マネジャーの休日余暇(ブログ版)

奈良の伝統行事や民俗、風習を採訪し紹介してます。
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コロナ禍に路上仕事の包丁研ぎ師

2024年12月02日 07時48分33秒 | 民俗あれこれ(職人編)
つい1カ月前は断った。

今日は、ほんにえー天気。

冬場の寒いときには、屋外の仕事はつらい。

およそ80歳にもなった包丁研ぎ師が、我が住む町にもやってくる。

昨年の11月末に研いでもらった我が家の包丁。

切れ味抜群。

スパ、スパッと切れる包丁の切れ味は気持ちいい。

退去したおふくろの住まいから、今後の生活に無用になった包丁は、わが家の1本に加わった。

丹念に研いでいたおふくろ。

場を我が家に移した包丁は、再び働きはじめるようになってからも、包丁地技師のおじさんはやってくる。

切れ味不良になった包丁1本。

お願いしますと、手渡したら喜んで研いだ。

前々回に訪れた場も依頼者のおうち横でしていた。

冷たい風が通り抜ける仮の場。

今日は、無風。

しかも晴天。

昨日、一昨日と違って気温は上昇。

背中も頭部後ろも温かくなる。

ちゃちゃっと済ませて1本できあがり。

ネットによれば、一般的な価格帯は千円~千五百円。

和包丁であれば、もっと高額になるし・・。

主にスーパーなどに出張してきた研ぎ師なら五百円~七百円辺り。

依頼した我が家の包丁は、「正峯」のネームを刻印していた家庭用の安全包丁。

おじさんは、1本を千円で受ける。

その研ぎ時間は、およそ5分間。

学生アルバイトが1時間働いて800円~千円。

深夜勤務なら1250円くらいか。

比較したらあかんが、包丁研ぎ師の実入りは、魅力的だね、と話したら、笑ってたょ。

以前は、10本どころか40本も・・・。

コロナ禍になってからは、これまで巡回してきた馴染の顧客からリターンなく。

今の時代の新規開拓はとてもじゃないが、怖いから出向かない。

実入りは落ちたが、それでいい。

屋外研ぎに寒い日、暑い日、雨の日は無理がある季節的な商売に、写真を撮らせてもらった。

カメラを構える私に、「桜は撮ったんか」、と訊く研ぎ師のおじさん。

いやいや。

じゃぁ動物は・・に返した私。

動物園も行かへんし、ネコもイヌも撮れへんし、と伝えたら笑っていた。

今日のお客さんは、紳士靴に女性もん。

早めに修理した方が、安く済むからね、と云っていた。

(R4. 4. 4 SB805SH 撮影)


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