ストローバレイ家の介護奮闘記

90→→92歳の母を支える4姉妹の泣き笑い奮闘記・・とその後

京都の旅(2)

2012-06-18 16:51:48 | 日常
               
               妙心寺・東林院の沙羅双樹

6月17日。今朝は「昨日の雨は何だった?」のと思わせるような、天気予報大ハズレの、雲は多いものの青空もみえる良い天気になりました。

朝の出発が遅いので、朝食後散歩がてらホテルから15分ちょっとの錦市場に行きました。朝まだ早いせいで開いている店はほとんどありませんでしたが、偶然 以前買ったことのある漬物屋さんが商品を並べ準備しているところだったので、夫が喜んで自分の好きな「みずなす うり」の漬物を買っていました。この漬物屋さんの他にはテレビでよく見る卵焼き屋さん、鱧屋さん、干物屋さんなどが開店準備をしていました。

今日の出発は9:20。まずは漬物屋さんへ(大こう本店)。お店では試食用の漬物とお茶が用意されていました。試食の後は皆さん沢山のお買い物!次は本来の目的地妙心寺・東林院へ「沙羅双樹(夏椿)」の花を見に行きました。まだ花の開花は3分位。しかも昨日の大雨で咲いた花は全部落ちてしまったようです。それでも多分お寺さんが、今朝見つけた綺麗な落花を集めて配置したのではと思わせるお庭を見ながら、沙羅双樹(平家物語から)の意味する、人の心のお話を聞きました。

そして昼食の「筍亭さん」へ。ここは昨年の春の旅行で夕食を食べた店です。今回は昼食ですが筍づくし(木の芽合え、わかめと炊いたもの、 味噌で炊いた田舎風、そして筍ご飯とお吸い物)。美味しく充実した食事でした。

               
                 三室戸寺の紫陽花

次の目的地、三室戸寺までは皆さんのお昼寝タイム。三室戸寺では1万株の色とりどりの紫陽花が昨日の雨で生き返ったかのように綺麗に咲いていました。

               
             東福寺・天徳院の枯山水庭園の桔梗

三室戸寺の散策の次はこの旅行最後の東福寺・天徳院の「枯山水庭園と桔梗」を見に行きました。枯山水と言っても よくある砂利でなく苔を敷き詰めた小さなお庭に石や灯篭をあしらい そこに桔梗を植えたものです。残念ながら桔梗もまだあまり咲いていませんでした。ここでは帰りの新幹線の時刻までかなり時間の余裕があるので自由行動となりました。

                  
                    方丈の枯山水

もみじの新緑が綺麗な通天橋か方丈(四つの様式の違うお庭があります)にするか、入場が4時までなので両方見るのは無理なので、まだ見ていない方丈にしました。巨石と築山の枯山水、柱石で北斗七星を表した庭、苔と石で市松模様のようにしつらえた庭などがありました。これで今回の旅程は全て無事終了。今日は天気が良くなった分京都特有の蒸し暑さも体験しました。

今年の旅行は東北の桜、八ヶ岳の鈴蘭と薔薇、今回の沙羅双樹と桔梗、どれも開花前だったり3分咲き位だったり満開とはいかなかったのが残念です。全ての旅行で天気に恵まれ、満開の花を見て、美味しいものを食べるというのは、望みではあっても無理な事ですけどね。(次女)
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磐城高校吹奏楽部・東京特別公演

2012-06-18 10:21:53 | 日常
               
                 コンサートのパンフレット

6月17日日比谷公会堂で、福島県立磐城高校吹奏楽部「東日本大震災復興祈念」東京特別公演があり、夫と行ってきました。

もとも磐城高校は勉学に力を入れた進学高であると共に、部活動にも積極的で、中でも吹奏楽部は毎年全国コンクールで金賞などの賞をとるレベルの高さだとのことです。昨年は地震・津波・原発事故の影響で、東京で予定されていたコンサートも中止。今年はその分のエネルギーも込めての開催です。

12時開場、1時開演ということで、チケットを購入していなかった私たちは12時前に会場に行くと、ホール前の階段には開場待ちの人たちが、ズラリと列を作っていました。高校の同窓会やPTA、吹奏楽部OB会などが全面的にバックアップしている上に、いわきからの送迎バスも来て、同郷の人々の集いの様相もあります。入場してみると、ホールはほぼ満員。何とか2階の中央に席を確保して開演を待つ間も、あちこちで「久し振り」「どうしてた?」といわきに残っている人と関東に避難している人の再会の場面が見られました。

プログラムは「東京オリンピックマーチ」で始まり、第一部は「さくらのうた」「交響曲・はげ山の一夜」「トッカータとフーガニ短調」「砂時計 クラリネット八十奏のための」「ソナタ ヘ長調より」と主としてクラシック曲でしたが、若々しいエネルギーが溢れた、かつ、とてもレベルの高い演奏でした。

第二部は、雰囲気がガラリと変わって、「サンバ・デ・ラブズ・ユー」「東京ブギウギ」「水玉模様と月の光」「ロミオとジュリエット」「A Song for You」「ダンシング・クイーン」「すべてをあなたに」「アメリカングラフィティXXI」「Young Man」というジャズやポピュラーのナンバー。

部員も指揮者も黒い上着から白いシャツ・上着に替えて軽快さを出し、照明も使って華やかさも演出。部員達も時に手拍子をし、時にステップを踏みながらの演奏で、とても楽しそう。観客も一緒に手拍子をして乗りに乗っています。勿論、私も!プロやプロの腕を持つOB達のソロも間に入りレベルの高さは一層アップ。音楽としてもエンターテイメントとしても充分に楽しませてくれました。

途中で部員達のソロを交える演出は、指導者が若者を育てようとする志が感じられ、それに応えようとひたむきに演奏する高校生の姿はいじらしく、眩しく見えました。

予定のプログラムが終了後も拍手はなりやまず、3回のアンコール。舞台と観客が一体となった優しさと熱気に満ちた空間は、温かく感動的でした。こんなにも素直で才能豊かな若者達の未来が、不安のない健康的な日々でありますようにと願いながら、3時半ごろ帰路につきました。磐城高校の皆さん、素晴らしい時間をありがとう!(三女)

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