目的地は大淀町大岩にある平日・午後1時までの営業の喫茶きまぐれや。
なにかとお世話になっている喫茶店。
その行先、道中に出合った農の景観にひと呼吸の停車。
今年の2月に見た藁積みは、もう消えていた。
積んでいた藁は、消耗品。
農の作業にたぶん必要としている藁。
どなたか、この付近におられたら聞いておきたい農のあり方。
現場から見渡した、その先に人物の姿が動いた。
たぶん田主さんでは、と思って、おられる場に向かって歩いた。
すみませーーん、と声をかけたら振り返ってくださった。
自己紹介に名刺を渡して、要件を伝えた。
1年と数か月前に初めて見た屋根のある家型に積んだ藁積み。
田主さんはここ御所市池之内在住のUさんに、やっと出会えた。
その屋根のある家型に積んだ藁積み。
以前は、ススキと呼ぶ心棒に藁を積む形であった。
で、あったが、労力を考え、野菜造りの下地保護に使うためにマクラを置き、藁束をさらに束ねた藁を水平に積み、数段重ねてからハザカケするように、藁束をまた広げて屋根のような形にした。
土の日除け、湿気含みの排除に、作物の育成に邪魔する雑草も生えないようにする役目をもつ稲藁。
代替にシートを敷き詰める場合があるが、強い風に煽られるシートなら捲れて難儀する。
それこそ、突風に吹かれて飛んでしまうシートに対して、稲藁は、ほんと大丈夫。
必要な湿り気もある稲藁を欲しがる人も、増えつつある。
昨今では、藁束そのものを売る店も増えてきた。
需要があれば、捨てていた藁も金になるし、にわかでなくても家庭菜園に使われることが増えている。
U家は、稲作が主。
今年もまた育った稲を刈る時季がくる。
家族そろって稲刈り。
収穫作業は忙しい。
U家の稲刈りは、通常年であれば10月10日。
収穫に必要な農機具は、1条刈りハバインダー。
刈り取り時に、自動で束にしてくれる機械だから、すぐにハザカケができる。
一方、コンバインは、籾収穫が主で、茎などはバラバラにするから藁にはならない。
村の祭りに、池之内の神社に奉納する数段の提灯がある。
垣内ごとに奉納する提灯があった・・・が・・
100戸の集落の池之内は、北・南・中垣内など他の垣内もみな提灯をしていたが、高齢化に少子化。
若者は中抜け状況に、体力を有する茅原型ともいう逆さ型とんども、みなしなくなった。
現在のとんどは藁をとんど場に持ってきて、燃やすだけになった、と話すUさん。
提灯がどんな形だったのだろうか。
御所市の山麓地にある村々では、ススキ提灯とか、十二振り提灯の名があったが、結局、聞けなかった。
ところで、秋の収穫の稲刈りにハザカケを、今も垣内集落でしていのは、U家ともう一軒。
いや、二軒。
U家を入れて、合計3軒のお家が継承してきたハザカケ。
今年もかわりなくする予定だ、というUさんに、取材・撮影をお願いした。
予定の10日がずれる場合もあるので、念のために、と云って電話番号も教えてもらった。
(R3. 6.29 SB805SH撮影)
なにかとお世話になっている喫茶店。
その行先、道中に出合った農の景観にひと呼吸の停車。
今年の2月に見た藁積みは、もう消えていた。
積んでいた藁は、消耗品。
農の作業にたぶん必要としている藁。
どなたか、この付近におられたら聞いておきたい農のあり方。
現場から見渡した、その先に人物の姿が動いた。
たぶん田主さんでは、と思って、おられる場に向かって歩いた。
すみませーーん、と声をかけたら振り返ってくださった。
自己紹介に名刺を渡して、要件を伝えた。
1年と数か月前に初めて見た屋根のある家型に積んだ藁積み。
田主さんはここ御所市池之内在住のUさんに、やっと出会えた。
その屋根のある家型に積んだ藁積み。
以前は、ススキと呼ぶ心棒に藁を積む形であった。
で、あったが、労力を考え、野菜造りの下地保護に使うためにマクラを置き、藁束をさらに束ねた藁を水平に積み、数段重ねてからハザカケするように、藁束をまた広げて屋根のような形にした。
土の日除け、湿気含みの排除に、作物の育成に邪魔する雑草も生えないようにする役目をもつ稲藁。
代替にシートを敷き詰める場合があるが、強い風に煽られるシートなら捲れて難儀する。
それこそ、突風に吹かれて飛んでしまうシートに対して、稲藁は、ほんと大丈夫。
必要な湿り気もある稲藁を欲しがる人も、増えつつある。
昨今では、藁束そのものを売る店も増えてきた。
需要があれば、捨てていた藁も金になるし、にわかでなくても家庭菜園に使われることが増えている。
U家は、稲作が主。
今年もまた育った稲を刈る時季がくる。
家族そろって稲刈り。
収穫作業は忙しい。
U家の稲刈りは、通常年であれば10月10日。
収穫に必要な農機具は、1条刈りハバインダー。
刈り取り時に、自動で束にしてくれる機械だから、すぐにハザカケができる。
一方、コンバインは、籾収穫が主で、茎などはバラバラにするから藁にはならない。
村の祭りに、池之内の神社に奉納する数段の提灯がある。
垣内ごとに奉納する提灯があった・・・が・・
100戸の集落の池之内は、北・南・中垣内など他の垣内もみな提灯をしていたが、高齢化に少子化。
若者は中抜け状況に、体力を有する茅原型ともいう逆さ型とんども、みなしなくなった。
現在のとんどは藁をとんど場に持ってきて、燃やすだけになった、と話すUさん。
提灯がどんな形だったのだろうか。
御所市の山麓地にある村々では、ススキ提灯とか、十二振り提灯の名があったが、結局、聞けなかった。
ところで、秋の収穫の稲刈りにハザカケを、今も垣内集落でしていのは、U家ともう一軒。
いや、二軒。
U家を入れて、合計3軒のお家が継承してきたハザカケ。
今年もかわりなくする予定だ、というUさんに、取材・撮影をお願いした。
予定の10日がずれる場合もあるので、念のために、と云って電話番号も教えてもらった。
(R3. 6.29 SB805SH撮影)