常住坐臥

ブログを始めて10年。
老いと向き合って、皆さまと楽しむ記事を
書き続けます。タイトルも晴耕雨読改め常住坐臥。

谷風邪

2013年01月22日 | 日記


大寒に入って、インフルエンザが流行の兆しを見せている。近所の高校では、風邪のため3日間も臨時休校したという。新型のウィルスが流行するので、予防接種も色々と大変らしい。
自分はまだインフルエンザの予防接種をしたことがない。それより、体力をつけ、バランスのよい食事が予防に効果があると考えているからだ。

インフルエンザの流行は、大流行をして、大勢の死者を出すので、恐れられ名前がつけられた。江戸時代には、お駒風邪、谷風邪、お七風邪などという名がつけられた。無敗を誇った名横綱も風邪に勝てずいち早く引いた風邪を、名前をもじって谷風邪とつけられた。お七風邪は「八百屋お七」の小唄が流行した年に大流行した風邪につけれた名である。

江戸時代、風邪の流行を防ぐために信州飯田では「風の神送り」という行事が行われた。竹の枝に人形を吊るし、家の中から「風の神さま乗ってくんなんしょー」と言って、家の奥から順に部屋をまわり、外へ出る。村中が一斉に竹に神さまを乗せ、地区の集会場に集まる。鉦と太鼓で囃子たて、村外れまで連れて、そっと置いて後ろを振りかえらずに帰った。
風を防ぐには藁にすがるというか、竹にすがる行事であった。

風邪をひいたら、まず身体を休め、温めることが肝心である。古来から行われてきた、対策をもう一度振り返って見よう。

ネギ味噌 ネギには殺菌作用があり、味噌は身体を温める効果がある。
カラシ湿布 カラシの刺激で胸を温め、咳をしずめ、呼吸を楽にしてくれる。
ショウガ湯 飲むと新陳代謝が高まり、解熱効果もある。
ニンニク蜂蜜 刻んだニンニクは電子レンジにかけ、上から蜂蜜をかける。ニンニクには殺菌作用のほか新陳代謝を高め、身体を温める効果がある

大寒から2週間で立春である。この2週間こそ、体力を高め、運動や入浴で体内の深層温度を上げることで風邪を防ごう。一日一日をこの意識を持ち続けることが、バランスのよい栄養補給ととも一番大切だ。
コメント
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