生駒山系では古くから修験者が身を清めた行場が点在する。
近鉄元山上駅から急峻な坂道を歩いていくと平群町鳴川渓谷、更に歩くと役行者が日夜荒行に励んだとされる千光寺に辿りつく。
ここで10年間の修行を終えた役小角は母を残し大峰山で修行されたことから同寺を元山上千光寺と称している。
八月に入ってからは30度を超える猛暑日が続く今日、厳しい暑さに負けぬようにと滝祭が行われる。
法螺貝を鳴らして同寺を出幸した住職、修験者や参拝信者一行は、渓谷の断崖に彫られた石仏の真上から勢いよく流るる滝水に次々にとうたれる。
高さ15mから落つる滝水が頭からあたる滝行は心身の汚れや迷いを清めていく。
おばあちゃんに連れられてお孫さんと共に滝行される母親。
小さいときから来てるんですよと話す親子三代。
信者が行われる滝行は一般的になってきており、最近は女性が多くなっているという。
(H19. 8. 5 Kiss Digtal N撮影)
近鉄元山上駅から急峻な坂道を歩いていくと平群町鳴川渓谷、更に歩くと役行者が日夜荒行に励んだとされる千光寺に辿りつく。
ここで10年間の修行を終えた役小角は母を残し大峰山で修行されたことから同寺を元山上千光寺と称している。
八月に入ってからは30度を超える猛暑日が続く今日、厳しい暑さに負けぬようにと滝祭が行われる。
法螺貝を鳴らして同寺を出幸した住職、修験者や参拝信者一行は、渓谷の断崖に彫られた石仏の真上から勢いよく流るる滝水に次々にとうたれる。
高さ15mから落つる滝水が頭からあたる滝行は心身の汚れや迷いを清めていく。
おばあちゃんに連れられてお孫さんと共に滝行される母親。
小さいときから来てるんですよと話す親子三代。
信者が行われる滝行は一般的になってきており、最近は女性が多くなっているという。
(H19. 8. 5 Kiss Digtal N撮影)
平群町椣原(しではら)金勝(きんしょう)寺で年頭の3日に勧請縄掛けが行われます。
本来は7日、8日の両日であったが昭和55年より3日に一本化されています。
県下で行われるものとして規模が大きく古い形式を保っており、貴重な無形民俗文化財に指定されています。
蛇(龍)を表す綱藁は40mの男綱と12mの女綱は撚り合わせ和合した形で、龍田川の龍淵に張り渡されることから水神信仰に豊作を祈願する農耕儀礼が合わさったものと考えられています。
男綱には藁で作った男根やフグリを取り付け、藁と松枝にしきみで作られた龍の足や爪を意味する二本の足が着けられます。
綱ができあがると心棒となる人柱が中に入り頭の上までぐるぐる巻き込んでいきます。
150kgもある綱は藁を敷き詰めた場へ横倒しして祝い事のあった男衆の上からごろごろと転がします。
「祝おうたろ、祝おうたろ」と囃しながら綱に上り踏みつけます。
踏みつけられると身体が丈夫になるといわれ、拝見していた人も参加します。
綱掛けを終えると薬師如来石仏と青体龍王の碑に塔婆と御幣を供え、住職が読経を唱えて般若心経を唱和します。
(H18.1.3 Kiss Digtal N撮影)
本来は7日、8日の両日であったが昭和55年より3日に一本化されています。
県下で行われるものとして規模が大きく古い形式を保っており、貴重な無形民俗文化財に指定されています。
蛇(龍)を表す綱藁は40mの男綱と12mの女綱は撚り合わせ和合した形で、龍田川の龍淵に張り渡されることから水神信仰に豊作を祈願する農耕儀礼が合わさったものと考えられています。
男綱には藁で作った男根やフグリを取り付け、藁と松枝にしきみで作られた龍の足や爪を意味する二本の足が着けられます。
綱ができあがると心棒となる人柱が中に入り頭の上までぐるぐる巻き込んでいきます。
150kgもある綱は藁を敷き詰めた場へ横倒しして祝い事のあった男衆の上からごろごろと転がします。
「祝おうたろ、祝おうたろ」と囃しながら綱に上り踏みつけます。
踏みつけられると身体が丈夫になるといわれ、拝見していた人も参加します。
綱掛けを終えると薬師如来石仏と青体龍王の碑に塔婆と御幣を供え、住職が読経を唱えて般若心経を唱和します。
(H18.1.3 Kiss Digtal N撮影)