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今日は、おふくろが暮らしていた住居の完全撤去。
作業は、午前10時からはじまる。
それまでに確認しておきたい大阪市営住宅を管理している阿倍野住宅管理センターから届いていた退去の流れ。
まずは、決まった退去日、時間を設定し、管理センターの立ち合いに来てもらうよう報せる。
その件に関しては、自治会にも連絡しておく。
次に、家賃の清算は、退去が月の途中であれば日割り家賃になるから納入通知書が送付される
次に、電気・ガス・水道の契約解除と閉栓
関西電力、大阪ガス、水道局、それぞれの営業所に連絡し、契約解除し、閉栓をお願いする
そして、撤去と原状回復
入居中に自身が設置した物品(例;風呂釜等、湯沸かし器、エアコン設備、網戸、サッシ、照明器具、
カーテンレール、敷物などなど)・・・すべてを撤去
また、室内を模様替え、改造、手すりなどを設置した場合も、入居した当時に原状回復を
ただし、入居当初から設置されている物品は、この限りでない
退去前の立ち合い確認点検、
管理センターの担当者が入居者の立ち合いのもと、チェックし、 「退去前確認書」にレ点、或いは、記入するなり、
相互確認をする
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そして、鍵の返却、
退去日は玄関、窓などすべて施錠すること
集合ポスト内を整理し、鍵があれば外す
なお、退去後に住宅管理センターに持参・返却すべきものは3本の鍵
その他の鍵があれば、台所の流し台の引き出しに収納
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また、大阪市長宛ての「住宅返還」届並びに「誓約書」も持参・返却
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撤去作業にかかる前にしておきたい仏壇や写真は、「これから引っ越しさせていただき、奈良の我が家に引っ越しさせていただきます」と、心から念じて、傷つけないよう毛布に包んで、愛車に載せる。
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また、生前整理の際に見つかった「少し前の時代の紙幣や切手」とか「家族の記録写真に母親や祖母が使っていた当時の暮らしの用具」も引き取り、我が家で所蔵することにした。
到着した依頼事業者は、天理二階堂にある片付けエース。
遺品整理士が率いる二人の男性に女性はお一人。
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見積もりしていた撤去後の養生は管理センター点検者から不要の確認をいただいた。
炊事場・台所から取り出す小物。
包丁は危険物なので、別扱い。
とにかく小物はなんでもナイロン袋に入れて仕舞う。
金属物は、金属物ばかりを集めた袋に詰めていく。
タンスなどがある部屋でも作業開始。
衣服類に小物。
それぞれの袋に詰め込み。
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タンスの上に置いていた時計は40周年記念。
おふくろが勤めていた損保の保険会社。
現役は80歳を超えていたが、否が応でも引退せざる得ない体力。
なんせ、両手に抱えたバッグに詰まった保険に関する資料ばかり。
重たい荷物を両手でもって歩きはもちろん。
バスや電車を利用し、市内はもちろん、市外も顧客めぐり。足は丈夫だったが・・
ナイロン袋に詰めた衣服類。
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これらは三畳の間に取り敢えず置き。
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いやもう、すごいことになってきた。
運ぶ車の用意ができれば、直ちに階下に運び、足場を確保する。
金属に陶器や食器にガラス製品。
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さて、金目のものは見つかるでしょうか。
向こうに見える掃除機は、最後の最後まで綺麗にしていく道具。
役目はまだまだ。
終えるのは、最後の最後。
ここまでの作業が、正午いっぱい。
私どもも、近くにあるくら寿司で食事を摂って戻ってきた。
一服休憩されていたみなさん方は、午後1時過ぎから再開した。
それからの作業は詰め込みが主。
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足場を確保し、階段を下してきた整理タンスに立派な机なども。
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取り敢えずは、通路におかしてもらう。
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一般的にみれば、大型ゴミの搬出作業である。
準備を調えたカーゴ・トラックに詰め込む作業。
詰め方に基本的な考えたがあるんでしょう。
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ここから見て、奥の方に詰めたモノモノはが倒れないように、冷蔵庫や洗濯機などで壁にする。
なるほどやねぇ。
その境目にはブロック置き。
段差をなくす重たい用具かな?。知らんけど・・
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地上に下した家具を並べた。
その様相を、おふくろが居住していた北の窓から覗き込み。
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この窓で思い出す、また来てね、と手をふるおふくろの姿。
角を曲がって見えなくなるまで手を振ってたなぁ。
さぁ、再び荷物下し。
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下駄箱を下そうとしたシーン。
平成30年の夏場に壊れたエアコン。
大急ぎに動いた買い替え。
緊急要請を受けた実弟三男とともに出かけた交換機種選び。
それはそれですぐには設置できない夏場の据え付け工事人の手配。
当時、おふくろの年齢は92歳。
翌日には台風21号がくる予想に一時的避難に我が家に来てもらった。
その対応は正解だった。
大阪湾に属する地域に大きな損失をもたらした台風21号。
その後に、なんども発症した圧迫骨折に再び、奈良の病院に入院加療。
退院しても我が家で安静加療の繰り返し。

大阪には戻れずじまいの状況に、無人の部屋に新しく据えたエアコンの出番は、通算でいえば、ほんのちょっとしか稼働していない。
ほぼ、新品同様のエアコンも撤去物品になった。
その奥に見える金属光。
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長年暮らしてきた生活に欠かせないステンレス製の入浴風呂も撤去対象。
撤去、撤去しているうちに炊事場が綺麗な姿になっている。
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何年も前に、かーさんと二人で敷き詰めたフロアーマットのおかげ。
貼り換えに相当な時間をかけた労力が報われる。
一部分汚れているフロアーも、角度換えてみれば光の加減で輝き。
それもあるが、壁が・・すっかり変化していた。
どことなくわかった台所の壁。
たぶん耐火性の壁であろう。
この1枚は、浴槽をとっぱらった状態。
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シャワー器具もきれいが、これも撤去処分。
金属もんは高く売れるだろうな。
玄関入口に集めた廃棄処分行きのいろいろ。
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おふくろが来ていたさまざまな衣服のすべてが処分行き。
奥の方に見える場は炊事場。
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ほら、フロアーが光っているでしょ。
その向こうはベランダ。
設置していた風呂釜も撤去行き。
すっからかんになった部屋の空間。
こうしてみると、どこともそうだが広いよね。
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それにして、この時代になって、真っ青なイグサを見るとは思わなんだ。
タンス置き場が、虫も喰わずに綺麗なイグサ跡が美しい。
昭和52年(1977)に入居してから46年間。
いよいよ、さ・よ・な・らすることになった大和川住宅。
地上に下した暮らしのタンスなどが、そろそろ2台のトラックに分散積載。
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またまた、窓から見ていた、その作業。
おっと、自転車は現に住んでいる人たちのんだよ。
積み込み作業の時間は、ケッコーかかる。
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そのタイムは午後1時40分からはじまり、終わった時間は午後3時5分。
大変な作業だった、と思う。
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1階、地上に下りて拝見したカーゴ・トラックの詰め込み具合。
プロの技に、パワーが光る詰め込みの美しさ。
奥に詰めた収納物をガッチリ確保。
運搬に支障をきたさないように詰め込んだ。
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軽トラに積んだ物品は衣服類。
崩れないように荷台周りにセッテイングしたボードでガードしている。
時間帯は、午後3時40分。
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さまざまな物品は消え、きれい、さっぱりした空間。
外気からの空気が気持ちよく流れていく。
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最終的な点検に、桟などに貼っていた紙は綺麗に剥がし、打ち付けていた釘は、引っこ抜く。
押しピン一つも逃さないように、ひとつ、ひとつを丁寧に検証していく。
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屋外のベランダなんて、ゴミひとつも見つからない。
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給湯器とか風呂釜へ供給していたガス管も水道蛇口も閉栓確認。
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浴室も最終点検。
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台所の電灯や蛇口はそのままにしておく。
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おっと、最後になった換気扇の撤去が残っていた。
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べたりと付着したギトギト油も拭いて、なんとか外せた換気扇は、最後の積み込み。
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すっきり、気持ちいい片付けをしてくれた皆さんに、厚く御礼申し上げ、ここで解散。
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これから、廃棄処分に向かわれる。
鍵を閉め、棟と棟の間の車が通る道にはっと、気づいた。
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大阪市の梯子消防車をデザインした消火栓マンホール。
このマンホールの真上に停めてはいけませんよ。
思い出に浸って撮っておいた消防用ホースがあるマンホールも記念の一枚。
午後4時25分に、ここ住之江を離れた。
今回の撤去費用は、養生もない、ゴミ清掃だけで済んだから、23万円支払い。
当初クレジットカード決済払いとしていたが、振込手数料が8千円も要する、とわかった。
南都銀行口座に、現金振り込みなら手数料は200円で済むといわれ、そうしようとしたが、大金なので口座から口座振込にしたら手数料なしになると銀行職員が教えてくれたのでそうした。
こうして、原状復帰などの点検も終えたが、鍵の返却は後日にしている。
我が家にもどって、第一に行った大ばぁさんの仏壇は、私がパソコン部屋といっている畳敷きの日本間。
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大ばぁさん、今夜からこちらの部屋でくらしてね、と心の中で拝した仏壇。
今は、この状態だけど、只今、楽天市場に発注した桐製の仏壇下台座チェストが、もうすぐ届くまで我慢してや、と伝えた。
(R4. 3.22 SB805SH 撮影)
作業は、午前10時からはじまる。
それまでに確認しておきたい大阪市営住宅を管理している阿倍野住宅管理センターから届いていた退去の流れ。
まずは、決まった退去日、時間を設定し、管理センターの立ち合いに来てもらうよう報せる。
その件に関しては、自治会にも連絡しておく。
次に、家賃の清算は、退去が月の途中であれば日割り家賃になるから納入通知書が送付される
次に、電気・ガス・水道の契約解除と閉栓
関西電力、大阪ガス、水道局、それぞれの営業所に連絡し、契約解除し、閉栓をお願いする
そして、撤去と原状回復
入居中に自身が設置した物品(例;風呂釜等、湯沸かし器、エアコン設備、網戸、サッシ、照明器具、
カーテンレール、敷物などなど)・・・すべてを撤去
また、室内を模様替え、改造、手すりなどを設置した場合も、入居した当時に原状回復を
ただし、入居当初から設置されている物品は、この限りでない
退去前の立ち合い確認点検、
管理センターの担当者が入居者の立ち合いのもと、チェックし、 「退去前確認書」にレ点、或いは、記入するなり、
相互確認をする
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そして、鍵の返却、
退去日は玄関、窓などすべて施錠すること
集合ポスト内を整理し、鍵があれば外す
なお、退去後に住宅管理センターに持参・返却すべきものは3本の鍵
その他の鍵があれば、台所の流し台の引き出しに収納
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また、大阪市長宛ての「住宅返還」届並びに「誓約書」も持参・返却
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撤去作業にかかる前にしておきたい仏壇や写真は、「これから引っ越しさせていただき、奈良の我が家に引っ越しさせていただきます」と、心から念じて、傷つけないよう毛布に包んで、愛車に載せる。
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また、生前整理の際に見つかった「少し前の時代の紙幣や切手」とか「家族の記録写真に母親や祖母が使っていた当時の暮らしの用具」も引き取り、我が家で所蔵することにした。
到着した依頼事業者は、天理二階堂にある片付けエース。
遺品整理士が率いる二人の男性に女性はお一人。
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見積もりしていた撤去後の養生は管理センター点検者から不要の確認をいただいた。
炊事場・台所から取り出す小物。
包丁は危険物なので、別扱い。
とにかく小物はなんでもナイロン袋に入れて仕舞う。
金属物は、金属物ばかりを集めた袋に詰めていく。
タンスなどがある部屋でも作業開始。
衣服類に小物。
それぞれの袋に詰め込み。
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タンスの上に置いていた時計は40周年記念。
おふくろが勤めていた損保の保険会社。
現役は80歳を超えていたが、否が応でも引退せざる得ない体力。
なんせ、両手に抱えたバッグに詰まった保険に関する資料ばかり。
重たい荷物を両手でもって歩きはもちろん。
バスや電車を利用し、市内はもちろん、市外も顧客めぐり。足は丈夫だったが・・
ナイロン袋に詰めた衣服類。
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これらは三畳の間に取り敢えず置き。
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いやもう、すごいことになってきた。
運ぶ車の用意ができれば、直ちに階下に運び、足場を確保する。
金属に陶器や食器にガラス製品。
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さて、金目のものは見つかるでしょうか。
向こうに見える掃除機は、最後の最後まで綺麗にしていく道具。
役目はまだまだ。
終えるのは、最後の最後。
ここまでの作業が、正午いっぱい。
私どもも、近くにあるくら寿司で食事を摂って戻ってきた。
一服休憩されていたみなさん方は、午後1時過ぎから再開した。
それからの作業は詰め込みが主。
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足場を確保し、階段を下してきた整理タンスに立派な机なども。
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取り敢えずは、通路におかしてもらう。
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一般的にみれば、大型ゴミの搬出作業である。
準備を調えたカーゴ・トラックに詰め込む作業。
詰め方に基本的な考えたがあるんでしょう。
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ここから見て、奥の方に詰めたモノモノはが倒れないように、冷蔵庫や洗濯機などで壁にする。
なるほどやねぇ。
その境目にはブロック置き。
段差をなくす重たい用具かな?。知らんけど・・
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地上に下した家具を並べた。
その様相を、おふくろが居住していた北の窓から覗き込み。
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この窓で思い出す、また来てね、と手をふるおふくろの姿。
角を曲がって見えなくなるまで手を振ってたなぁ。
さぁ、再び荷物下し。
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下駄箱を下そうとしたシーン。
平成30年の夏場に壊れたエアコン。
大急ぎに動いた買い替え。
緊急要請を受けた実弟三男とともに出かけた交換機種選び。
それはそれですぐには設置できない夏場の据え付け工事人の手配。
当時、おふくろの年齢は92歳。
翌日には台風21号がくる予想に一時的避難に我が家に来てもらった。
その対応は正解だった。
大阪湾に属する地域に大きな損失をもたらした台風21号。
その後に、なんども発症した圧迫骨折に再び、奈良の病院に入院加療。
退院しても我が家で安静加療の繰り返し。
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大阪には戻れずじまいの状況に、無人の部屋に新しく据えたエアコンの出番は、通算でいえば、ほんのちょっとしか稼働していない。
ほぼ、新品同様のエアコンも撤去物品になった。
その奥に見える金属光。
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長年暮らしてきた生活に欠かせないステンレス製の入浴風呂も撤去対象。
撤去、撤去しているうちに炊事場が綺麗な姿になっている。
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何年も前に、かーさんと二人で敷き詰めたフロアーマットのおかげ。
貼り換えに相当な時間をかけた労力が報われる。
一部分汚れているフロアーも、角度換えてみれば光の加減で輝き。
それもあるが、壁が・・すっかり変化していた。
どことなくわかった台所の壁。
たぶん耐火性の壁であろう。
この1枚は、浴槽をとっぱらった状態。
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シャワー器具もきれいが、これも撤去処分。
金属もんは高く売れるだろうな。
玄関入口に集めた廃棄処分行きのいろいろ。
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おふくろが来ていたさまざまな衣服のすべてが処分行き。
奥の方に見える場は炊事場。
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ほら、フロアーが光っているでしょ。
その向こうはベランダ。
設置していた風呂釜も撤去行き。
すっからかんになった部屋の空間。
こうしてみると、どこともそうだが広いよね。
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それにして、この時代になって、真っ青なイグサを見るとは思わなんだ。
タンス置き場が、虫も喰わずに綺麗なイグサ跡が美しい。
昭和52年(1977)に入居してから46年間。
いよいよ、さ・よ・な・らすることになった大和川住宅。
地上に下した暮らしのタンスなどが、そろそろ2台のトラックに分散積載。
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またまた、窓から見ていた、その作業。
おっと、自転車は現に住んでいる人たちのんだよ。
積み込み作業の時間は、ケッコーかかる。
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そのタイムは午後1時40分からはじまり、終わった時間は午後3時5分。
大変な作業だった、と思う。
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1階、地上に下りて拝見したカーゴ・トラックの詰め込み具合。
プロの技に、パワーが光る詰め込みの美しさ。
奥に詰めた収納物をガッチリ確保。
運搬に支障をきたさないように詰め込んだ。
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軽トラに積んだ物品は衣服類。
崩れないように荷台周りにセッテイングしたボードでガードしている。
時間帯は、午後3時40分。
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さまざまな物品は消え、きれい、さっぱりした空間。
外気からの空気が気持ちよく流れていく。
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最終的な点検に、桟などに貼っていた紙は綺麗に剥がし、打ち付けていた釘は、引っこ抜く。
押しピン一つも逃さないように、ひとつ、ひとつを丁寧に検証していく。
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屋外のベランダなんて、ゴミひとつも見つからない。
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給湯器とか風呂釜へ供給していたガス管も水道蛇口も閉栓確認。
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浴室も最終点検。
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台所の電灯や蛇口はそのままにしておく。
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おっと、最後になった換気扇の撤去が残っていた。
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べたりと付着したギトギト油も拭いて、なんとか外せた換気扇は、最後の積み込み。
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すっきり、気持ちいい片付けをしてくれた皆さんに、厚く御礼申し上げ、ここで解散。
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これから、廃棄処分に向かわれる。
鍵を閉め、棟と棟の間の車が通る道にはっと、気づいた。
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大阪市の梯子消防車をデザインした消火栓マンホール。
このマンホールの真上に停めてはいけませんよ。
思い出に浸って撮っておいた消防用ホースがあるマンホールも記念の一枚。
午後4時25分に、ここ住之江を離れた。
今回の撤去費用は、養生もない、ゴミ清掃だけで済んだから、23万円支払い。
当初クレジットカード決済払いとしていたが、振込手数料が8千円も要する、とわかった。
南都銀行口座に、現金振り込みなら手数料は200円で済むといわれ、そうしようとしたが、大金なので口座から口座振込にしたら手数料なしになると銀行職員が教えてくれたのでそうした。
こうして、原状復帰などの点検も終えたが、鍵の返却は後日にしている。
我が家にもどって、第一に行った大ばぁさんの仏壇は、私がパソコン部屋といっている畳敷きの日本間。
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大ばぁさん、今夜からこちらの部屋でくらしてね、と心の中で拝した仏壇。
今は、この状態だけど、只今、楽天市場に発注した桐製の仏壇下台座チェストが、もうすぐ届くまで我慢してや、と伝えた。
(R4. 3.22 SB805SH 撮影)