晴れ、気温19.6℃。
明日から、雨の予報で種芋の植え付けを行う。畝立て3本、植え床に元肥を土に混ぜその上に土を置く。長靴の跡に一つづつ芽が出ているところを上にして丁寧に植えつける。
こんな作業をしていると、北海道で家の芋つくりを手伝ったことを思い出す。
あの頃は段取りすべて父や兄がしたので、種芋の切り方や畝の幅や種芋の間隔など何一つ覚えていないが、土を手にしていると自然のなかに深く入り込んでいる感覚を思い出す。芋はわずかばかりの数量だし、土地も猫の額ほどなのだが、日差しのなかで風に吹かれながら作業をしていると、芽を出している芋の生命が植える手に語りかけてくる。
畝の残りに、種生姜も植え付ける。
種生姜はごつごつとした不細工な形だが、デコボコの先端にわずかに芽が膨らんでいるのをみるとやはりいじらしい気がする。生姜を植える気になったのは、他にないその味わいゆえだ。寿司屋で食べるガリ、カツオの刺身につける薬味、生姜紅茶などどれもなくてはならない味である。
畑にあるニラは柔らかく伸び、ネギは最後の収穫を待っている。
小松菜の董は伸びて、黄色くかわいい花を咲かせた。同時に雑草も上に、横に緑の茎や葉を伸ばしている。ニラを刈り、ネギを掘る。雑草は根から抜いて、根の土を取ってさかさまに土に置く。土に返して肥料にしたいからだ。
時間を忘れて、土や野菜たちと触れあい、語り合う。私の畑仕事はこんな風にして時を過ごしていく。
隣でやはり畑仕事をしている人たちとも、だんだんと親しくなる。得た知識はお互いに交換しながら、野菜作りをするのも楽しみだ。「こんな風にできたけど、食べてみて」と収穫物を交換する。
野菜作り、それは人生の再確認でもある。
明日から、雨の予報で種芋の植え付けを行う。畝立て3本、植え床に元肥を土に混ぜその上に土を置く。長靴の跡に一つづつ芽が出ているところを上にして丁寧に植えつける。
こんな作業をしていると、北海道で家の芋つくりを手伝ったことを思い出す。
あの頃は段取りすべて父や兄がしたので、種芋の切り方や畝の幅や種芋の間隔など何一つ覚えていないが、土を手にしていると自然のなかに深く入り込んでいる感覚を思い出す。芋はわずかばかりの数量だし、土地も猫の額ほどなのだが、日差しのなかで風に吹かれながら作業をしていると、芽を出している芋の生命が植える手に語りかけてくる。
畝の残りに、種生姜も植え付ける。
種生姜はごつごつとした不細工な形だが、デコボコの先端にわずかに芽が膨らんでいるのをみるとやはりいじらしい気がする。生姜を植える気になったのは、他にないその味わいゆえだ。寿司屋で食べるガリ、カツオの刺身につける薬味、生姜紅茶などどれもなくてはならない味である。
畑にあるニラは柔らかく伸び、ネギは最後の収穫を待っている。
小松菜の董は伸びて、黄色くかわいい花を咲かせた。同時に雑草も上に、横に緑の茎や葉を伸ばしている。ニラを刈り、ネギを掘る。雑草は根から抜いて、根の土を取ってさかさまに土に置く。土に返して肥料にしたいからだ。
時間を忘れて、土や野菜たちと触れあい、語り合う。私の畑仕事はこんな風にして時を過ごしていく。
隣でやはり畑仕事をしている人たちとも、だんだんと親しくなる。得た知識はお互いに交換しながら、野菜作りをするのも楽しみだ。「こんな風にできたけど、食べてみて」と収穫物を交換する。
野菜作り、それは人生の再確認でもある。