武蔵野芸能劇場で開催中の舞台公演「椿姫」を見てきました。
「劇団まほろば」という小劇団の公演ですが、今回は知人の矢田稔さんの演出ということで見に行くことにしました。
デュマ・フィス原作「椿姫」を元に内田東良さんが舞台用の脚本を作り上げたもので、ストーリー展開は、オペラ「椿姫」とほぼ同じ(オペラを見てはいないのですが)。
出演者16名、狭い舞台、簡素な舞台装置という条件の中で、豪華な社交界や穏やかな田舎暮らしの雰囲気が夫々に上手く出ていて、「さすが、矢田さんの演出!」という印象です。
俳優さん達はオペラが本職ではないので、歌は少々難ありでしたが(お芝居は一流でした)、話の進行に合わせて流れるヴェルディの曲が舞台の雰囲気とよくマッチしていて、音楽劇としても充分楽しめました。
それにしても久々の「純愛」物語。最後はマルグリットとアルマンの切ない思いにウルウル、、、。普段味わうことのない気分を味わってとても新鮮でした。(三女)