みどりの一期一会

当事者の経験と情報を伝えあい、あらたなコミュニケーションツールとしての可能性を模索したい。

<矛盾だらけの障害年金>書面のみの審査に限界/1年6カ月の壁/

2018-10-26 20:44:20 | ほん/新聞/ニュース
マーサの特招会だったので、あさいちで買い物に行ってきました。
魚売り場に新鮮なお魚がたくさん並んでいたので、
サンマと秋サケと、マグロとカツオたたきを購入。

夕食に焼きサンマとマグロのお刺身を食べました。
初物のほうれん草のお浸し。
秋のミニトマトはめちゃ甘です。

忘れ花を咲かせている源平枝垂れ桃と、

石塀の前のしだれ梅の下を草むしり。

さっぱりときれいになって、
クリスマスローズが顔を出しました。


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中日新聞生活面の<矛盾だらけの障害年金>、
10月上旬につづいて、昨日も掲載されました。

  <矛盾だらけの障害年金> 書面のみの審査に限界 
2018年10月25日 中日新聞

 障害年金は、主治医による診断書など書面のみで支給か不支給かの判定がなされている。ただ、最も重視される診断書の書き方は主治医任せで、患者の病状や障害の程度が正確に反映されるとは限らないといった問題がある。診断書を基に判定を下す医師(認定医)も、昨年四月の体制変更で、経験のない医師が大幅に増加。「正確な審査ができるのか」と当の認定医からも疑問視する声が上がっている。
 「一人の診断書にかけられる時間は平均一分」。認定医を務める東京都内の精神科医の男性(69)は、審査業務の実情をそう語る。
 男性は医師歴四十年超。日本年金機構から委託を受け、十年以上前から、毎月三回、うつ病などの精神疾患の患者や知的障害者の審査を請け負っている。審査が集中する時期には一度に百~百五十人分の診断書を見ないといけないが、開業医の仕事もあるため、一回二時間と決まっている。
 精神の診断書はA3サイズ一枚。表面に、病状やその程度など、裏面に食事や清潔保持、対人関係など七項目の日常生活能力について、「できる」「助言や指導を必要とする」など四段階で主治医が回答する欄が並ぶ。時間的な制約から認定医が申請者本人を診察することはない。このため、「主治医として障害年金の診断書を書くなど、医師として相当の経験を積んでいないと、正確な判定を導くのは難しい」と話す。
 障害年金はこれまで、都道府県ごとに認定医の委託を受けた医師が審査業務にあたっていた。しかし、不支給となる人の割合に最大六倍の地域差があることが発覚し、昨年四月、東京に一元化された。これに伴い、機構は首都圏近郊で少なくとも六十人の認定医と新たに契約。大半が審査業務は未経験で、三百人いる認定医の五分の一を占める。通常の業務とは異なる認定医の仕事を進んで引き受ける医師は少なく、「未経験の認定医が増えれば、その分だけ短時間で正確な判定は難しくなる」と、男性は不安視する。
 書面のみの審査方法を疑問視する声も。昨年三月まで大阪府で認定医を務めた精神科医の古屋穎児さん(79)=奈良県生駒市=は「書面のみで審査している限り、認定医の判定には限界がある」と指摘する。
 障害程度の判定では、検査数値だけでなく、日常生活でどれほどの困難を抱えているかも重要な指標となる。病気やけがの程度は同じでも、日常生活への影響は人によって異なるためだ。ただ、主治医によっては治療に直結する検査数値を重視するあまり、生活状況に関する記述が不十分など、診断書の内容にはかなりばらつきがあるという。
 それでも、「認定医としては診断書を基に判断するしかない」と古屋さん。「障害年金を必ず受けられるとうたって、重症に装った診断書が出てきても見抜くのは難しいだろう」と懸念する。
 前出の精神科医の男性も、通常のカルテとは異なる診断書の書き方をきちんと理解しないまま記入している医師は多いと感じるという。このため、「主治医が正確な診断書を書けるかが審査の精度を高めるうえで重要。そのためには障害年金の理解も含めた医師への教育が必要だ」と話す。
 (添田隆典) 


 <矛盾だらけの障害年金>1年6カ月の壁
2018年10月4日 中日新聞 

 障害年金には、病気やけがの状態を見極めるため、初めて診断を受けた日から原則一年六カ月を過ぎないと申請できない決まりがある。がんや白血病などで余命宣告を受けても、例外ではない。このため、障害年金を利用したくても利用できず、治療をあきらめる患者も多く、「重病の場合、すぐに申請できるよう例外を認めてほしい」と求める声は根強い。 
 愛知県碧南市の男性(46)宛てに、日本年金機構から障害年金の支給決定通知が届いたのは九月上旬。母親(72)が開封すると、二級の障害に該当したとして、約百二十一万五千円が支給されると書かれていた。でも、素直には喜べなかった。「息子はもう生きてないんだよ」。白血病を患っていた男性は、支給が決まる前に亡くなっていた。
 男性は二〇一六年四月、勤め先の階段でふらついて転倒し、病院で末期の白血病と診断された。医師からは「治療をしなければ余命は一年。治療をすれば二年」と宣告され、休職して治療する道を選んだ。
 休職に伴い月二十数万円だった給料はゼロに。健康保険の傷病手当金が毎月約十六万円支給されるようになったが、社会保険料が引かれ、実際の手取りは十三万円前後に。一方、医療費の自己負担が減額される高額療養費制度を使っても、抗がん剤などの治療費は月四万四千~五万八千円。入院すれば費用は月十万円近くに膨れる。男性は生活費を切り詰めながら二カ月に一回の頻度で通院し、一昨年末からは四カ月間入院。しかし、費用が賄いきれなくなり、一七年四月以降、治療はほぼ途絶えた。
 傷病手当金の支給期間は最長一年六カ月。その期限が迫った一七年十月、同県安城市の社会保険労務士、白石美佐子さん(52)は「障害年金を申請したい」と本人から依頼を受けた。白血病の診断から一年六カ月がたとうとしていた。
 障害年金は、身体、知的、精神の障害だけでなく、がんや糖尿病、白血病などでも、働くことや日常生活にハンディを負った際に支給され、生活費や治療費を賄う人も多い。ただし、申請ができるようになるまでは初診日から原則一年六カ月を待たないといけない。症状が固定した場合は例外的だが、がんなどは一年六カ月、必ず待たなくてはならない。このため、「治療費が払えずに治療をあきらめる人もいる」と白石さん。男性が手続きを始められたのも、一年六カ月を過ぎてからだった。
 その間も症状は進んだ。目まいや貧血などで起き上がれず、一日中、横になる日が増えた。主治医の診断書などの書類がそろったのは四月十九日。翌日、男性は息を引き取った。一カ月前から、何度も救急搬送されたが「お金がないから」と入院を拒んでいたという。
 男性は両親と三人暮らしだった。闘病中の一七年八月、父親が肺がんのため死亡。母親は七年前から人工透析を続けている。母親は男性の死後、本人の口座に五十万円が手つかずで残っていることを知った。お金を理由に治療を我慢したのは、残される母の生活が心配だったから-。そう思うといたたまれなかった。
 男性の障害年金は、白石さんが申請し、一緒に暮らしていた母親に権利が譲られた。生前の病状が基準を満たせば、五年までさかのぼって未支給分を遺族が受け取れる制度があるからだ。それでも、母親の心が晴れることはない。「治療が必要な時に本人が受け取れなくて、どうして生きるための年金だっていえるの」
(添田隆典)


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10月25日(木)のつぶやき

2018-10-26 02:01:23 | 花/美しいもの
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[県民投票条例案可決]実施の意義 周知を図れ/辺野古対抗措置文書 「権力乱用」はどっちだ/新ショウガの佃煮。間引き方領大根の炒め煮。

2018-10-25 20:30:51 | ほん/新聞/ニュース
収穫した新ショウガを、倉庫の冷蔵庫に入れておいたので、
少し凍みてしまったとのこと。

高温性のショウガは低温に弱いのです。
もってきてもらったら食べられるようなので、
溶けかけたところだけ切って佃煮を作ることにしましょう。
    
まずショウガを薄切りにして、別にたれを作っておきます。
 
昆布とシイタケを戻し水て戻して小さく切って、
正月とたれと合わせて弱火で炊きます。

昆布の形と水分がなくなるまで30分ほどかき混ぜてできあがり。
見た目はイマイチですが、ピリッとした風味がgoodです。

西の畑の大根を一本に間引きました。

とげがなくて葉っぱが柔らかくておいしい方領大根の、
  
大根葉に冷凍のじゃこと天かすを入れて炒め煮。
  


オクラはそのままフライパンで焼いて
出汁醤油をかけるだけ。

栃尾揚げも焼いて、野菜たっぷりの夕食です。

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後半は、
沖縄タイムスの県民投票条例の社説と、
琉球新報の辺野古移設に伴う新基地建設をめぐっての
対抗措置文書に関する社説です。

  社説[県民投票条例案可決]実施の意義 周知を図れ 
2018年10月25日 沖縄タイムス

 県民投票に向けた大きな一歩が踏み出された。
 辺野古米軍基地建設のための埋め立ての賛否を問う県民投票条例案は24日、県議会の米軍基地関係特別委員会で与党の賛成多数で可決された。
 投票実施に必要な予算案も総務企画委員会で認められた。いずれも26日の最終本会議で可決、成立する見通しである。
 自民、公明は「賛成」か「反対」かを問う2択方式を改め、「賛成」「反対」に「やむを得ない」「どちらとも言えない」を加えた4択方式の修正案を提案したが、賛成少数で否決された。
 米軍普天間飛行場の危険性除去については、県も県議会与野党も一致している。その点の争いはない。
 県民投票の効果を高めるという観点から言えば、多様な解釈を許すような選択肢ではなく、あいまいさを排除して単刀直入に聞くことが力になる。選択肢の中に答えを誘導するような表現があるのは好ましくない。
 地方自治法に基づいて9万2848筆の署名を集め、県に条例制定を請求した「『辺野古』県民投票の会」は、9月に発表した声明で指摘している。
 「沖縄のみならず、民主主義の在り方を左右する日本の問題として国民的議論を深める機会にすべきである」
 県民投票に法的な拘束力はない。政府は、反対が多数となった場合でも移設方針に影響はない、との姿勢を崩していない。だが、政府が問答無用の姿勢だからこそ、県民投票が必要なのである。
■    ■
 県民投票をめぐっては石垣市議会が反対の意見書を可決した。県の調べによると、投開票などの事務委託について、10日の時点で41市町村のうち35市町村が同意し、6市が回答を保留している。
 条例案は委員会で可決したものの、今のところ各市町村の足並みはそろっていない。 「基地建設は国の専権事項」だという主張や、「司法の結果を見て判断すべき」だとの意見があるのは確かだ。
 防衛問題が「国が本来果たすべき役割」だとしても、「国の専権(専管)事項」という言葉には、自治体や住民は口出しすべきではない、というニュアンスが込められている。
 だが、基地建設によってさまざまな被害を恒常的にこうむるのは住民である。自治体が住民の生活を守る立場から国に過重負担の軽減と公平・公正な扱いを求めるのはあまりにも当然である。
■    ■
 2017年4月の憲法審査会で、参考人として出席した斎藤誠・東大教授は、国と沖縄県の対立状態を念頭に「訴訟ですべてが解決するのではなく、政治の場で協議や対話を積み重ねることが重要」だと指摘した。
 県民投票に向けたさまざまな取り組みを通して議論が深まり、「沖縄の民意」が明確に示されれば、本土の議論を促す力になるだろう。
 自治体が県民の「意思表示する権利」を閉ざすようなことがあってはならない。保留中の自治体の賢明な判断を期待したい。 


  <社説>辺野古対抗措置文書 「権力乱用」はどっちだ
2018年10月25日 琉球新報

 米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設に伴う新基地建設を巡り、沖縄防衛局が国土交通相に提出した審査請求書と執行停止申立書の全文を琉球新報が入手した。
 仲井真弘多元知事による埋め立て承認を8月31日に県が撤回して以降、工事は中断している。これらの文書は、防衛局が行政不服審査法に基づき、対抗措置として17日に提出したものだ。
 繰り返し指摘しておきたいのは、行政不服審査法の救済の対象が国民に限られるという点だ。同法は、行政庁の違法または不当な処分その他公権力の行使に当たる行為に関し、国民の権利利益の救済を図る―と明示している。
 だからこそ、2015年に防衛局が行審法に基づく審査請求・執行停止申し立てをした際、国内の行政法研究者93人が、審査請求も執行停止の申し立ても不適法とする声明を発表したのである。「国民の権利救済制度である行政不服審査制度の乱用」と断じた専門家の見解は極めて重い。
 だが政府はこうした指摘を一顧だにせず、またしても条文を都合良く解釈した。国の態度は法治主義を否定するものであり、法治国家の看板を投げ捨てるに等しい。
 県による埋め立て承認の撤回を「行政権の乱用」と批判した政府こそ、強大な国家権力を乱用している。
 防衛局は工事が中断している間も警備、資機材・工事現場の維持管理などで1日当たり約2千万円の余計な支出が生じていると主張した。ちょっと待ってほしい。
 当時の翁長雄志知事が強く反対する中で、汚濁防止膜設置の海上工事、護岸工事を強行したのはほかならぬ防衛局である。県との事前協議も完了していなかった。損害が生じたとしても自業自得だ。
 仲井真元知事が埋め立てを承認した際、県は「工事の実施設計について事前に県と協議を行うこと」と留意事項に記載していた。
 協議の不備を指摘された防衛局は「協議を行うこと」は同意を得ることまで求めるものではなく、留意事項違反とはならないと主張している。
 協議さえすれば決裂しても構わないという認識だ。そうであるなら、何のための留意事項だったのか。あまりにも誠意に欠ける言い分だ。
 軟弱地盤についても調査が継続中として存在を認めていない。防衛局が提出した文書は全体として詭弁(きべん)、こじつけ、言い逃れが目立つ。
 県は執行停止は認められないとの意見書を送付したが、防衛省の申し立てを国交相が審査するのだから、結果は見えている。公正さを欠いているのは誰の目にも明らかだ。
 このような手法がまかり通るなら、原発から出る核のごみの最終処分場でさえも、地元の同意が不十分なまま建設できるようになるのではないか。問われているのは日本の民主主義の在り方だ。独り沖縄だけの問題ではない。 


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10月24日(水)のつぶやき

2018-10-25 02:00:32 | 花/美しいもの
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障害者雇用/働きやすい環境整備が必要/障害者雇用 水増し不正の根絶を/障害者と官庁 水増しは「故意」も同然/

2018-10-24 21:17:35 | ほん/新聞/ニュース
枝垂れ源平花桃の忘れ花。
別名、返り咲き。
「二度咲」「狂い咲き」ともいうそうです。

こちらは十月桜。

秋と春の二度咲きの性質があります。

満開の白のシュウメイギク。


西の畑から収穫した北大浦ゴボウと豚肉とのきんぴら







西の畑に実っていたキウイフルーツ「ゴールデンキング」。

しわしわで柔らかかったので熟しているかと思ったのですが、
すっぱかったので蜂蜜で煮ました。
 
火を通したら黄色になりました。

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後半は、
中央省庁の障害者雇用水増し不正問題をとりあげた社説です。
検証委員会が報告書では「意図的な不正ではない」と判断したということですが、
言語道断です。

  社説:障害者雇用 水増し不正の根絶を  
2018年10月24日 朝日新聞

 中央省庁が障害者の雇用数を水増ししていた問題で、第三者委員会の検証報告や地方自治体の自主点検結果が公表された。
 国の行政機関での不正事例は3700人分に上る。新たに公表された都道府県・市町村などの約3800人分と合わせると、過大計上は約7500人分にもなる。国会や裁判所でも同様の事例が見つかっている。
 信じ難いほどの不正の広がりだ。だが、なぜ水増しが行われるようになったのか、肝心な点が解明されていない。
 そもそも1カ月余りでの検証には、限界がある。調査を続け、歴代の関係者も含めて責任の所在を明確にし、厳正に対処すべきだ。不正の根を突き止め、絶つことなしに、再出発はあり得ない。
 第三者委によれば、各省庁は障害のある職員が退職した際、多くの場合、在職している職員の中から新たに障害者を選び、雇用率に算入していたという。まさに法定雇用率を充足するための「数合わせ」ではないか。
 手法も悪質だ。「うつ状態」と自己申告した職員などを、臓器などの内部機能に障害がある「身体障害者」としたり、長年引き継がれてきた名簿をもとにすでに退職した人や亡くなった人を加えたりしていた。
 再発防止のため、厚生労働省が各省向けの手引を作成し、各省庁でも複数の職員によるチェックを強化するというが、不十分だ。第三者委は、各省庁への指導監督体制の不備も指摘している。早急に見直すべきだ。
 水増しの発覚で下がった障害者雇用率を上げるため、政府は2019年末までに、計約4千人の障害者を採用する方針だ。早急な是正は必要だが、「数合わせ」に終わってはならない。
 やりがいを持って働ける職場の環境づくり、その人に適した仕事の内容や働き方の工夫、サポート体制がなければ、長く働き続けることは難しい。
 障害者の社会参加にとどまらず、共に働くことは誰もが働きやすい職場の実現にもつながる。共生の理念が政策に反映される意義も大きい。
 そんな障害者雇用の原点に立ち返り、それぞれの人が能力を発揮できる職場改革に取り組まねばならない。
 今年4月から法定雇用率が引き上げられ、民間でも障害を持つ人を活発に採用している。民間と奪い合うのでは、障害者の雇用を広げることにならない。民間でなかなか採用が進まない精神・知的障害の人たちの働く場を広げることこそ、公的機関の役割ではないか。


 社説:障害者雇用/働きやすい環境整備が必要
2018年10月24日 河北新報

 中央省庁の障害者雇用の水増し問題を巡り、政府の検証委員会が公表した調査報告書で、行政機関の目に余るずさんな対応が明らかになった。在職歴のない人や既に死亡した人まで雇用者数に算入していたという。
 法定雇用率さえ達成すればいいという考えが透けて見える。障害者雇用に対する理解と意識があまりにも低いと言わざるを得ない。各省庁の意識改革がまず必要だ。
 報告書によれば、昨年6月時点で、33行政機関のうち28機関で計3700人が不適切に計上されていた。
 行政機関は、民間企業に率先して障害者雇用に取り組む責務がある。規範となるべき立場なのに自らのチェック機能が欠如し、検証委が指摘する通り「極めて由々しき事態」がまかり通っていた。
 検証委は省庁側が主張する「理解不足」との言い分を覆せず、「意図的な不正ではない」と認定したが、素直にうなずくことはできない。
 法務省は刑務官などは障害者雇用率の計算から除外すると認識しながらも計上していた。視力の弱い人を障害者として数えたり、障害者手帳を持たないうつ病の人を身体障害者と報告したりした省庁もある。今回判明した手法は偽装と言うほかなく、故意だったと考えるのが自然だ。
 さらに厚生労働省のまとめで、全国の自治体でも約3800人の障害者雇用の水増しが明らかになった。東北では各県や市町村、教育委員会で約350人分を不適切に算入していた。
 多くの中央省庁、全国の自治体が長年にわたって障害者の就労機会を奪ってきたことになる。障害者雇用促進法が目指す共生社会実現への自覚に欠けていたのではないか。指導する厚労省はもちろん、各機関の責任は重い。
 国や地方自治体には2.5%の障害者雇用率が義務づけられている。政府は今回の報告を受け、新たに4000人余りの障害者を採用する方針を表明した。2019年中の雇用率達成を目指すが、性急な数合わせだけで事足れりとするわけにはいかない。
 障害者の雇用を拡大しても定着しなければ意味がない。受け入れ態勢をどのように整えるのか、各省庁は働きやすい職場環境を整備することが求められる。
 施設のバリアフリー化や、点字や音声による案内などの整備が必要なケースが出てくるだろう。自宅などで仕事をするテレワークの導入など柔軟な勤務制度も求められよう。民間企業では障害者への虐待やいじめが問題となっており、受け入れ側の教育も重要となる。
 障害者が能力を発揮するには、障害の特性や程度を踏まえたきめ細かな支援が欠かせない。政府は雇用を促進するとともに、障害者が働き続けられる職場づくりに力を注いでほしい。


 社説:障害者と官庁 水増しは「故意」も同然
2018年10月23日 中日新聞

 中央省庁が雇用する障害者数を水増ししていた問題で、第三者でつくる検証委員会が報告書をまとめた。「意図的な不正ではなかった」と判断したが、素直にうなずける人は少ないのではないか。
 法定雇用率をともかく達成すればよいという「数合わせ」意識が水増しを生んだ。それが各官庁で大規模にさまざまな手口で長年にわたり続けられてきた。
 ならば不正は故意に行われていた-そう考えるのが自然だ。
 だが、検証委の報告書は「法定雇用率を充足するため、恣意(しい)的な障害者区分に当てはめるなどしてきた」と、過失による計上と結論づけた。「意図的」を否定する省庁側の言い分を追認した形だ。
 しかし、考えてみてほしい。三十三の行政機関のうち二十八機関で計三千七百人の不適切計上があった。水増しが始まった時期は明記しなかったが、長年のことだ。
 刑務官や入国警備官を障害者雇用率の計算から除外することになっていると認識しながら計上した法務省や、既に退職した人を含めた国土交通省の手口は、故意としか言いようがないのではないか。
 松井巌委員長は会見で「意図的ではないとする(省庁の)主張を覆す証拠がない」と説明した。検証委の報告は、最も知りたいことに応えていない。全容解明したとは言い難い。
 とはいえ制度の正確な理解と実践を怠った各省庁と、対応を各省庁に「丸投げ」して制度の周知や監督に積極的に取り組まなかった厚生労働省の責任は指摘した。
 「数合わせ」ありきの対応は、障害者雇用への無関心が背景にあるのではないか。障害者を働く仲間と認識していなかったから、「人」ではなく「数」として扱っていた。だとしたら深刻な事態で政府は重大性を痛感すべきだ。
 政府の改善策にも懸念がある。政府は障害者雇用に別枠の定員を設け、来年二月に採用試験を実施する。これと別に非常勤職員も募集する。働きたい障害者の願いをかなえるには短期間で採用を増やさねばならない。
 だが、単に雇用率を上げることが目標になっては困る。それに国家公務員の定数が採用増で水膨れする心配はないのか。
 障害者がやりがいを持って働くには定着のための職場環境の整備が不可欠だ。どうしたら能力を発揮してもらえるか。業務内容や進め方、柔軟な勤務制度などの改善がなければ急場しのぎで終わる。 


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10月23日(火)のつぶやき

2018-10-24 02:02:45 | 花/美しいもの
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インフル、冬以外も注意 渡航者から感染増/感染拡大を起こしてしまう "秋インフルエンザ"の罠/無農薬ハツシモの稲刈り。

2018-10-23 18:53:31 | ほん/新聞/ニュース
きょう10月23日からは二十四節気の「霜降(そうこう)」。
文字のとおり「霜が降りる頃」という意味で、
七十二候は「霜始降(しもはじめてふる)」。
関東は今年一番の寒さだったとのことです。

岐阜でも朝の気温は低くて9℃。
選挙講座後から体調を崩してお休みしていた
ウオーキングを半月ぶりに再開しました。

首のまわりに薬疹と思われる発疹が出ていて、、
薬はすべて止めているので、まだ咳は残っています。

昨日は無農薬初霜の稲刈り。
わたしはお昼ご飯を買ってきて差し入れ。

寺町畑の横の田んぼをコンバインが稲を刈っていきます。

今年はお天気続きなので、田んぼも稲も乾いていて、
トラブルもなくコンバインの調子もよいようです。



袋にたまったお米は倉庫に運んで
2日間ほど乾燥機で風を送って乾燥させます。



あと少し待てば、今年の新米のできあがり。
楽しみです。

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ところで、
中日新聞生活面にインフルエンザの記事が載っていました。
今年もそろそろ流行期、
ということで、インフル関連の記事をピックアップしました。

  インフル、冬以外も注意 渡航者から感染増 
2018年10月23日 中日新聞

 インフルエンザによる学級閉鎖が九月以降、全国で起きている。流行が早まる兆しかと調べてみると、昨年も似たような状況だった。実際には夏も患者は発生しており、専門家によると、季節に関係なく局所的な小流行が起きることもあるという。人の移動が増えたことで海外から持ち込まれるのが一因とみられ、感染リスクはもはや年中あると考えた方がよさそうだ。
 厚生労働省によると、学年閉鎖や休校も含めると、九月三日から十月七日までに幼稚園や小学校など延べ七十七施設であった。エリアは東北から九州・沖縄まで幅広い。名古屋市では九月十日に今季初めて学級閉鎖を発表。これまでに小学校四校で五クラスが学級閉鎖している。ただ全国的には昨年の同時期と比べるとほぼ同数で、「誤差の範囲内」と担当者は話す。
 学級閉鎖は集計が九月に始まるため、インフルエンザのシーズン初期の話題となりやすい。しかし、実際には夏場も各地で患者が発生している。特に沖縄県では今年五~七月、幼稚園や小学校、高校など九施設十クラスが学級閉鎖している。
 一因として考えられるのは、渡航者や訪日客など人の行き来が増え、海外から持ち込まれること。猛暑に襲われた七~八月も、冬の南半球では流行のピーク。トラベルクリニック(渡航外来)がある国立国際医療研究センター病院(東京)の大曲貴夫副院長(47)は「渡航者が国内に持ち込み、小規模な流行が起きるケースは実感としては増えている」と話す。
 ただ、地域によっては夏に流行することも。東南アジアなど熱帯・亜熱帯地域では例年、夏の雨期にピークを迎えている。インフルエンザは乾燥した状態が続くと流行しやすいとされているが、大曲さんは「乾燥が流行の条件ではない可能性もある」と話す。なぜ多湿の夏に流行するのか、調査や研究が進まず不明なところが多いが、世界を見渡せば、どこかで流行が起きていることは念頭に置いた方がよさそうだ。
 大曲さんは「訪日客が増加する中、季節を問わず感染のリスクがあることを知り、手洗いや人混みでのマスクなどの行動につなげてほしい」と話している。

◆ワクチン接種は11月中旬めどに
 インフルエンザの国内の流行は例年十二月ごろ始まり、一~二月にピークを迎える。流行前からできる対策がワクチン接種。愛知医科大病院感染症科の三鴨広繁教授(57)は「打ってもかかることはあるが、重症化を予防できる」。流行の時期を考慮し、十一月中旬をめどに接種するよう勧める。
 三鴨さんは図の対策を数字の順に重視する。患者数が過去最多となった昨シーズンは、熱が上がらないケースが話題に。「流行が始まったら、高熱が出なくても風邪の症状があれば自己判断はせずに受診を」と促す。
 治療薬はこれまで、五日間服用が必要な「タミフル」が主流だったが、今年三月から錠剤一回だけで効果が期待できる新薬「ゾフルーザ」が使えるようになった。開発した塩野義製薬(大阪)によると、細胞内でのウイルス増殖を抑制。他人への感染リスクも減ると考えられるという。
 ただ、三鴨さんは「臨床試験では、変異ウイルスが現れる確率がやや高かった」と説明。「ゾフルーザばかり使っていると変異ウイルスが現れ、効果が低くなる可能性がある」と指摘し、「医師に出された薬を最後までしっかり服用して」と話している。
 一方、タミフルは二〇〇七年から原則禁止となっていた十代への投与が解禁された。服用しなくても、感染した子どもの中には異常行動を取るケースもあり、厚労省は診断されたら少なくとも二日間は未成年者を一人にしないよう呼び掛けている。
 タミフルの後発品も承認され、沢井製薬(大阪)が「オセルタミビル」として販売を始めた。タミフルと同じ効能・効果があり価格は半額となっている。
 (小中寿美) 


  すでに学級閉鎖も。感染拡大を起こしてしまう "秋インフルエンザ"の罠 
018年10月16日 週プレNEWS

9月10日、東京都江戸川区の公立小学校で、都内では今シーズン初のインフルエンザによる学級閉鎖が報告された。
ほかにも山形県、茨城県、埼玉県、千葉県、岐阜県、愛知県、大阪府、和歌山県、愛媛県などの幼稚園、小中学校でも学級閉鎖が続出し、インフルエンザは今、全国的な広がりを見せている。
「今年は例年に比べて2、3ヵ月流行が早まっています」
そう語るのは、池袋大谷クリニック院長でインフルエンザに詳しい大谷義夫医師だ。
「うちのクリニックでも、9月中旬と10月1日にひとりずつインフルエンザの患者が出ました。
『インフルエンザは気温と湿度が低い冬の病気で、湿度が高いとウイルスの感染力は下がる』とこれまでは言われてきましたが、今年6月に発表された最新の研究では、湿度が23%、33%、43%、55%、75%、85%、98%の7段階でも感染力は弱まらなかった。
そのためインフルエンザは、空気が乾燥した冬に流行する疾病ではなく、一年中いつかかってもおかしくない病気といえるようになりました。
ただ、夏に流行しにくいのは、湿度が高いと人の喉にある線毛が活発に動いて、インフルエンザウイルスが入ってきても、体の外に出してくれるからです」
さらに今年、インフルエンザには、もうひとつの新しい事実が加わった。
「今年2月に発表されたアメリカの研究では、インフルエンザの患者142人から呼気(吐く息)を集めて分析したところ、咳やくしゃみをしていない状態の呼気でも約48%にインフルエンザウイルスが見つかりました。
これまでインフルエンザは咳やくしゃみによる飛沫(ひまつ)感染や接触感染によって伝播(でんぱ)すると考えられていましたが、このデータを見ると空気感染の可能性も出ているんです」
実は、インフルエンザが空気感染しているのではないかということは以前からいわれていた。飛行機の中にひとりのインフルエンザ患者がいて、その周囲の人だけでなく、遠く離れた席の人にも感染したという研究報告があるのだ。
それでも、トイレのドアなどでの接触感染もあるため、空気感染の可能性は低いと思われていた。それが今回の研究報告で空気感染の可能性が高まったのだ。
しかも"秋インフル"には、冬のそれ以上に、感染拡大を起こす罠(わな)が潜んでいる。
「これまでインフルエンザは冬の病気と思われていたので、この時期に高熱が出て病院に行っても、医師も患者もインフルエンザだとは思わないんです。
9月にうちのクリニックに来た患者さんは、高熱が出たのである病院に行ったら副鼻腔炎(ふくびくうえん)だと診断されました。以前、副鼻腔炎になったことがあるからです。
そして炎症を抑える薬をもらいましたが、1週間たってもまだ38~39℃の熱があった。それで、うちのクリニックに来たのですが、そのときにはインフルエンザをこじらせて、すでに肺炎になっていました。
もうひとりの患者さんも、熱が出たので病院に行ったら『風邪です』と言われて、解熱剤と抗生物質をもらった。それでもまだ熱が下がらなかったので、うちに来てインフルエンザの検査をしたら陽性でした。
もし、最初の病院でインフルエンザの検査をしていたら、すぐに薬を飲んで家で療養してもらうのに、うちのクリニックに来るまでの数日間に、職場などでインフルエンザウイルスを他人にうつしてしまった可能性があるんです」
冬の病気と思われがちなため、秋はインフルエンザを疑わない。だから感染が拡大してしまう。この厄介な"秋インフル"、『週刊プレイボーイ』44号(10月15日発売)では、予防法について解説している。
取材・文/村上隆保 写真/時事通信社 


  「寝る前に掃除機」は最悪!ノロやインフルエンザを防ぐ掃除法 
2018年10月14日 ESSE-online

今年9月、例年より早く、インフルエンザによる学級閉鎖が発生。
「インフルエンザの流行が前倒しになることで懸念されるのが、ノロとインフルのピーク時期が重なり、W流行してしまう『ノロインフル』のリスクです」と話すのは、テレビにも多数出演する掃除のプロ・松本忠男さん。
ノロウイルス、インフルエンザウイルスは、家庭内で感染するウイルスのなかでも、非常に感染力が強いもの。そこで重要になってくるのが、毎日の家の掃除です。
「ノロウイルスやインフルエンザウイルスは、家の中のホコリと混ざり、『病原ホコリ』となって蓄積してしまいます。この『病原ホコリ』は、正しい方法で掃除をしないと、かえって家じゅうに拡散してしまい、家庭内感染の原因になってしまうのです」
家の中でもとくにノロウイルスの感染リスクが高いのは、トイレ。一方、インフルエンザの感染リスクが高い場所は寝室といいます。
「ノロインフル」を防ぐために実践したい正しい掃除法と、やりがちなNG掃除法を伺いました。

●トイレはまず壁から掃除する!
下痢、嘔吐などの急性胃腸炎を引き起こすノロウイルス。感染者の便や嘔吐物から広がるため、感染対策でもっとも重要な場所が、トイレだといいます。

「トイレは、ティッシュペーパーや衣服の繊維、また換気扇でドアの隙間から吸い寄せられた廊下のホコリなど、非常にホコリがたまりやすい場所。この病原ホコリを正しく除去しないと、ノロウイルスの感染リスクを高めてしまいます」
やりがちな「便器から掃除する」という方法は、感染症予防の点からいうと、じつは間違いというから驚きです。
「便器を先に掃除すると、病原体を含んだ水が壁や床に飛び散り、もともとたまっていたホコリが濡れて取りづらくなるばかりか、ホコリの中で1か月以上ウイルスが活性化してしまうのです」

<正しいトイレ掃除法>
・まず壁についたホコリを上から下に向かって落とし、床のホコリと一緒に集めて確実に除去する
・次に便器を、やはり上から下に向かって除菌シートで汚れを落とすようにゴシゴシとふいていく。ペーパーホルダーや水洗レバー、温水洗浄ボタン、スイッチ、ドアノブなども忘れずに
・最後に、便座の手前部分、ドアノブ、レバーやボタンなど、手でよく触る場所を新しい除菌シートで一方向にふきあげる

●感染者が出た場合は、消毒液でふき掃除を
では、もし、家族内にノロウイルスの感染者が出てしまった場合には、次のように掃除するといいそう。
使うのは、台所用漂白剤と2枚のマイクロファイバークロスです。

・まず、500mlのペットボトルのフタの半量(2ml)の台所用漂白剤を500mlの水で薄めて、0.02%消毒液をつくる(台所用漂白剤の原液濃度5%の場合)
・その消毒液に浸したマイクロファイバークロスで、手でよく触る場所を、やはり一方向に消毒ぶきする
・最低1分間は濡らした状態をキープして、最後に別のマイクロファイバークロスで、一方向に向かって乾ぶきする
消毒液はつくりおきができないので、希釈は使用する直前に行ってください
クロスは往復させず、一方向に向かってふき上げるのがポイントです。
「一方向でふく理由は、往復ぶきだとウイルスを塗り広げてしまうため。ゴシゴシと力を入れてふくのは、かえって逆効果です」

インフルエンザウイルスに感染しやすい寝室。“寝る前に掃除”はNG!
感染者の咳やくしゃみなど、基本的に飛沫感染で広がっていくインフルエンザ。家庭内でもっとも感染リスクが高い場所は、寝室だといいます。
「寝室には、ふとんなどの寝具やクローゼットの衣類など、ホコリを生み出すものが数多くあります。そして、インフルエンザウイルスを含んだ飛沫は、一度寝室の床に落ちたあと、エアコンの気流や掃除の仕方によって、寝具などから大量に舞うホコリとともに空中に拡散してしまうのです」
そこで、インフルエンザウイルスを含んだホコリを確実に除去することが大切になります。
「よく、寝る前についでに掃除機やフローリングワイパーをかけて掃除する人がいますが、これは掃除によって舞い上がった病原ホコリの中で眠りに就くことになるため、最悪です。床を掃除したあとは、床から70cmの高さにホコリがもっとも多く飛散します。これは、ベッドで寝ているときのちょうど顔がくる位置に相当するのです」

●夜の床掃除は、就寝中に病原ホコリをダイレクトに吸い込む危険が
また、寝室に限らず、掃除するときに窓やドアを開けて換気するのも、やはり病原ホコリを舞い上げてしまうのでNG。

「寝室は、窓やドアを閉めたうえで、ホコリが落ちきった朝、家族が起きだす前に行うのがベスト。また、カーテンレールや棚の上など、高い場所のホコリは見落とされがちで、ウイルスが繁殖している可能性が大です。せっかく床を掃除しても、高いところから病原ホコリが舞い落ちてしまっては意味がありません。カーテンレールや棚の上から床へと、高いところから順に、ホコリを舞い上げずに除去してください」
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10月22日(月)のつぶやき

2018-10-23 02:00:43 | 花/美しいもの
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来た道をたどらぬよう 明治150年に考える/宮内菜の定植。低温貯蔵で甘みが増した栗「ぽろたん」

2018-10-22 18:25:36 | ほん/新聞/ニュース
ひと月ほど前に種を蒔いた宮内菜の苗が大きくなってきて、
不織布から根が見え始めたので、枝豆のあとに定植しましょう。

約25センチおきに植え穴をあけて
前の日に水をやっておいたところに、不織布ごと植えていきます。

ポットから苗を抜かなくてよいので、植え痛みもないし超かんたん。

アッという間に、植え終わりました。

キャベツと大根、よくできています。

収穫した枝豆は、たくさんあるので茹ででから
食べきれない分は冷凍保存。

9月に収穫して冷蔵庫に保管していた栗「ぽろたん」。
そろそろひと月になるので、圧力なべで茹でました。
 
低温で甘みが増して、ほくほくでおいしいです。

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ところで、
昨日の中日新聞の社説「来た道をたどらぬよう 明治150年に考える」、
とてもおもしろかったです。

  社説:来た道をたどらぬよう 明治150年に考える
2018年10月21日 中日新聞

 明治元(一八六八)年から数えて今年は百五十年。政府はさまざまな行事で祝います。明治とはどんな時代だったか。歴史の美化を離れて考えます。
 汽車や西洋風の赤れんが建物…。上流階級が舞踏会を楽しんだ鹿鳴館もありました。明治には目をみはる変化がありました。
 西洋の思想や文学、科学も入ってきます。それを理解するために和製漢語が生まれました。
 「交響曲」「空想」「詩情」などは森鴎外が。「不可能」「経済」「価値」「無意識」などは夏目漱石が造語したそうです。「芸術」「科学」「知識」などは哲学者の西周(あまね)が考案したとも…(作家・半藤一利氏の著作による)。

松陰の帝国主義とは
 何とも「文明開化」の明るい雰囲気が感じられませんか?
 別の一面もあります。「富国強兵」のスローガンに駆り立てられ、国内外に無数の犠牲者を生んだ時代です。日本史で「近代」とは、明治維新から一九四五年、太平洋戦争の敗戦までとされます。血みどろの時代でした。
 <急いで軍備をなし、隙に乗じてカムチャツカ半島やオホーツクの島々を奪い、琉球にも幕府に参勤させるべきである。朝鮮を攻めて、北は満州の地を割き、南は台湾やフィリピン諸島を手に入れよう。進取の勢いを示すべし>
 幕末にこんな趣旨の文章を残した人がいます。長州(山口)の思想家・吉田松陰です。「幽囚録」(講談社学術文庫)に書かれています。
 軍事力で他国の領土や資源を奪う帝国主義の思想そのものです。実際に朝鮮や台湾は、日本の植民地になりました。中国東北部の満州には日本の傀儡(かいらい)国家「満州国」をつくっています。
 まるで松陰が描いた“戦略図”は、近代日本の戦争の歴史そのものではありませんか。

統帥権で軍が暴走した
 カムチャツカ半島はなくとも、樺太の南半分は手に入れ、フィリピンも太平洋戦争のときは日本軍が占領していました。
 確かに江戸末期はアジア諸国が西欧列強に蚕食され、植民地になった時代です。その中で松陰は共存共栄の道ではなく、アジア争奪戦に加わらないと日本が滅んでしまうと考えていたのです。
 ひょっとして長州の志士たちに「幽囚録」の一節も埋め込まれていたのでしょうか。あくまで仮説ですが、松陰の帝国主義的な思想が彼らに受け継がれていたとすれば、対外戦争の歴史を説明することにはなります。
 例えば明治政府の軍を握っていたのは長州閥の山県有朋です。「松陰の最後の門下生」と自ら語りました。徴兵制をつくったのも山県、参謀本部の設置や軍人勅諭の制定も山県です。「日本軍閥の祖」と呼ばれ、枢密院議長を三回、首相を二回歴任しました。軍備拡張を推し進めました。
 同じ長州閥の伊藤博文がつくった明治憲法には「天皇ハ陸海軍ヲ統帥ス」との条文がありました。統帥権の独立は、軍への政治の介入を防ぎました。昭和になって軍の暴走を招いた原因とされます。
 明治維新から七十七年間は「戦争の時代」でしょう。統帥権の規定で、政治によるコントロールが利かない軍隊になっていたのではないでしょうか。
 終戦からの今日までの七十三年間は、まさに「平和の時代」です。それを守ってきたのは日本国憲法です。それぞれの憲法の仕組みが、戦争の時代と平和の時代とを明確に切り分けたと考えます。
 戦争へ進んだ要因は他にも多々あるでしょう。興味深いエピソードがあります。作家の保阪正康さんは昔、日米開戦時の首相・東条英機らが「なぜ戦争をしたのか」と疑問を抱き、昭和天皇の側近・木戸幸一に書面で質問しました。
 「(彼らは)華族になりたかった」と答えの中にあったそうです。内大臣だった木戸の想像ですが、軍功があれば爵位がもらえたのは事実です。公爵や伯爵など明治につくられた特権階級です。満州事変時の関東軍司令官も男爵になっています。爵位さえ戦争の一つの装置だったかもしれません。

国民も勝利に熱狂した
 むろん国民も戦争に無縁ではありません。日清・日露の勝利、日中戦争での南京陥落、真珠湾攻撃に万歳を叫び、提灯(ちょうちん)行列です。勝利の報に熱狂したのは国民でもあるのです。
 でも、戦争は残忍です。日露戦争では日本兵だけで約十二万人が死にました。歌人の与謝野晶子は「君死に給(たま)ふこと勿(なか)れ」と反戦詩を発表しています。太平洋戦争では民間人を含め、日本人だけでも約三百十万人の死者-。血みどろの歴史を繰り返さない、それが近代を歩んだ日本の教訓に違いありません。 


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10月21日(日)のつぶやき

2018-10-22 02:01:09 | 花/美しいもの
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