マネジャーの休日余暇(ブログ版)

奈良の伝統行事や民俗、風習を採訪し紹介してます。
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水間八幡神社にて

2005年09月28日 13時39分18秒 | 奈良市(東部)へ
10月第二日曜の秋大祭。

本来は10月15日、16日だったが集まりやすい休日に変更されている。

10月1日13時には100軒の集落から担っている年番三人から頭屋が選ばれる。

お椀に名前を書いた頭屋くじを丸めて入れ、それを振ってでてきたらその年の頭屋が決まる。

宵宮は深夜頃、頭屋が御幣をもって大きな松明を先頭に神社階段を上ってくる。

六人の当人は宮司のお祓いを受け24回も境内をぐるぐる回る。

当人は今年男子が生まれた方々で、家長を先頭に家族も揃って行われる。

そのあと不思議な田楽が行われるという。

大祭の日、10時には馬駆け、子供相撲が行われ、宵宮で作られた御供餅が一軒、一軒配られる。

餅は柿と藁でくるんだもので「ホウガン:ホウダイとも」呼ばれるものに入れられている。

昔し、馬駆けは子供が馬にまたがって石段下のところからやってきたという。

馬もいなくなった現代の馬駆けは、大人が子供を担いで鳥居までやってくる。

隣接する水間小学校は、少子化となったため昨年に廃校となった。

寂しくなったと総代がおっしゃっていた。

(H17.9.28 V603SH撮影)