
緑のカーテンを始めて2年目。今年は2個のコンテナにゴーヤ4本を植えつけた。きのうの雨もあって、小さかった苗がもう背丈ほどに伸びた。西日を遮るまでには、もう2週間ほど必要だが、ゴーヤの成長力は驚くほどで、日に日に伸びている。去年のカーテンに生ったゴーヤはチャンプルーにして食べたが、残ったものは、佃煮にして今も食べている。ジャコを入れて作ると、保存食として、朝ごはんのおかずに、酒のつまみにとても重宝だ。
ゴーヤは沖縄でよく食べられるが、暑い夏の栄養源としてビタミンCを多量に含んでいるから暑い夏の体力回復にもってこいの食材だ。3.11以来節電が叫ばれ、この緑のカーテンは全国に広まったが、これを食材としてビタミンを摂るのは一石二鳥の効用だ。
ゴーヤの栄養価がビタミンCにとどまらないことが分ってきた。ゴーヤの独特の苦味を与えている物質はトリテルペンの仲間で、癌を予防する働きがある。さらに血糖値を下げる働きもあり、臨床試験でゴーヤジュースは、糖尿病の人のインシュリンの必要量を減らすことができた。節電に加えて、ゴーヤの効用がこれだけ役に立つのであれば、緑のカーテンはもっと広がりを見せてよいであろう。