
9月26日。今回の会議の主催者が、ワルシャワからバスで3時間ほど南に下るキエルツェという町に向かっての一泊旅行を企画してくれて、私達もそれに乗っかることにしました。日本人にとって、キエルツェとは馴染みのない名前ですが、ポーランドの人にとっては、周辺に沢山見せたい場所があるようです。

まずは、ジャスキニア・ラジというネアンデルタール人の時代の洞窟へ。中は撮影禁止でこれといった映像が無いのですが、色々な姿を見せて続く鍾乳洞は中々面白かったです。地質などに興味のある夫の仲間達には更に興味深いところだったと思います。



古いお城がレストランになっている所でランチ。城主様(本物の領主)が祝砲を上げてお出迎えしてくれるという趣向です。建物の外は美しい庭が広がり、乗馬もできます。建物の中もいかにも伝統のありそうな飾り付け。



サーモンとバジルの前菜、オニオンスープ、牛肉ソテーのランチは、素材の味を生かした薄味ですが、どれもとても美味しかったです。このご馳走で飲み物がジュースというのがとても残念!

デザートは焼きリンゴ・アイスクリーム添え。この地方はリンゴの産地だそうで、これも絶品でした。



お城の外には可愛い動物が沢山います。まずはニャンコ。自由ですね~。賢そうな目をしたふくろうは訓練中でした。池の向こうには白鳥や黒鳥や鴨がのんびり寛いでいます。


お城を後にして、次に行ったのは中世の町チェンシニー。城壁を遠くに見たり、インフォメーションセンターになっている古い建物の中で、当時の建設物の説明を聴いたり。


ユダヤ教の教会・シナゴーグ跡とカソリック教会。元は沢山のユダヤ人が住む街でしたが、第二次大戦で強制移住されて今はほとんどユダヤ人は居ないため、今やシナゴーグは閉じたままになっているとのことです。

古い町を見た後は、ジオパークへ。時間が遅くて外の様子は見られませんでしたが、館内の展示は充実している上に、3次元の映像を見せるシアターなど、最新技術を使ったショウがあって中々楽しく、子供達が楽しみながら学ぶ場となっているようでした。



一旦キエルツェのホテルに寄って荷物を降ろし、夜のキエルツェ街内へ。静かで穏やかな町並みに街灯が輝きとても美しい街です。この町のシンボルは猪だそうで猪の石像もありました。歴史のありそうな教会には町の人が沢山訪れて、ミサの始まるのを待っていました。



街中央の繁華街。ここだけはネオンに彩られた噴水が上がったり、ホテルやビアレストランなどが並ぶ賑やな場所です。その中の一軒のビアレストランで私達も夕食。ビアレストランで、料理はビールのおつまみ系がいっぱいなのに、なぜかワインしか注文されていないのが残念。今回のコーディネーターさんはお酒に興味がないみたい、、、。でも美味しい料理とワインを十分に堪能しました。(三女)
