マウスの記憶を操作し、実際の出来事とは違う誤りの記憶、いわつる「過誤記憶」を人為的に作り出すことに、理化学研究所脳科学総合研究センターの利根川進センター長らのグループが成功したそうです。
グループはマウスを遺伝子操作し、記憶をつかさどる脳の神経細胞に光をあてると記憶を思い出すようにしました。
まず、そのマウスを箱に入れて、安全な環境だと記憶させた。次に別の箱に入れ、脳の神経細胞に光をあてて安全な環境を思い出させながら電気刺激を与えて不快な気持ちにさせ、再び元の箱に入れると、安全な環境に戻したにもかかわらず、マウスは恐怖を感じる反応を示したそうです。
今回の実験で、グループは、安全な環境にいた状態と恐怖の体験が結びつき、記憶が実際の出来事とは違う状態で再構成される「過誤記憶」が形作られることを確認したことになると説明しています。
これは興味深い発見ですが、同時に恐ろしい結果になることも予想されますね。
人為的に過去の記憶を操作できるということは、犯罪事実に関する証人の記憶を変えて有罪または無罪を勝ち取るということも可能になります。
また、国民の過去の記憶を操作して政府や権力者に都合の良い記憶に作り変えることも可能になるわけです。
もっとも、ここまで想像を膨らませると小説、映画の世界になりますが。
事実は小説よりも奇なり。
科学の進歩は凄いですね。
今回の発見が良い目的に利用されることを願っています。
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まず、そのマウスを箱に入れて、安全な環境だと記憶させた。次に別の箱に入れ、脳の神経細胞に光をあてて安全な環境を思い出させながら電気刺激を与えて不快な気持ちにさせ、再び元の箱に入れると、安全な環境に戻したにもかかわらず、マウスは恐怖を感じる反応を示したそうです。
今回の実験で、グループは、安全な環境にいた状態と恐怖の体験が結びつき、記憶が実際の出来事とは違う状態で再構成される「過誤記憶」が形作られることを確認したことになると説明しています。
これは興味深い発見ですが、同時に恐ろしい結果になることも予想されますね。
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また、国民の過去の記憶を操作して政府や権力者に都合の良い記憶に作り変えることも可能になるわけです。
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