『RRR』が日本で初公開されたのは、2022年10月21日のことでした。
人気がどんどん広がって、各地の劇場では一旦上映が終わるも繰り返し再上映されて今に至る。
この間たぶん唯一、一度も上映を途切れさせることなく続映してきたのが塚口サンサン劇場。
1年8カ月間、上映を続けてきましたが、ついに7月11日に上映終了することに。
16回目は昨年の〆に同劇場で観ました。
一応最後となる7月11日は何が何でも観たいと思い、足を運ぶ。
午前中の回と夜の回と2回上映があるうち、午前中はどっちみち仕事だから無理。
正真正銘の最終回である18時半からの回に出向きました。
劇場前には多くの客が集まっていて、顔見知りの人もいるのでしょう、
「おおっ!来たんや」「うん、今日最後やから」なんて会話も飛び交っています。
最後列の中央寄り端っこ席を数日前にオンライン予約したときは、
まだぽつぽつと席が埋まりはじめている程度でしたが、入場してみたらほぼ満席の入り。
上映が始まると気持ちが沸き立つ。
まさか今回が初めての本作鑑賞の人はいないでしょうが、
毎度マッリのお母さん殴られて死んだと思うよねぇと冒頭のシーンで笑ってしまう。
世にも憎らしいスコット役のレイ・スティーヴンソンがこの世にいないことを悼み、
エドワード役のエドワード・ソネンブリックは今もインドで頑張っているのかなと思う。
そして今さらながら、ビームがラーマを救出に行くさい、
あんな指名手配の身でどうやってジェニーにいろいろ教えてもらいに行けてんと笑う。
ラーマってやっぱり不死身じゃないですか。なんで死なんねん。死んだら困るけど(笑)。
鞭打ちの刑に処されて死なないビームも相当だけど、
ラーマがビームに三本爪で刺されたときって、心臓に刺さってるもん。
いつもは直視を避けるラーマの腹に木の枝が刺さるシーンも、今回は最後だからちゃんと観ました。
そうそう、いつも書こうと思って忘れていたことがありました。
ラーマとビームが子どもたちを交えて綱引きをするシーン。
ビームが子どもだちに目で「引け」と合図するときの顔(というのか首の動き)って、
『トップガン マーヴェリック』でペニーがマーヴェリックを「追い出せ」というときの顔と同じだよ。
エンドロールが終わると場内に沸き起こる大拍手。
いつまで経っても鳴り止まず、アンコールがあるんじゃないかしらと思ったほど。
塚口サンサン劇場さん、ありがとう。
またそのうち戻ってきますよね!?