夜な夜なシネマ

映画と本と音楽と、猫が好き。駄作にも愛を。

『ヒロミくん!全国総番長への道』

2011年04月19日 | 映画(は行)
『ヒロミくん!全国総番長への道』
監督:宮坂武志
出演:竹内力,夏生さち,栞莱,木下ほうか,芳本美代子,波岡一喜他

TSUTAYA DISCASでレンタルすると、
いつからか表示されるようになる「あなたへのオススメ」。
たまに仰天してしまうような作品もあり、
これを私に薦める理由となった過去のレンタル商品を真剣に考えてみることがあります。
それでも理由に思い当たらない作品がかなりたくさん。
本作もそのうちの1本なのですが、興味が湧いてレンタルしてしまいました。

Vシネマ(劇場公開を前提としない映画)の帝王、竹内力主演。
『ROOKIES』の面々でも高校生役はキツいやろと思われたのに、
御年47歳の彼が16歳の高校1年生役って、
無理がありすぎるこの設定からしてワラけます。

大阪の大山町。(←架空の町です。ロケ地はどこ?)
府立大山高校1年生の白鳥広海(しらとりひろみ)は、
3年生の番長にタイマンを挑む。
圧倒的な強さで一瞬にして番長を倒した広海に、一同驚愕。

広海は妹の愛子とふたり暮らし。
両親を亡くした折り、近所で喫茶店を経営する叔母が同居を申し出たが、
妹の面倒は自分がみると言って聞かなかった。
そんな広海と愛子のことを叔母は優しく見守っている。

大山高校の番長となった広海は、
愛子が東京の渋谷という街に憧れていることを知り、
マルキューこと109へと向かう。
愛子への土産物を買う途中に、渋谷を席捲するラップなギャング集団に遭い、
片っ端から殴り倒してしまう広海。
ギャングのボスである恭介は、広海を追う決意をする。

広海は16歳の誕生日を迎えた日、
かねてから計画していた「全国総番長」になるための旅へ。
ところが、恭介らが大阪へ乗り込み、愛子拉致を図る。
広海に惹かれ始めていた東京からの転校生で、
以前から恭介を知る沙里菜が、愛子の身代わりを買って出る。
それを知った広海は、一目散に大山町へと帰ってくるのだが……。

観始めたときは、耐えられないかもと思いました。
ところが、次第に目が離せなくなり、終盤は大笑い。
老け顔を指摘しまくられる広海も可笑しければ、
広海をスカウトするヤクザ3人組が弱すぎてサイコー。
愛子と沙里菜が可愛いし、酒屋の車でポイントを押さえる山本先輩も○。

いちばんウケたのは、総番長への旅に出た広海が
各地の番長と闘うたびに映し出される文字。期待を裏切らず。

私にオススメしてくれて、おおきにです。
でも、続編は要らんよぉ。勘弁して~。

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