常住坐臥

ブログを始めて10年。
老いと向き合って、皆さまと楽しむ記事を
書き続けます。タイトルも晴耕雨読改め常住坐臥。

大寒 身体を温める

2013年01月20日 | 日記


加齢とともに健康が気になるせいか、テレビの「みんなの家庭の医学」をよく見る。先週の話題は血管の若返り法であった。同じ年齢なのに、血管年齢がずいぶんと違ってしまう。血管が硬化すると、高血圧や心筋梗塞の原因となる。そこで、この血管の柔らかさを維持する物質N0が取り上げられた。NOは血管の壁で作られ血管を緩ませることで動脈硬化などを予防、血管を若々しく保ってくれる物質(一酸化窒素)だという。

このNOは、一般的には運動によって作り出される。だからウォーキングや家事など身体を動かすことはかなり大事な生活習慣になる。冬には戸外に出る機会も少なく、ウォーキングもなかなかできなくなってしまう。そこで屋内でできる階段歩き、週1回の雪山歩き。これを意識的に行うことでしっかり運動不足を補う。

もう一つの情報として入浴の方法が紹介された。従来は、低めのお湯に半身浴が奨励されていたように思うが、NO物質の分泌に関しては以下の入浴方法が良いとされた。
【NO分泌活性入浴法】
1.温度:40℃~41℃
2.入り方:肩までしっかり浸かる
3.入浴時間:約10分
この方法を行って見ると、身体の温まりが格段に違った。自然と汗が噴出し、入浴後も数時間にわたって身体がぽかぽかと暖かい。

今日は大寒。この節気に冬の最低気温が記録される。厳しい冬の季節を乗り越えて、春の到来を待つのは、暖房の方法が多様化した今日おいてもなお切実だ。

大寒と敵のごとく対ひたり  富安 風生

大寒やしづかにけむる茶碗蒸 日野 草城

運動や入浴で身体を温めながら、大寒の過ぎるのを待つ日々である。この二つの句は、大寒に対処する姿勢は違っているが、暖かい食べものも見逃すことはできない。

コメント
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