『劇場版 Re:STARS 未来へ繋ぐ2つのきらぼし』(原題:今天開始做明星)
オリジナルシリーズ版監督:于沺
総集編監督:鈴木研一郎
声の出演:莉犬,三森すずこ,堀江由衣,上坂すみれ,岡本信彦,
そうま,ばぁうま,あっと,ほしのディスコ他
先週序盤のこと。
世間は夏休み中なのに『キングダム 運命の炎』を除けばまだあまり新作の公開に至らず、
早く話題作が次々と公開される週末を待ちわびていた折、ふと目についた本作。
タイトルも絵も日本のアニメとしか思えないのに、吹替版ってどーゆーこと!?と思ったら、
中国のアニメだというではないですか。
イオンシネマ茨木にて。
原作は时代漫王による漫画『今天開始做明星』。
日本では今年の4月から6月にかけて、BS日テレで放送されていたそうです。
原作のままの名前だといかにも「中国中国」しているからか、
日本放送版では名前も日本人のものに変更されています。
全13話のそのテレビアニメ版を編集して劇場版としたのが本作。
がんばって切って繋げた感があります。
気まぐれなカリナは、ツアー中にもかかわらずバカンスに出かけ、
彼女の代わりにエイタが女装してステージに立ち、歌うはめに。
これは初めてのことではなく、過去に何度もこうして替え玉を演じている。
誰もそれを見抜けないほどそっくりだから、バレることはない。
ところが、またしてもカリナからエイタが仕事を押しつけられた日、
文化祭は大盛り上がりだったが、ただひとり、声と歌い方に違いがあると気づいた者がいた。
それはトワという女子大生で、いずれにしろ姉弟の歌が気に入った様子。
文化祭で歌っていたのがカリナだとは知らず、
エイタにつきまとってネットの歌手オーディションに出場しろとしつこい。
やがて、トワの熱意にほだされたエイタは、出場してみようと思うのだったが……。
今はカリナが歌に定評のあるアイドルだけど、幼い頃はエイタが神童と呼ばれていました。
変声期と重なった頃に突然声が出なくなり、それを笑われたのがトラウマとなって、
以降は人前で歌うことができません。でも、カリナになりすましているときは問題なく歌える。
エイタは大学生にはとても見えないぐらいカワイイ。
カリナとの姉弟とのやりとりが可笑しくて、結構笑ったなぁ。
ジュエリー会社の社長とか、キャラが濃くて○。
お約束の悪役も登場します。
カリナと同じプロダクションに所属するセクシー路線のアイドル・メイサは、いけずそのもの。
カリナの存在が面白くなくて抹殺しようとあの手この手を使いますが、最後に痛い目を見るのもお約束。
声優陣の名前を見たとき、さっぱりわからなくて。
莉犬?すとぷり?そうまとかばぁうまは“Knight A– 騎士A-”の人?それも何かわからん。
あっとは“AMPTAKxCOLORS”、ほしのディスコは“パーパー”って何やねんと、目が点になりました。
鑑賞後に調べたところ、パーパーは芸人だった。知らなくてごめんなさい。
あとはYouTube等で活躍するエンタメや歌手、ゲーム実況のユニットだそうですね。
世の中には知らない職種がいろいろあるのでした。
ほんと、日本のアニメを観ているようでした。って、そんなに知らんけど。
観るものがなくて観に行ったわりには楽しかった。