『憧れを超えた侍たち 世界一への記録』
監督:三木慎太郎
ナレーション:窪田等
映画の上映スケジュールを調べているときにたまに見かける“ODS”。
これっていったい何?とは思っていましたが、いつもそのまま。
このたびついに調べました(笑)。
ODSとは“Other Digital Stuff ”の略で、映画ではない作品を最新のデジタル上映設備で楽しむものなのだそうな。
本作も劇場用映画として撮られた作品ではないのですね。
まぁ、本来劇場で公開するつもりではなかったものを特別料金を取って見せることにするわけですから、
「儲かりそうなら公開しちゃう!?」的なところが見え隠れする場合が多いのは否めませんけれど。
しかもたいてい特別料金が設定されていますし。
2023年3月に開催された“2023 WORLD BASEBALL CLASSIC™”。
2021年12月の栗山英樹監督が就任以来、密着取材を続けた専属カメラマンによるドキュメンタリー作品。
先週金曜日から3週間限定のロードショー。
私は109シネマズ大阪エキスポシティにて鑑賞しました。
同劇場の中ではそれほど大きいとはいえないシアターで観ましたが、
とりあえず開催当時に周囲で中継を観ていなかった人はいませんでしたから、
そらこんな作品を劇場で観ることができるのなら、みんな押しかけますよね。
栗山監督就任発表のその日から、コーチ陣が集まって選手を選考する様子や、
代表決定後に集まった選手たちのロッカーでの様子、強化試合の模様、選手同士の会話、何から何まで楽しい。
実は数日前の阪神vsロッテの交流戦を観た折、佐々木朗希の負けん気の強すぎる態度にうんざりし(笑)、
阪神の才木浩人のほうがよっぽどカワイイやんと思っていたのですが、
本作でホームランを打たれて申し訳なさに涙を流す佐々木を見たら、やっぱり可愛かった。
阪神ファンとしては湯浅や中野ももっと試合に出られればと思っていたのですが、
このメンバーを見たら、この場にいられるだけでじゅうぶん。
こんなにも凄い選手たちの中で過ごした経験はかけがえのないものでしょう。
エンドロールが回りきった後にはちゃんとオチ付き。可愛すぎて笑った。
大谷翔平、サイコーです。
次の侍ジャパンの監督はいったい誰に。誰にしてもツライよなぁ、こんなのの後は。(^^;
3カ月前に熱狂した人は絶対に観に行くことをオススメします。
いつ行こうが割引なしの2,200円ですが、その価値じゅうぶんにあります。
特に109シネマズの会員の人は、非会員なら2,900円のエグゼクティブシートを確保してください。
そこに座って2,200円で観ると、優越感に浸れます(笑)。