『猿の惑星:創世記(ジェネシス)』(原題:Rise of the Planet of the Apes)
監督:ルパート・ワイアット
出演:ジェームズ・フランコ,フリーダ・ピント,ジョン・リスゴー,
ブライアン・コックス,トム・フェルトン,アンディ・サーキス他
ジェームズ・フランコといえば、口元のせいなのか、
それともちょっと下がり気味の目尻のせいなのか、
その笑顔が爽やかというよりは、にやけている印象があります。
それでも、口をピシッと閉じているときは
ジェームズ・ディーンの再来といわれたのもうなずけるし、
TV映画でディーン役を演じた彼を見たロバート・デ・ニーロが、
『容疑者』(2002)では自分の息子役に抜擢したというのも納得です。
そのままシリアス路線を行くのかと思いきや、
『スモーキング・ハイ』(2008)とか『デート&ナイト』(2010)とか、
ヤク中やチンピラのほうがどうも似合っていて、
優男ぶりを正統に発揮できる作品はないものかと思っていたところ。
これはピッタシ、はまっています。
サンフランシスコの製薬会社の研究所。
アルツハイマー治療の研究をするウィルは、
開発中の新薬を投与したチンパンジーに驚異的な知能の発達を見る。
所長たちは会社始まって以来の大発明だと色めき立つが、
その成果発表の日、突然チンパンジーが暴れ出す。
凶暴化したチンパンジーは射殺され、プロジェクトも即刻中止に。
翌日、そのチンパンジーが妊娠中であり、
お腹の赤ん坊を守りたいがゆえの行動だったと
ウィルは飼育係から知らされる。
赤ん坊を処分することなんてできないと涙目の飼育係。
ウィルは赤ん坊をこっそり連れ帰ることに。
アルツハイマーの症状が出ているウィルの父親は、
生まれたばかりのチンパンジーを見るとニッコリ。
父親がつぶやいた言葉から、シーザーと名付けられたチンパンジーは、
ウィルの家族の一員として愛情深く育てられる。
ところが、おそらく遺伝によって並外れた知能を受け継いだシーザーは、
隣人からなじられているウィルの父親を見て、隣人を激しく攻撃。
危険な動物とみなされたシーザーは、類人猿保護施設へと送られるのだが……。
モーションアクターとして名高いアンディ・サーキス。
モーションキャプチャーという、人の動きをデジタル化する装置をつけて演技し、
“ロード・オブ・ザ・リング”シリーズのゴラムや、
『キング・コング』(2005)でもおなじみ。
素顔をわかる人が少ないというのもどうかと思いますが、(^^;
人間以外を演じていながら哀切な表情を出せるのが凄いです。
こりゃとびっきりのファンタジーだ!と思った『スラムドッグ$ミリオネア』(2008)で
ヒロインを演じていたフリーダ・ピント、相変わらずめちゃくちゃ綺麗。
ま、とにかく私が嬉しかったのは、
ジェームズ・フランコのあの笑顔が真っ当に使われたことですけれど。(^o^)
エゴと愛情がいっぱい詰まった作品。
『猿の惑星』シリーズを全然知らない人も楽しめますので、ぜひ。
監督:ルパート・ワイアット
出演:ジェームズ・フランコ,フリーダ・ピント,ジョン・リスゴー,
ブライアン・コックス,トム・フェルトン,アンディ・サーキス他
ジェームズ・フランコといえば、口元のせいなのか、
それともちょっと下がり気味の目尻のせいなのか、
その笑顔が爽やかというよりは、にやけている印象があります。
それでも、口をピシッと閉じているときは
ジェームズ・ディーンの再来といわれたのもうなずけるし、
TV映画でディーン役を演じた彼を見たロバート・デ・ニーロが、
『容疑者』(2002)では自分の息子役に抜擢したというのも納得です。
そのままシリアス路線を行くのかと思いきや、
『スモーキング・ハイ』(2008)とか『デート&ナイト』(2010)とか、
ヤク中やチンピラのほうがどうも似合っていて、
優男ぶりを正統に発揮できる作品はないものかと思っていたところ。
これはピッタシ、はまっています。
サンフランシスコの製薬会社の研究所。
アルツハイマー治療の研究をするウィルは、
開発中の新薬を投与したチンパンジーに驚異的な知能の発達を見る。
所長たちは会社始まって以来の大発明だと色めき立つが、
その成果発表の日、突然チンパンジーが暴れ出す。
凶暴化したチンパンジーは射殺され、プロジェクトも即刻中止に。
翌日、そのチンパンジーが妊娠中であり、
お腹の赤ん坊を守りたいがゆえの行動だったと
ウィルは飼育係から知らされる。
赤ん坊を処分することなんてできないと涙目の飼育係。
ウィルは赤ん坊をこっそり連れ帰ることに。
アルツハイマーの症状が出ているウィルの父親は、
生まれたばかりのチンパンジーを見るとニッコリ。
父親がつぶやいた言葉から、シーザーと名付けられたチンパンジーは、
ウィルの家族の一員として愛情深く育てられる。
ところが、おそらく遺伝によって並外れた知能を受け継いだシーザーは、
隣人からなじられているウィルの父親を見て、隣人を激しく攻撃。
危険な動物とみなされたシーザーは、類人猿保護施設へと送られるのだが……。
モーションアクターとして名高いアンディ・サーキス。
モーションキャプチャーという、人の動きをデジタル化する装置をつけて演技し、
“ロード・オブ・ザ・リング”シリーズのゴラムや、
『キング・コング』(2005)でもおなじみ。
素顔をわかる人が少ないというのもどうかと思いますが、(^^;
人間以外を演じていながら哀切な表情を出せるのが凄いです。
こりゃとびっきりのファンタジーだ!と思った『スラムドッグ$ミリオネア』(2008)で
ヒロインを演じていたフリーダ・ピント、相変わらずめちゃくちゃ綺麗。
ま、とにかく私が嬉しかったのは、
ジェームズ・フランコのあの笑顔が真っ当に使われたことですけれど。(^o^)
エゴと愛情がいっぱい詰まった作品。
『猿の惑星』シリーズを全然知らない人も楽しめますので、ぜひ。