妙心寺・東林院の沙羅双樹
6月17日。今朝は「昨日の雨は何だった?」のと思わせるような、天気予報大ハズレの、雲は多いものの青空もみえる良い天気になりました。
朝の出発が遅いので、朝食後散歩がてらホテルから15分ちょっとの錦市場に行きました。朝まだ早いせいで開いている店はほとんどありませんでしたが、偶然 以前買ったことのある漬物屋さんが商品を並べ準備しているところだったので、夫が喜んで自分の好きな「みずなす うり」の漬物を買っていました。この漬物屋さんの他にはテレビでよく見る卵焼き屋さん、鱧屋さん、干物屋さんなどが開店準備をしていました。
今日の出発は9:20。まずは漬物屋さんへ(大こう本店)。お店では試食用の漬物とお茶が用意されていました。試食の後は皆さん沢山のお買い物!次は本来の目的地妙心寺・東林院へ「沙羅双樹(夏椿)」の花を見に行きました。まだ花の開花は3分位。しかも昨日の大雨で咲いた花は全部落ちてしまったようです。それでも多分お寺さんが、今朝見つけた綺麗な落花を集めて配置したのではと思わせるお庭を見ながら、沙羅双樹(平家物語から)の意味する、人の心のお話を聞きました。
そして昼食の「筍亭さん」へ。ここは昨年の春の旅行で夕食を食べた店です。今回は昼食ですが筍づくし(木の芽合え、わかめと炊いたもの、 味噌で炊いた田舎風、そして筍ご飯とお吸い物)。美味しく充実した食事でした。
三室戸寺の紫陽花
次の目的地、三室戸寺までは皆さんのお昼寝タイム。三室戸寺では1万株の色とりどりの紫陽花が昨日の雨で生き返ったかのように綺麗に咲いていました。
東福寺・天徳院の枯山水庭園の桔梗
三室戸寺の散策の次はこの旅行最後の東福寺・天徳院の「枯山水庭園と桔梗」を見に行きました。枯山水と言っても よくある砂利でなく苔を敷き詰めた小さなお庭に石や灯篭をあしらい そこに桔梗を植えたものです。残念ながら桔梗もまだあまり咲いていませんでした。ここでは帰りの新幹線の時刻までかなり時間の余裕があるので自由行動となりました。
方丈の枯山水
もみじの新緑が綺麗な通天橋か方丈(四つの様式の違うお庭があります)にするか、入場が4時までなので両方見るのは無理なので、まだ見ていない方丈にしました。巨石と築山の枯山水、柱石で北斗七星を表した庭、苔と石で市松模様のようにしつらえた庭などがありました。これで今回の旅程は全て無事終了。今日は天気が良くなった分京都特有の蒸し暑さも体験しました。
今年の旅行は東北の桜、八ヶ岳の鈴蘭と薔薇、今回の沙羅双樹と桔梗、どれも開花前だったり3分咲き位だったり満開とはいかなかったのが残念です。全ての旅行で天気に恵まれ、満開の花を見て、美味しいものを食べるというのは、望みではあっても無理な事ですけどね。(次女)