<干し柿>
百目柿を軒下に吊るしてから1か月強、何とか無事、枯露柿らしいものができました。
「何とか無事」という訳は、百目柿のように大きな柿を干し柿にするのには、注意する点があるということを、吊るした段階では知らずに、危うくダメにするところだったからです。
注意点は次の2点:
・“手揉み“は皮が乾いて強度が増してから行う。
・柔らかくなった柿は重みで下に垂れ下がり落下する可能性があるので、適当な段階で平干しに変えて、形を整えながら乾燥を続ける。
我が家の柿は百目柿としては小振りだったのが幸いして、2度の手揉みを無事にクリア。
でも平干しにする必要性に気付いたのが少し遅かったため、吊るされた柿はだらんと垂れ下がり上部と下部では乾燥度にかなりの差ができてしまいました。それで慌ててドライフード用ネットに移して平干しに。
時々ひっくり返して干すこと10日間。
干し柿の食感の好みは人それぞれで私は少し硬めの方が好きなのですが、下部が好みの羊羹状になるのを待っていたら、少し早めに切り上げたにも関わらず、上部がちょっと乾き過ぎになってしまったようです。
百目柿のように大きな柿を干す場合、全体を均一に仕上げるのは難しいですね。もっと早目の平干しが必要だったのでしょう。
もっとも食べてみると、下部のねっとりと柔らかい状態から徐々に固くなり、上部は柔らかめのドライフルーツ状。それぞれに美味しく、どちらも捨てがたいので、この状態もありかなと、来年の方針に迷いが出ています。
<干しりんご>
ネットは3段だったので、柿を2段に干し、余った1段でリンゴを干してみました。
時々つまんで様子をみていたところ、4㎜位の厚さの場合、3日間で完全なドライではなく、ちょっと弾力がある私好みの食感になることがわかりました。
「甘味が増していて美味しいし、健康にも良さそうなのでおやつにピッタリ!この冬は干しリンゴにはまりそう」と思っていたら、昨日の朝刊に干し野菜の記事があり、その中で「ビタミンCとAは熱や光に弱く分解される」と書いてあって、出鼻を挫かれてしまいました。
でも自分好みに仕上げられるし、自然の力だけを利用したドライフード作りは、変化を見守ることも含めて楽しいので、もうちょっと続けるつもりでいます。(四女)