れるようにすべきではないか。「父未定」のまま出生届を出せるようにするのも一つの案だろう。

 民法は曲がり角にある。家父長制時代の名残の七七二条は見直すべきだ。欧米のように子ども中心に親子関係を決める制度に改めることは救済につながる。

 養育の知識や能力に乏しい親はいる。生活保護の申請者には、出生届を出せないでいる母親もいるはずだ。困った人たちのサインを逃さず、法や支援体制を整えておくことは、大切な子どもが社会から排除されない道となる。



  「戸籍がないので結婚できなかった」 無戸籍の男女3人が「公的支援」求めて署名提出
弁護士ドットコム
2014年06月19日

生まれたときに親が出生届を提出することができず、成人になっても「無戸籍」のまま生活してきた男女3人が6月19日、東京・永田町で記者会見を開いた。3人は「一日も早く戸籍がほしい」と打ち明け、公的な基金の設立を求める約1万2000人分の署名を法務省に提出した。

●離婚後300日以内に生まれた子どもは「前夫」の子に
そもそも、なぜ「無戸籍」になってしまったのだろうか。その背景の一つとして、「離婚後300日以内に生まれた子どもは前夫の子どもと推定される」という民法772条の規定がある。この規定がつくられた明治時代には、父親が誰なのかということをはっきりさせる意味があったが、DNA鑑定で親子関係の判別が可能な近年では「科学的に根拠がない」と批判されている。

そのルールが、いまだに変更されないことが問題を引き起こしている。たとえば、夫のドメスティック・バイオレンス(DV)が原因で離婚した女性が、新たなパートナーとの間に子どもを産んだ場合、離婚から300日が経っていなければ、「前夫の子」となってしまう。これを避けるため母親が出生届を出すのをためらうと、子どもは「無戸籍」になる。

裁判や調停を通じて、「無戸籍」状態を解消することも可能だが、費用の負担が重いことや、制度そのものを知らないケースもあり、そのまま成人を迎える人もいる。会見では、「無戸籍」の成人3人が支援の充実を訴えた。

●41年間無戸籍の男性「普通の生活がしたい」
「41年間、無戸籍です」。大阪に住んでいる無戸籍の男性は会見冒頭、こう自己紹介した。彼が自分に戸籍がないことを知ったのは、20歳くらいのころ。当時のパートナーの女性と結婚しようと役所に婚姻届を持っていくと、職員から「戸籍がないから受理できない」と言われたという。

「すぐに理解できなかったが、生きていくうちに、戸籍謄本がとれないということがわかった。戸籍謄本がないと、当時、免許証には『本籍地が不詳』と書かれた。警察に呼び止められるたびに、普通の人なら5分で終わる話が、根ほり葉ほりと調べられた。『免許証は偽物じゃないのか?』と言われたこともある」

男性は就職でも消極的になったという。「会社から『戸籍を持ってこい!』と言われるんじゃないかと思った。大手企業に勤めることや、資格取得もあきらめざるをえなかった」。今の望みは、パートナーと結婚すること。「パートナーに支えられて生きている。みんなと同じように結婚して、ふつうに暮らしたい。そして、いち早く無戸籍の人がいなくなるようにしたい」と話していた。

●2週間で1万2430人の署名が集まる
無戸籍の人たちを支援する「民法772条による無戸籍児家族の会」の井戸正枝代表によると、「無戸籍の人たちは全国に1万人以上いる」という。井戸さんらが中心になって、無戸籍の人たちの裁判をサポートする公的な「ファンド」の設立を求め、署名サイト「Change.org」で賛同者を募ったところ、6月5日から19日までに1万2430人分集まった。

多くの署名が集まったことについて、会見に出席した無戸籍の34歳男性は「素直にうれしい」と感想を述べた。ふだんは建築の仕事をしているが、戸籍がないために、これまで社会保険や国民健康保険に入れなかったという。「普通に人として国から認められたい」と語った。

また、同じく会見に出席した「無戸籍」の32歳女性は、1週間前に住民票を作成することができた。「先日、初めて歯医者に行ってきた。ふつうの生活だけどうれしい。ふつうの生活ができないのが一番つらい」「まだまだたくさん(無戸籍の人は)いるので、この署名を無駄にしないでほしい」と願いを込めた。

支援団体では、無戸籍の人からの相談を受け付ける「離婚後300日・無戸籍問題24時間無料ホットライン」を設けている。電話番号は03-5981-8205(関東地区)、078-843-1560(関西地区)。
(弁護士ドットコム トピックス)
 
 

  親に隠された子どもたち…国は「存在つかむ端緒がない」  
2014年7月8日 朝日新聞

 国民の証明である戸籍がなくても、社会に迎えられる人はいる。

 たとえば新しいパートナーの子を産んでも、婚姻関係を解消できない夫との関係から出生届を出さないなど、親の事情で無戸籍となる子がいる。各自治体はそれぞれの判断でこうした子に住民票を発行している。義務教育の就学機会も設け、児童手当や保育所入所、新生児健診などの行政サービスも提供している。

 しかし親が子と社会との一切の接点を絶てば、第三者が子の存在をつかむのは容易ではない。厚生労働省は現在、住民票があるのに予防接種の未接種や学校に来ない18歳未満の所在不明児を全国調査しているが、法務省によると、住民票がない子は「存在を認識する端緒がない」という。

 社会の闇は事件で照らし出される。1988年、東京都豊島区で2歳の子が死亡し、無戸籍の兄妹4人が親に置き去りにされていたことが発覚した。この事件を題材にした映画「誰も知らない」(2004年)は反響を呼んだ。

 公立の夜間中学にここ数年、無戸籍、不就学の若者が入学している。全国夜間中学校研究会の須田登美雄副会長(57)によると、09~13年度、東京都内5校に16~30歳の男女9人が入学した。

 都内の夜間中学に今年3月まで23年勤めた関本保孝さん(60)は「背景にはDV(家庭内暴力)や地域社会の崩壊による親子の孤立があると思う。私たちの想像を超える数の若者が、息を潜め生きているのではないか」と言う。

 彼らが大人になって救い出されても、通常の社会生活を送れるようになるまでの道のりは険しい。児童相談所の相談や一時保護の対象は18歳未満。その後の公的な救済手段は乏しい。

     ◇
■「尊厳の否定に等しい」
 〈道中隆・関西国際大教授(社会保障)の話〉
 見つかった無戸籍・不就学の子どもたちは氷山の一角だと思う。私が大阪の児童相談所に在籍していた15年前も、こうした子がいた。
 生活困窮者の裾野が広がるなか、最も支援が必要な人が孤立無援となっている。妊娠・出産時の相談や無保険受診、生活保護申請の際、子どもの声なきSOSに敏感に反応できるよう、支援の担い手を質量ともに充実させる必要がある。
 社会と結びつく根っこがないのは、人間の尊厳を否定されることに等しい。養育の知識や能力がない親もいる。こうした子どもたちが生まれるメカニズムを理解して、救い出す法の整備を進めなければならない。

     ◇
■取材後記
 康子さんが幼少のころにいた大阪の近所の人のことばが耳に残る。「体がガリガリとか、殴られたあざがあるとかだったら声をかける。でも一見して、普通やったもん」。学校のある時間に彼女を再々見かけても、誰もかかわらなかった。
 父と車上生活を送っていた翔太さんは警察に10回ほど補導されたという。本当なら、警察官は親に引き渡して一件落着とせず、親子を社会の受け皿に載せる試みはなかったのか。
 社会に「われ関せず」の空気が強まっている。康子さんの生活保護を担当した兵庫県伊丹市のケースワーカーは「昔は他人の子でも進んで世話をやく大人がいた。今はプライバシーの問題が意識され、手を差し伸べる人は少ない」と言う。
 社会は、私たちは、どうすればいいのか。「親の責任」と思考停止していないか。子どもらしく生きる権利を奪った親に怒るだけではなく、親自身が困難を抱えている可能性も想像したい。
 康子さんの父親も中学に通えず、大人になるとアウトサイダーとして生きてきた。批判ばかり聞こえてきては、親も子もSOSを出しにくい。いつしか冷めてしまった社会のぬくもりを取り戻すことが、第一歩ではないか。(中塚久美子)


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7月15日(火)のつぶやき

2014-07-16 01:22:11 | 花/美しいもの

署名縦覧を盾に議員らがビラで暗黙の圧力?町長リコール運動をめぐる川島町住民の狼狽|相川俊英の地方自治“腰砕け”通信記|ダイヤモンド・オンライン diamond.jp/articles/-/560… @dol_editorsさんから


滋賀県知事選 三日月氏が初当選/強引政権は猛省せよ/政権のおごりへの批判/自公敗北 「1強」政権に冷水 blog.goo.ne.jp/midorinet002/e… @midorinet002さんから

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自然エネ発電、気軽に応援 「市民ファンド」への出資(白井康彦) goo.gl/HDPvb3


白票水増し:前高松市選管事務局長ら起訴 - 毎日新聞 mainichi.jp/select/news/20…


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自然エネ発電、気軽に応援 「市民ファンド」への出資(白井康彦さん)

2014-07-15 21:22:08 | ほん/新聞/ニュース

カツラと山モミジのあいだの日本蜜蜂の巣箱。

ミツバチの出入りがなくなっているようなので、
 
つれあいが巣箱の様子を確認して、いちばん上の段につくった、
カラになった巣を持ってきました。

つくりかけのきれいな巣が、全部で4段。
ミツバチもスムシも いません。

もちろん蜂蜜もなくてカラカラです。


とりあえず箱からはずして、あす巣を溶かしてミツロウを取ることにします。

これで日本ミツバチは、待ち箱にみずから入った、3群になりました。

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ところで、昨日の中日新聞生活面に白井康彦さんの記事が載っていました。
「自然エネ発電」を応援できる「市民ファンド」のはなしです。

まえから「市民ファンド」には興味があったので、
おもしろいと思っていたので、読みました。

  自然エネ発電、気軽に応援 「市民ファンド」への出資  
2014年7月14日 中日新聞

 太陽光や風力などの再生可能エネルギーを使った発電を応援したいと思っている消費者は多い。比較的気軽に取り組めるのは、こうした発電に取り組む事業者が関わる「市民ファンド」への出資だ。ファンドの特徴や、投資するときの注意点などを考えてみた。

 愛知県豊明市の中小業者らは昨年八月、「とよあけ自然エネルギー」を設立。今月、市内の七小学校の屋根に太陽光発電パネルを取り付ける工事を始めた。

 合計の発電容量は二百五十六キロワット。家庭用太陽光発電の七十軒分ほどなので規模は大きくないが、同社の役員らは「地元企業の協力で太陽光発電を始める意義は大きい。今までは電気を使った代金が電力会社に流れていたが、自分らで発電をすれば、金は市内にとどまる」と意気込む。

 資金は市民などに出資してもらう。そのためのファンドが「とよあけ市民発電志金」。一口十万円と一口五十万円の二種類で、募集総額は一億円。募集業務を担当するのが、第二種金融商品取引業者の「おひさま自然エネルギー」(名古屋市昭和区)だ。同社が扱ったファンド「にしお市民ソーラー事業1号」(愛知県西尾市)、「金沢グリーンファンド」(金沢市)はともに今年完売した。

 同社の平沼辰雄社長は、中小企業家同友会全国協議会の地球環境委員長で、中小企業関係の人脈が豊富。「地元の中小企業の人たちとわれわれが協力し、各地で再生可能エネルギー発電をするモデルをつくっていきたい」と構想を語る。

 こうした市民ファンドは、第二種金融商品取引業者や信託会社が募集し、市民が出資する。市民団体や中小業者などが母体の事業者が、この資金を使って発電施設を設置・管理して発電。電気を電力会社に買い取ってもらって売電料金を受け取る。それによる利益が市民に分配される=図。

 二〇一二年七月、再生可能エネルギーで発電された電気を電力会社が固定価格で長期間買い取る制度がスタート。運営しやすくなったため、市民ファンドは全国各地に次々とできた。各ファンドは「原発に頼らず再生可能エネルギーで一緒に地域おこしをしよう」と市民にアピールしている。この「志の共有」が市民ファンドの最大の特徴だ。

 投資先の市民ファンドを探すのは難しくない。ファンドの募集をする会社が限られているからだ。自然エネルギー市民ファンド、サステナジー、スマートエナジー、トランスバリュー信託(いずれも東京)、おひさまエネルギーファンド(長野県飯田市)などのホームページに各地のファンドの案内が出ているので、それを見ていけばいい。

 各社は「ファンドの世界には、無資格で金を大量に集めて破綻するような業者もいるので十分に注意してほしい」と強調する。再生可能エネルギー発電の市民ファンドについては、金融商品取引業者や発電事業者などのホームページをしっかり読んだり、募集の際に開かれる説明会に参加したりして、情報をしっかり集めることが大事だ。

 おひさまエネルギーファンドは市民ファンドの草分け的存在だが、今年五月、「出資金の管理が不適切」と、金融庁に業務改善命令を出された。同社は「取り扱っている各ファンドの分別管理を実施し、職員も増員するなどの対応策を取った」と説明している。
 (白井康彦)



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7月14日(月)のつぶやき

2014-07-15 01:14:55 | 花/美しいもの

クローズアップ2014:滋賀知事選、自公敗北 「1強」政権に冷水 福島、沖縄知事選に影響も - 毎日新聞 senkyo.mainichi.jp/news/20140714d…

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【社説】女性蔑視の発言 同調者も差別の反省を | カナロコ kanaloco.jp/article/74521/…

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社説 - 号泣県議―ひとごとではないです:朝日新聞デジタル - 朝日新聞デジタル t.asahi.com/6k6


東京新聞:滋賀県知事選 強引政権は猛省せよ:社説・コラム(TOKYO Web) tokyo-np.co.jp/article/column…


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滋賀県知事選 三日月氏が初当選/強引政権は猛省せよ/政権のおごりへの批判/自公敗北 「1強」政権に冷水

2014-07-14 21:20:48 | ほん/新聞/ニュース
昨日投開票の滋賀県知事選、三日月氏が当選しました。
まずは、めでたいことです。

終盤になっても接戦という予測が出ていたので、選挙速報を見ていたのですが、
10時を過ぎてもどこからも当確が出ず、
滋賀県のホームページで、10時現在の中間速報で三日月氏のリードを知った。

ネットでさいしょに当確の第一報を足したのが朝日新聞。
少し送れて、他紙がつづいた。、
そのころ、NHKは他の番組をやっていて、だいぶ遅れて「三日月氏当選」の速報。

一夜明けて、社説で取り上げたのは、中日新聞と毎日新聞。

おもしろい分析は、毎日新聞の「クローズアップ2014:滋賀知事選、自公敗北 『1強』政権に冷水 福島、沖縄知事選に影響も」。
 1000人の出口調査を加えて、分析したもの。
 
 「有権者の支持が割れ、勝敗を決める要因になったのが「原発」と「集団的自衛権」だった。
   安倍政権が行使容認を閣議決定したことを受け、三日月氏が批判の受け皿になった形だ。・・・・」


  滋賀県知事選 三日月氏が初当選 
2014.7.14 NHK

任期満了に伴う滋賀県知事選挙は13日に投票が行われ、無所属の新人で元民主党衆議院議員の三日月大造氏が初めての当選を果たしました。

滋賀県知事選挙の開票結果です。
▽三日月大造(無所属・新)、当選、25万3728票。
▽小鑓隆史(無所属・新)、24万652票。
▽坪田五久男(無所属・新)、5万3280票。

今回の滋賀県知事選挙は、2期8年、非自民を貫いた現職の嘉田由紀子知事が立候補せず、新人3人による争いとなり、元民主党衆議院議員の三日月氏と、自民党と公明党、それに日本維新の会の地方組織が推薦する小鑓氏が競り合いました。
三日月氏は、対話の重視を掲げる「嘉田県政」を継承し、原発への依存を徐々に減らす「卒原発」を訴えるとともに、嘉田知事と二人三脚の選挙運動を展開し、政党の推薦は受けなかったものの、出身である民主党や連合なども側面支援しました。
一方、小鑓氏は「嘉田県政」からの転換を訴え、自民党も県政奪還を目指して閣僚や党幹部を相次いで送り込み、国政選挙なみの選挙戦を展開しましたが、知名度不足も響き、三日月氏が接戦を制しました。
三日月氏は43歳。
JR西日本の労働組合の役員などを経て、平成15年から衆議院選挙に4回続けて当選し、この間、国土交通副大臣などを務めました。
三日月氏は、「『草の根自治』を思う気持ちをみんなで訴えたことが受け入れられたと考えており、嘉田知事の思いに応えていきたい。知事や県政は偏るべきではないということが支持を得たと思うので、謙虚に進めていきたい」と述べました。。


  【社説】滋賀県知事選 強引政権は猛省せよ  
2014年7月14日 中日新聞

 県知事を選ぶ選挙ではあるが、滋賀県の有権者は、県政の課題を超えて、強引な政権運営を続けてきた安倍自民党にブレーキをかけた格好である。政府は抗議の声として誠実に受け止めるべきだ。

 嘉田由紀子知事の後任を決める滋賀県知事選には無所属の新人三人が立候補し、三日月大造氏が小鑓隆史氏に競り勝った。

 自民、公明が推薦した小鑓氏は元経済産業官僚で、アベノミクスの政策立案にも関与した。選挙戦では、石破茂自民党幹事長、菅義偉官房長官ら党と政権の大看板が次々現地入りし、その二人三脚ぶりを前面に打ち出した。

 衆院議員だった三日月氏は、民主党を離党して出馬した。嘉田知事から後継指名を受けたばかりでなく“元祖”環境派知事の武村正義氏も支援。民主党色を極力薄める戦術で、無党派層への浸透を図った。

 隣接する福井県の原発再稼働問題は、滋賀県民の大きな関心事である。各種世論調査でも、「卒原発」を掲げた二期八年の嘉田県政への県民の評価は高い。

 三日月氏は、民主党衆院議員時代に原発輸出を可能にする原子力協定承認案に賛成したこともあったが、嘉田知事の支援が固まってからは「卒原発」路線の継承を明言し、脱原発票を取り込んだ。

 一方、小鑓氏は、安倍政権が目指す再稼働については「県知事の権限は限られる」と深入りせず、原発問題の争点化を回避した。

 選挙戦の序盤では、小鑓氏が優勢とみられていた。関係者によると、風向きが変わったのは七月に入ってからという。

 時期からみれば、集団的自衛権の行使を容認する閣議決定、自民議員による国会や都議会での女性蔑視やじと推定される。石破幹事長は八日の記者会見で、これらの問題をめぐる党批判が選挙戦に影響を与えていることを「否定しない」と述べていた。

 もし、集団的自衛権問題が知事選に影響を与え、小鑓氏に逆風が吹いたとすれば、安倍政権にとって事態は深刻だといわざるを得ないだろう。

 世論を軽視し、数の力を背景にして憲法解釈変更を強行する。そうした強引さに対し、ようやく意思表示の機会を得た有権者が、怒りの一票を投じたともいえる。

 政権のおごりを許さぬという抗議の意思表示だ。もちろん、小鑓氏支持もある。
 しかし、敗北の結果は深く受け止めるべきである。


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  社説:滋賀県知事選 政権のおごりへの批判
毎日新聞 2014年07月14日

強引な自民党1強政治に有権者が異議を唱えた選挙結果ではないか。滋賀県知事選が投開票され、前民主党衆院議員の三日月大造氏が、自民、公明両党推薦候補らを破り初当選した。安倍政権の発足以来、与野党が対立する構図となった国政・知事選で与党が敗北したのは初めてだ。

 集団的自衛権の行使を容認する閣議決定後初の大型選挙として注目された。各党は来春の統一地方選もにらみ、秋の福島、沖縄両県知事選とともに最重要選挙と位置づけて臨んだ。それだけに、この結果が国政に与える影響は小さくない。

 「もったいない」などのキャッチフレーズで知られ、「草の根自治」を旗印に2期8年務めた嘉田由紀子知事が引退を表明。嘉田路線の継承か、転換かの選挙となった。

 自民党は安倍政権の経済政策「アベノミクス」を担当した元経済産業省官僚を擁立。安倍政権への高い支持を後ろ盾に、組織固めを進めた。三日月氏は嘉田氏と二人三脚で「草の根」後継をアピールした。

 当初は与党陣営優勢が伝えられたが、選挙戦中盤に安倍政権が集団的自衛権の行使容認を閣議決定したころから風向きが変わったとされる。

 三日月氏は安倍政権との対決色を強め、「行使容認を簡単に決めた」などと批判を展開した。自民党は石破茂幹事長らを投入するなど国政選挙並みの態勢で陣営引き締めを図ったが、伸び悩んだ。行使容認に慎重だった公明党との連携がどこまで機能したかも含め点検を迫られよう。

 自民党議員の相次ぐ問題発言もマイナスに働いた。

 福島第1原発事故の中間貯蔵施設建設をめぐる交渉についての石原伸晃環境相の「金目」発言は、多くの原発を抱える福井県に隣接する滋賀県の有権者に「政府の本音」として響いたはずだ。嘉田氏の提唱した「卒原発」を三日月氏は継承した。原発再稼働に前のめりな安倍政権に対する批判が作用した可能性もある。

 東京都議会では「早く結婚した方がいい」との女性蔑視のヤジが問題化した。その後、国会でも同様のヤジが発覚し、有権者の反発を生んだ。与党陣営はこうした逆風をかわせないままだった。

 一方の野党も、この勝利がただちに国政での攻勢につながるとは言えない。三日月氏は幅広い嘉田票を取り込むため、あえて民主党を離党して政党色を出さずに戦ったからだ。

 国政は現在、「1強多弱」と呼ばれる状況にある。そのおごりが強引な政権運営や自民党議員の問題発言となって表れ、有権者は拒否感を強めつつあるのではないか。政府・与党は選挙結果を謙虚に受け止めるべきだ。 


  クローズアップ2014:滋賀知事選、自公敗北 「1強」政権に冷水 福島、沖縄知事選に影響も  
毎日新聞 2014年07月14日

 毎日新聞は13日、滋賀県知事選の投票を終えた有権者を対象に出口調査を実施した。有権者が投票で重視した政策は「経済・雇用対策」が36%、「福祉・医療・教育」が34%と割合が高く、「原発への考え方」が15%、「集団的自衛権の行使容認」が7%と続いた。

 経済政策を重視した有権者の65%は小鑓氏に投票。福祉や教育を重視した有権者の55%は三日月氏に投票した。有権者の支持が割れ、勝敗を決める要因になったのが「原発」と「集団的自衛権」だった。

 原発政策を重視した有権者の73%は三日月氏に投票し、小鑓氏の16%と4倍以上の差が開いた。原発政策は維新支持層の35%や共産支持層の29%、無党派層の21%も「重視した」と回答。原発が集中する福井県の隣接県で、「卒原発」を掲げた嘉田知事の路線を継承するという三日月氏の訴えが支持につながった。

 また、集団的自衛権を重視する有権者のうち64%が三日月氏に投票し、小鑓氏は20%だった。安倍政権が行使容認を閣議決定したことを受け、三日月氏が批判の受け皿になった形だ。

 支持政党別では、三日月氏は民主党支持層の85%のほか、無党派層の70%を固めた。一方、小鑓氏は自民の84%、公明の85%を固めたが、無党派層の支持は21%にとどまった。

 出口調査は、県内20カ所で計1000人から回答を得た。【藤田剛】

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(以下略)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


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7月13日(日)のつぶやき

2014-07-14 01:16:29 | 花/美しいもの

「号泣議員」をさらに泣かせる!? 政務活動費の返還をせまる「住民監査請求」とは?(弁護士ドットコム・新海聡) #BLOGOS blogos.com/outline/90236/


世界社会学会@横浜7/13-18開催! ちづこのブログNo.75 | WAN:Women's Action Network wan.or.jp/ueno/?p=4233


滋賀県知事選、三日月氏の当選確実 「卒原発」引き継ぐ - 朝日新聞デジタル t.asahi.com/f9tf


滋賀県知事選挙 中間開票速報22時現在、三日月大造64800:こやり隆史63600
pref.shiga.lg.jp/senkyo/chiji20…


滋賀知事選、与党敗北 元民主三日月氏が初当選確実 - 47NEWS(よんななニュース) 47news.jp/CN/201407/CN20…


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女性の起業、専門家が応援 税理士や公認会計士など/カサブランカ開花

2014-07-13 21:51:32 | ほん/新聞/ニュース
きょう7月13日は、滋賀県知事選挙の投開票日です。

現職の嘉田さんが立候補せず、元民主党衆議院議員の三日月大造さんの応援に回っています。
9時前のNHKニュースでは、三日月候補と自公推薦の小鑓隆史候補が接戦とのこと。

三日月候補が当選して、地方から流れを変えることができれば、と願っています。

 滋賀県知事選 三日月氏と小鑓氏 激しく競り合う(7月13日 NHK) 

薪ストーブの上に活けてあるカサブランカが開花しました。

百合のなかではぴかいちのカサブランカ。

たくさんのなかの一輪です。


県図書館に本を返しに行きがてら、北方のアピタに行って、
富山産の小あじを買いました。
さっそく小あじを素揚げして、
タマネギとピーマンを千切りにして、マリネに。
   
のこった粉と油ででささみのから揚げとフライドポテト。
   

   
北海道の生ホタテはわたし用、カツオのたたきは連れ合いの好物です。

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7月11日の中日新聞生活面に、
「女性の起業、専門家が応援 税理士や公認会計士など」の
地域の女性たちを支援する取り組みの記事が載っていたので紹介します。

  女性の起業、専門家が応援 税理士や公認会計士など
2014年7月11日 中日新聞

 地域で起業を考える女性を支援する動きが広がっている。国や自治体に加え、同じ女性の税理士や公認会計士などの専門家たちが、より具体的なアドバイスをと相談業務に力を入れている。支援内容は資金援助にとどまらず、起業後のフォローや悩み相談ができる地域のネットワークづくりに軸足を移している。
 「活動をもっと知ってもらわなきゃ」
 「基本的なことから資金繰りまで、やはりお金で悩む女性は多い」
 愛知県を中心に活動する若手の女性税理士や弁護士、公認会計士、司法書士で二月に活動を始めた「からふる・女性応援士隊」。メンバーが七月、名古屋市内で集まり、今後の活動内容やPR方法などについて話を弾ませた。
 経営や財務、法律などに詳しい専門家の立場から、起業を目指す女性を支えようと六月、初の無料個別相談会を開催。予約制で一人四十五分と長めに時間を取り、相談者の話に耳を傾けた。メンバーの一人で名古屋市の税理士、川村美香さん(41)は「女性の視点を生かし、時には他の仲間と連携しながら、一緒に考える伴走型の支援を目指したい」と意気込む。
 応援士隊は、あいち男女共同参画財団と、社会貢献を目指す税理士など「専門士業」の有志による協働事業。従来、財団は「何か始めたい」と考える女性の支援では、適性の見極めや起業に向けた動機付けなど、主に“入り口”部分の相談業務をしてきた。
 ただ、起業でも趣味の延長と考える人から、利益を出して納税する覚悟のある人まで、意識の差は大きい。財団の青木清人専務理事は「具体的に起業に向けて動き始めた女性には、応援士隊の実務的な相談会を勧めるなど、ニーズに応じた支援が可能になった」と話す。次回は八月と十月に相談会を予定している。
      ◇
 相談業務のほか、資金調達をテーマにしたセミナーも開くのは「なでしコンサル東海」(名古屋市北区)。税理士や中小企業診断士、社会保険労務士などが名を連ねる。専門家に相談する利点として岐阜市の税理士、篠田陽子さん(41)は金融機関から融資を受ける際に必要な申請書を例に挙げる。「自分の主観に頼らず、第三者の評価や中立的な意見を踏まえた事業内容や販売計画、具体的な資金計画を書ければ、説得力が増す」と説明する。
 地域での仲間づくりの必要性も強調する。名古屋市のマナーコンサルタント、伊藤貴久美さん(52)は「困ったとき、起業家としてだけでなく、母や妻、一人の女性として抱える悩みに寄り添い、応援してくれる仲間がいるのは心強い支えになる」。
    ◇
 国内では二〇〇〇年度まで、中小企業の開業率が廃業率を上回っていたが、近年は事業所数が増えず、開業率が下回ることも。安倍政権が昨年発表した成長戦略には、「開業率、廃業率の現状約5%から、米、英国レベルの10%台に向上させる」という具体的な数値目標が掲げられた。
 中小企業庁は本年度、「地域創業促進支援事業」として、全国三百カ所で創業スクールを始める。創業の基礎知識を学び、ビジネスプラン作成の支援が受けられ、女性起業家コースも用意されている。
 また、千葉県市川市や川崎市、岐阜市、金沢市など、女性向け創業塾やセミナーを計画する自治体も増えてきた。市川市では、市内の千葉商科大や地域のNPO法人が国の支援を受け、女性に特化した起業家支援事業を五月に始めたばかり。女性の中小企業診断士による月一回の相談窓口を設け、六月末には起業セミナーも開いた。
 起業を考える際に重視されるのが、こうしたセミナー受講による意識の向上や仲間づくり、補助金制度などの活用によるリスク軽減とされる。市川市商工振興課は「ライフスタイルの変化で、女性の起業が選択肢の一つになる時代。女性ならではの発想による斬新な事業には、市の補助金で応援していく」とPRする。
(福沢英里) 


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7月12日(土)のつぶやき

2014-07-13 01:14:42 | 花/美しいもの

日本軍「慰安婦」特集(5): 65年「前」に起ったこと 証言集会に参加して 岡野八代 | WAN:Women's Action Network wan.or.jp/book/?p=825


抹茶バウム 京の竹(辻利兵衛本店)/政務活動費不正受給の県議、辞表提出。議会が県警に告発 goo.gl/QywFJi


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抹茶バウム 京の竹(辻利兵衛本店)/政務活動費不正受給の県議、辞表提出。議会が県警に告発

2014-07-12 22:05:01 | おいしいもの/食について

京都のおみやげをいただきました。
京都宇治・辻利兵衛本店の「抹茶バウム 京の竹」。

お茶筒のようなパッケージ。

辻利兵衛本店HP
食べるのは初めてですが、有名なスイーツのようです。

なかから抹茶を練りこんだ竹の形のバームクーヘンが出てきました。


明けると甘い香りがして、しっとりした抹茶バウム。

しっかり抹茶の味がしました。


おいしいお魚がないかと買い物に行って、
小鮎とガヤメバルを見つけました。



ひさしぶりの煮魚。
一つのお鍋で一緒に煮ます。


白身のガヤメバルを先に取り出して、

小鮎はもう少し煮含めます。




一石二鳥ならぬ、一鍋二魚(笑)。


美味しく炊けましたよ。

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ところで、
政務活動費を不正受給して逃げ回っていた野々村兵庫県議が辞表を提出、
このまま幕引きではおかしいと思っていたら、
兵庫県議会が、野々村氏を刑事告発しました。

政務活動費の疑惑は、この人だけではなさそう、という報道もあり、
トカゲのしっぽ切りという感じもします。

  号泣野々村県議、辞表提出…出張の経路「記憶にない」
2014.7.11 サンケイスポーツ

 兵庫県の野々村竜太郎県議(47)=無所属=が政務活動費で不自然な支出をしていた問題で、野々村氏が11日、梶谷忠修議長宛ての辞表を議会事務局に提出した。議会は同日午後、会派代表者会を開き、野々村氏の進退問題が報告される見通し。

 事務局や関係者によると、議会によるこれまでの再調査では野々村氏が「県庁に行きたくない」と申し入れたため、神戸市内の別施設で面会。問題となった日帰り出張の経路については「記憶にない」と釈明し、目的地や活動内容などのデータは「パソコンから削除した」と話した。

 JR西日本や切手を購入した金券ショップにも確認を求めたが、個人情報を理由に販売履歴などは閲覧できなかった。疑惑がある政務費については返納の意向を示しているという。

 11日の会派代表者会では、調査内容を報告し、今後、政務費についての条例改正や内規の変更を進めるための組織体制などについて協議する。

 野々村氏は1日に記者会見し、号泣しながら「精力的な活動の結果だ」と主張。梶谷忠修議長が「説明責任が果たせない場合、議員辞職すべきだ」との勧告文を野々村氏に手渡していた。

 最大会派の自民党から「議員じゃなくても説明はできる。政務費問題と号泣会見は、兵庫県議会基本条例に抵触しており即刻辞職すべきだ」との意見が出ていた。

 収支報告書によると、野々村氏は2013年度、JR博多駅や城崎温泉駅(兵庫県豊岡市)などに同県西宮市から日帰り出張で計195回往復したとして、約300万円を支出していた。

 野々村氏の政務活動費問題をめぐっては、市民オンブズマンが住民監査請求や刑事告発を検討しており、今後刑事事件に発展する可能性がある。(共同) 


  野々村氏、1834万円を一括返還の申し出 兵庫県議会が県警に告発  
2014.7.11 サンケイスポーツ

 兵庫県の野々村竜太郎県議(47)=無所属=が政務活動費で不自然な支出をした問題で、野々村氏が11日、県議会議長宛ての辞表を提出して受理され、辞職した。議会による再調査では政務費の使途などが明らかにならず、議会は虚偽公文書作成・同行使容疑で野々村氏を兵庫県警に刑事告発した。県警は今後、立件に向け捜査する。

 号泣した記者会見から10日、最後まで説明責任を果たすことはなかった。議会はこれ以上の独自調査は困難として打ち切りを決定、強制捜査が可能な警察当局に真相解明を委ねる。

 野々村氏は9日と11日に議会事務局側と面談し、9日に「県民や全地方議会の信頼を裏切り申し訳なく思う」と、辞職の意向を表明。11日の面談後に辞表を提出した。県議になった2011年度からことし6月分までの政務費の全額計1834万円を一括で返還する申し出書も出した。

 政務費の再調査では、出張は全て正当な支出だと主張。大量に購入した切手の換金や私物購入への流用は否定した。JRの城崎温泉(兵庫県豊岡市)-大阪間の特急がほぼ運休した昨年9月2日については「勘違いや転記ミスによる報告も考えられる」と説明。多くの支出について「記憶に無い」と話した。

 野々村氏と実際に会った職員によると、9日は睡眠不足でやつれた印象を受けたが、11日は終始落ち着いた様子。議長から辞職勧告を受けた7日に目立っていた無精ひげもそっていたという。

 収支報告書によると、野々村氏は13年度、JR博多駅や城崎温泉駅などに同県西宮市から日帰り出張で計195回往復したとして、約300万円を支出。大量の切手代の計上などほかにも不適切な支出が指摘されていた。(共同)


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7月11日(金)のつぶやき

2014-07-12 01:27:44 | 花/美しいもの

東京新聞:「白斑」被害1年 事故の教訓を忘れるな:社説・コラム(TOKYO Web) tokyo-np.co.jp/article/column…


中日新聞:道議会政務調査費返還請求、半額認める 札幌地裁:社会(CHUNICHI Web) chunichi.co.jp/s/article/2014…


中日新聞:女性の起業、専門家が応援 税理士や公認会計士など:暮らし(CHUNICHI Web) chunichi.co.jp/article/living…


野々村県議は氷山の一角だった 兵庫県議の「切手大量購入」続々が意味する疑惑@niftyニュース news.nifty.com/cs/headline/de…


速報:兵庫県議会は11日、虚偽公文書作成容疑などで野々村竜太郎県議(47)を県警に刑事告発した。 bit.ly/17n4iz

寺町みどりさんがリツイート | RT

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