「ふくしま・うた語り」のジャケット
6月6日の「かまたみのるの公式ブログ」に、加藤登紀子さんと鎌田實さんが福島の人たちを少しでも支援したいと願って作ったCD「ふくしま・うた語り」が発売されたとお知らせが出ていたので、さっそくJFC(日本チェルノブイリ連帯基金)にインターネットで購入申し込み、先程それが届きました。
ジャケットは黄色地に薄い青と紫の貝殻の絵が配されていて、とても優しい雰囲気です。
曲目は、以下のとおり。
1.貝殻のうた(加藤登紀子さんの歌)
2.神隠しされた街(加藤登紀子さんの歌)
3.スマイル・レボリューション(加藤登紀子さんの歌と朗読)
4.海よ、大地よ(鎌田さんの朗読と加藤さんの歌)
5.貝殻のうた(インスト)
歌も朗読も、起きている現実とそれに向き合う悲しみをストレートに言葉にしていて、音楽としての円熟味に欠ける感もありますが、2度3度聞くうちに、今はこの率直さに勝る表現方法はないと納得させられます。
「スマイル・レボリューション」の中の次の言葉は、加藤登紀子さんの心からの願いだと感じました。
『私たちは何を夢見ていたのだったか。どこに問題があったのか。
この数十年の間に何を得て、何を失ったのか、もう一度来た道をたどってみよう。
そして未来へのまっとうなシナリオを探してみよう。
・・・
生きることに素直に向き合い、生きる喜びに真剣に取り組み、
ほほえみを持って輝いて生きることで世界を変えていきたい。
それが「スマイル・レボリューション」だ』
また「海よ、大地よ」の中の以下の言葉は、鎌田實さんの痛切な実感だと感じ、共感しました。
『おまえに海の苦しみがわかるか・・・
おまえにホウレンソウの悲しみがわかるか・・・
おまえにミルクの悔しさがわかるか・・・』
メロディーはどれも優しく温かく、福島の人たちに寄り添いたいという気持ちが伝わってきます。
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昨日は国会近くで「原発いらない福島の女たち」の「内閣府への申し入れとダイ・イン&座り込み」の緊急アクションがあり、少し様子を見てきました。そして、そこにも加藤登紀子さんは駆けつけて福島の女たちに歌(「貝殻のうた」)をプレゼントしていましたが、声が枯れて辛そうでした。
この「ふくしま・うた語り」は「がんばらないレーベル第4弾!」として出されたものです。加藤さんも鎌田さんもどうか頑張りすぎないでくださいね。(三女)