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信州松本からの投稿(2004年11月11日~)

我が家の松本弁 「かい」

2024-01-18 | 我が家の松本弁
我が家の松本弁 「かい」   信州弁 長野県 中信 方言
 
「かい」は「か」や「かね」や「ですか」の意。
 
例文1
「いー かい」=「良いですか」
「いてー かい」=「痛いですか」
「いった かい」=「行ったかね」
「わかった かい」=「分かりましたか」
「うまれた かい」=「生まれましたか」
「きまった かい」=「決まりましたか」
「うれしなき かい」=「嬉し泣きですか」
「いっちまった かい」=「行ってしまったか」
「なんか よー かい」=「何かご用かね」
「げんき で いた かい」=「元気でいましたか」
「いま なんじ かい ね」=「今何時ですかね」
「たしかめ なん  かい」=「確かめなかったのですか」
「もう ひる は たべた かい」=「もうお昼は食べましたか」
「あまい かい。 すっぱい かい。 どっち だい」=「甘いかね。酸っぱいかね。どちらですか」
うんまい まんじゅう もってきた が くー かい」=「美味しい饅頭を持ってきましたが食べますか」
「ちょっと そうだん してー こん が ある が つきあって くれる かい」=「少し相談したい事があるのですが付き合ってくれますか」
「あの はなたれこぞう が いま じゃ りっぱな いしゃ に なってる  かい」=「あの鼻たれ小僧が今では立派な医者になっているのですか」
 
例文2
※織田信長と豊臣秀吉は幼馴染と言う仮定での会話
織田信長 「とよちゃ もうひるはたべたかい。」
豊臣秀吉 「あい もうたべたんね。」
織田信長 「そうかい そりゃーざんねんだったいね
      じつぁー うなじゅうがひとつのこっているもんで もしひるたべてなんだらたべてもらおうかとおもっただいね。」
豊臣秀吉 「ひるはたべちまったが うなじゅうだったらはいるばしょはあるでもらうんね。」
 
例文2の標準語(?)訳
織田信長 「豊臣さん もうお昼は食べたでしょうか。」
豊臣秀吉 「はい もう食べましたよ。」
織田信長 「そうですか それは残念です。
      実は うな重が一つ残っているものですから もしお昼を食べていなかったら食べていただこうと思ったのです。」
豊臣秀吉 「お昼はもう食べてしまいましたがうな重でしたら食べられますので頂きますよ。」
 
 
 
 
 

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