マネジャーの休日余暇(ブログ版)

奈良の伝統行事や民俗、風習を採訪し紹介してます。
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東安堵ナナトコ参り

2007年09月07日 08時53分42秒 | 安堵町へ
極楽寺での法要を終えると六斎講衆は自転車に跨り東方の安土墓地向けて一斉に走り出す。

ナナトコ参りは七墓参りといわれるもので、かつては安土の墓、シギの墓、額田部の墓など近隣の墓を巡っていたが現在は郷土の墓である安土墓だけになっている。

はじめに同墓の入り口にある六斎念仏始祖長治郎の墓の前で「シンパンドー」を唱えます。

次に鳥居横の六地蔵の前に並んで念仏を唱えます。

一曲、約三分半の「シンパンドー」の鉦の音が安土の墓一帯に響き渡ります。

地蔵立像、無縁仏、六斎講墓と続き最後に大寶寺集合墓で締めくくる。

数えてみると六箇所。

以前、入り口付近にあった無縁仏は北の位置に纏められたので一箇所減ったという。

夏の雲が浮かぶなか無事にナナトコ参りを終えた講衆、暑い日差しを浴びて汗びっしょり。

明朝の檀家廻りに向けて身体を休めないともたんわとおっしゃるやいなや一目散で帰られた。

(H19. 8.13 Kiss Digtal N撮影)

極楽寺六斎念仏法要

2007年09月06日 08時33分07秒 | 安堵町へ
昼過ぎたころ、聖徳太子創建の古刹である極楽寺に大寶寺六斎講の方々が鉦を持って集まってくる。

今日八月十三日は講衆によるナナトコ参りの営み。

安堵町東安堵の岡崎川傍らにある安土(あど)墓地でのナナトコ参りに先立って同寺で六斎念仏法要が行われます。

講衆はお茶の接待を受けて一服休憩したのち、近年再建されたコンクリートの本堂に上がります。

本尊の阿弥陀如来像に向かって一列に並ぶと六斎念仏を唱えて法要が始まる。

鉦を叩きナムマイダー ユーズーネンブツ ナムマイダーと繰り返し「シンパンドー」を唱和していくと静かな堂内に響き渡り空間を埋めつくす。

(H19. 8.13 Kiss Digtal N撮影)


大寶寺六斎念仏講

2007年01月12日 07時55分38秒 | 安堵町へ
日が暮れる頃、六斎念仏講衆が大寶寺に参集されます。

仏さんとして崇めている講員の名前が記された「三界萬霊平等利益」書の掛け軸を掲げ、その前で祈りを終えると念仏講唱和の練習が始まります。

「ナァームアムダーブツ、ナンマイダー」と唱和していく練習曲はシンパンドー、シンワドー、ユウズウエコウ、ハクマイなど。

昔しは講員の家を持ちまわって練習していたが、10年ほど前からはご好意で堂寺本堂を利用させていただいているそうです。

八月の盆月を除く毎月一回が練習日。

練習を終えると頼んでおいた弁当を広げ夕食に饗じます。

(H18.11.18 Kiss Digtal N撮影)

如来さんが行く

2007年01月10日 07時39分29秒 | 安堵町へ
その後、安堵町東安堵の六斎念仏衆のお家へ再訪した。

家人に「如来さん」の話をうかがうと11月2日の14時ころに終わったと。

1日は西安堵。

2日が東安堵(午前は西地区飽波神社辺り・午後は東地区)、3日が岡崎と日程は毎年変わっていない。

来年の楽しみにしておきましょう。

(H18.11.13 V603SH撮影)

続、安堵町六斎念仏

2006年09月01日 09時45分08秒 | 安堵町へ
講衆およびその関係の檀家さんの了解をいただいた上で、檀家宅での撮影をさせていただきました。

また、新仏(しんぼとけ)を祀る檀家さんでは記念にと申し出があり撮らせていただきました。

この場をお借りしまして厚く御礼申し上げます。

(H18.8.14 Kiss Digtal N撮影)