乾燥した空気と強い日差し、そしてこの地方特有の強風に促されて、ドライフードを作り続けています。
夜は零下になるのでネットごと室内に移動。加湿していない部屋なので更に乾燥が進むようになりました。
<サツマイモ>
憧れの干し芋作りに挑戦しました。使ったのは“紅はるか”。
竹串が簡単に刺さるまで40分蒸してから熱いうちに皮をむき、少し冷めてから1cm位の厚さに切って干しました。3日間干して表面が乾き、中が少し柔らかい状態のものをトースターで焼いたら干し芋独特の美味しさ。
ただ、干すのに向かない端っこを蒸してすぐに食べた時はネットリと甘くてすごく美味しかったのに、干したら甘味が物足りなくなってしまったので、保存を考えなければそのまま食べた方がいいのかなと思ったりしています。
<蜜柑>
5mm~7mmの薄切りにして1週間干してみたところ、皮はパリパリ、実は噛むとじわっと甘酸っぱい果汁がでてくる状態。
これはこれでなかなか美味しいけれど、実までパリパリになるのが一応の目標なので、オーブンやレンジを使うと簡単にできるというネット情報はあるけれど、太陽の力だけでもう少しねばってみようと思っています。
尚、柑橘類の皮についている農薬は塩で揉んでから熱湯で少し茹でると除去できるとのことです。
<ドライフルーツのチョコレート掛け>
オランジュショコラ風を目指してチョコレート(カカオ72%)を湯煎で溶かして上記の蜜柑にかけてみました。
チョコレートの苦みと蜜柑の甘酸っぱさが相まって美味しく、一手間かける価値がありました。
(本当のオランジュショコラは薄切りのオレンジを砂糖で煮てから乾燥させる、かなり手間のかかるもののようです。)
溶かしたチョコレートが余ったのでリンゴにも掛けてみたのですが、乾燥リンゴは蜜柑ほど味の主張がないので、そのまま食べたほうがよいようです。
<干し柿>(その後)
先日、一応完成したとして知人達に送り、皆さんからお褒めの言葉を頂いた干し柿。
残ったものを乾燥剤と共にタッパーに入れて冷房の無い部屋に置いておいたところ、見事に果糖の白い粉が全体を覆いました。粉のふき方だけでなく味、食感共に市販の干し柿(私は市田柿のファン)と遜色無し!?(ヘタの近くの皮がうまく剥けていないのはご愛敬^^;)
これが干し柿の完成型なのかな? 迷いがまた深まりました。
ドライフードの出来には材料の品種や切り方、天候などが微妙に関わってきますが、特に好みに影響するのが乾燥度。自分好みの乾燥度を求めて摘まみ食いばかりしている毎日です。(四女)