常住坐臥

ブログを始めて10年。
老いと向き合って、皆さまと楽しむ記事を
書き続けます。タイトルも晴耕雨読改め常住坐臥。

新潟県荒川町 高坪山

2012年04月21日 | 日記


今日、春の山を堪能した。このところの気温の上昇で、山は春の気配が濃厚にになっている。木々には新芽が吹き始め、鳥の鳴き声もどこか春を感じているいるように思える。
足元にはショウジョウバカマの可憐な花が登山道を彩る。歩くテンポは心なしに軽やかだ。



新潟県の高坪山は標高570m。眼下に日本海を望み、稜線の東には残雪に輝く飯豊連邦の眺望が素晴らしい。同行会員はリーダーを含めて8名、男性4、女性4の構成だ。朝7時半に自宅を出て、登山口には9時半に到着した。

快晴、気温も登山口で13度を記録した。30分ほどで汗をかく。虚空蔵峰へのコースは、急坂に木の階段を設えて登る便宜を図っている。いかにも地区の人々に親しまれている遊歩コースの赴きである。虚空蔵峰から高坪山への稜線は、北東に朝日連峰、南東に飯豊連峰、西に日本海を望む絶好の眺望が開ける。ところどころ消え残った雪を踏んで登る。



山中で会う山の愛好家はどこまでもフレンドリーだ。
「何処から来ましたか、私たちは地元ですが」「え、山形からですか、新潟に来てくれてありがとう」 ありがとうの声を何度聞いたことか。あそこが仁王寺山、あれが大境山、そこに見えるのは飯豊・えぶりさし、指差す先に白く輝く峰が示される。どこか、新潟のアクセントが新鮮に聞える。

記念撮影の段になった、「私が記念写真撮ってあげます。それから、このカメラの写真は悠峰山の会のホームページにアップしますから、見てくださいね」
「山形にもいい山がいっぱいだから来てね」と言うと「ええ、もちろん、もういっぱい行ってます」

春の息吹は、ここを訪れる人々をハイテンションに誘う。目白の鳴くヤブ、椿の花が咲いていた。おそらく花の蜜を吸いにくるのだろう。
寒い冬に閉じ込められた季節からの開放感、山の仲間との語らいもおのずと心地よいもの
になっていく。
コメント
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