goo blog サービス終了のお知らせ 

ストローバレイ家の介護奮闘記

90→→92歳の母を支える4姉妹の泣き笑い奮闘記・・とその後

ポーランドの旅(2)

2014-09-24 05:01:57 | 日常
        

今日は昨日の経験・調査を踏まえて、行きたいところと効率の良いルートを研究。満を持して出かけました。

まずはドミトリーからワルシャワ中央駅へ。そこから市内バスを使ってショパン博物館へ。そこに行くバスのバス停にたどり着くのがこの街では中々難しいのですが、今日もスタート時は夫の同僚の奥様とお嬢さんが一緒だったので、3人で知恵を出し合って何とか無事に該当のバスに乗り目的地に行き着くことができました。

旧市街に行く入り口に位置したところにあるショパン博物館は、ショパンや家族の肖像画、ショパン直筆の譜面、彼が使ったピアノなどが展示されていたり、ショパンの音楽を1人ひとりがヘッドフォーンを使って聴けるコーナーがあったりと、ショパンを好きな人にはとても心惹かれる場所だと思います。私もヘッドフォーンで聴ける場所で聞いてみたら、なんと流れてきたのは「葬送行進曲」で、ちょっとビックリ。でも1人でじっくり聴くと中々味わいのある曲でした。ご一緒した二人とはここでお別れ。

  

ショパン博物館を出た後は、旧市街に向かう新世界通り(Nawy swiat)、クラクフ城外通り(krakowskie Przedmiescie)を北上。

聖十字架教会の前にあるボタンを押すとショパンの曲が流れるベンチも昨日は見ただけでしたが、今日はボタンを押してみると、「分かれの曲」が流れました。

通りには大統領官邸や教会もある一方で、カフェや土産物屋さんも並んでいます。土産物屋も入ってみました。木彫りの人形や可愛い模様の陶器などが並んでいて中々楽しいのですが、結局買うには至りませんでした。

  

歴史ある建物に囲まれた旧市街広場は、中央に人魚の像があります。コペンハーゲンの儚げな乙女のイメージの人魚と違って、ポーランドの人魚はなぜか左手に盾、右手に件を持つ勇ましい姿。ワルシャワ市の紋章にもなっています。

今日の目的のひとつはワルシャワ歴史博物館の見学だったのですが、残念ながら「ヴァカンスで休館」とのことでした。

  

クラクフ通りを南に戻った途中のバティダ(Batida)というケーキ屋さんでランチ。ここはフランス菓子が美味しいお店ですが、ランチも中々の味。ドミトリーの食事に飽きてしまい、ランチは美味しいものを食べると決めたので、バルシチ(いわゆるボルシチですね!)と鶏ソテー(チーズ・パイナップルのトッピング)・ニョッキ添えのランチセットに、ケーキも注文して、完璧なフルコースをゆっくり味わって、身も心も温まりました。(今日は雨と風でとても寒々しい日でした。)

  

バティダの前の通りを西に行くと、サスキ公園に出ます。公園の東側には無名戦士の墓があって、点された炎を護るように衛兵が直立不動で立っていました。

墓を通り過ぎると美しい花に囲まれた噴水があります。竜?の口から凄い勢いで豊富な水が吹き出ていて、その迫力に圧倒されました。公園は鬱蒼とした木々が色付いて秋の装い。雨に濡れた景色も綺麗だけれど、木漏れ日の差す景色も見てみたい気がしました。

こうしてワルシャワ市内巡りはほぼ予定通り終了。我ながら納得の観光コースでした。

           

ドミトリーでは、今夜は夕食後に若手音楽家のコンサートがありました。モーツアルトの“Dissonance”と、フィリップ・グラスという人の“MISHIMA”という作品。日本人ゲストへのサービスだったのかどうか分かりませんが、“MISHIMA”という作品は、三島由紀夫へのオマージュらしいのですが、聴いていて居心地の悪さを感じました。

それはそれとして、今日は午前中にショパン、夜にはモーツアルトに触れて、心豊かな一日となりました。(三女)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする