春を呼ぶお水取り本行が始まって三日目はみぞれ雪が降り出した。
先祖代々から大切にしてきたお雛さま飾り。
お家の人や親戚だけで楽しんでいましたが今年は近くの南幼稚園児がやってきた。
町内婦人会のみなさんは抹茶をたてて篤いおもてなし。
思わず「おだいりさーまに おひめさま」の唄が黄色い声で大合唱。
じっくり拝見したあとは座敷に座ってSさんのご挨拶。
Sさんは水墨画の先生。
舞台演技を先生に披露するなど幼稚園児らと親交を深めています。
先生のお雛さま解説が理解できたかどうかは怪しいですが、もてなしのお菓子に園児の顔は笑顔で満開。
抹茶よりも好きなお菓子はあっという間になくなりました。
行儀良くお抹茶をいただいて「今日はおよばれしてありがとうございました」と感謝の言葉。
人数が多いので30人ずつ二班になって拝観。
来年もやってくるのかなとSさん。
元気でいる限り披露していきたいと仰った。
園児が帰ったあとは婦人会の方々が静かになった座敷でお雛さまに見惚れています。
(H21. 3. 3 Kiss Digtal N撮影)
先祖代々から大切にしてきたお雛さま飾り。
お家の人や親戚だけで楽しんでいましたが今年は近くの南幼稚園児がやってきた。
町内婦人会のみなさんは抹茶をたてて篤いおもてなし。
思わず「おだいりさーまに おひめさま」の唄が黄色い声で大合唱。
じっくり拝見したあとは座敷に座ってSさんのご挨拶。
Sさんは水墨画の先生。
舞台演技を先生に披露するなど幼稚園児らと親交を深めています。
先生のお雛さま解説が理解できたかどうかは怪しいですが、もてなしのお菓子に園児の顔は笑顔で満開。
抹茶よりも好きなお菓子はあっという間になくなりました。
行儀良くお抹茶をいただいて「今日はおよばれしてありがとうございました」と感謝の言葉。
人数が多いので30人ずつ二班になって拝観。
来年もやってくるのかなとSさん。
元気でいる限り披露していきたいと仰った。
園児が帰ったあとは婦人会の方々が静かになった座敷でお雛さまに見惚れています。
(H21. 3. 3 Kiss Digtal N撮影)
季節の節目の弥生三月三日はひな祭り。
お雛さまを飾って祝った宮中行事はやがて武家社会に広がった。
さらには商家など名主の家へ、そして庶民へも広がり定着した現代。
健やかに育ってほしいと願い女の子の健康祈願を祝う桃の節句は変わりません。
城下町の大和郡山市内の矢田筋通り。
一軒の町家では江戸時代のものと思われる古式色豊かなお雛さまが飾られます。
当主のSさんは生まれた翌年に買われた大正14年の掛け軸を掲げます。
その前には面長のお内裏さまとお姫さまが優雅な美しい姿で座っています。
一方の掛け軸は娘さんが生まれたときに買った昭和4年製。
そこには表情豊かなお顔がずらり並んでいます。
奥から三人官女、五人囃子、胡蝶の舞に衛士たち。
怒り衛士、鳴き衛士に笑い上戸衛士たち三人は特徴ある丸顔です。
姿、形からすれば享保雛のようです。
当主の祖母の四代前の祖母が持ってきたというお雛さま。
昔から雛段はなかったといい、商家の家は広かったから座敷に広げて飾ったのだと当主は仰います。
(H21. 3. 3 Kiss Digtal N撮影)
お雛さまを飾って祝った宮中行事はやがて武家社会に広がった。
さらには商家など名主の家へ、そして庶民へも広がり定着した現代。
健やかに育ってほしいと願い女の子の健康祈願を祝う桃の節句は変わりません。
城下町の大和郡山市内の矢田筋通り。
一軒の町家では江戸時代のものと思われる古式色豊かなお雛さまが飾られます。
当主のSさんは生まれた翌年に買われた大正14年の掛け軸を掲げます。
その前には面長のお内裏さまとお姫さまが優雅な美しい姿で座っています。
一方の掛け軸は娘さんが生まれたときに買った昭和4年製。
そこには表情豊かなお顔がずらり並んでいます。
奥から三人官女、五人囃子、胡蝶の舞に衛士たち。
怒り衛士、鳴き衛士に笑い上戸衛士たち三人は特徴ある丸顔です。
姿、形からすれば享保雛のようです。
当主の祖母の四代前の祖母が持ってきたというお雛さま。
昔から雛段はなかったといい、商家の家は広かったから座敷に広げて飾ったのだと当主は仰います。
(H21. 3. 3 Kiss Digtal N撮影)