いただいた招待券(新聞販売店の抽選)で友人と
『壽 初春大歌舞伎』○昼の部を大阪松竹座に観にいきました。
演目は
『芦屋道満大内鏡 葛の葉』
『佐々木高綱』
『芋掘長者』舞踏劇
『沼津』
背景が地味なものばかりで
残念でしたが、演出はサービス精神
に富んだとても面白い舞台でした。
とくに『葛の葉』は、もう一度見たい程。
安倍保名に助けられた白狐が、保名の許婚葛の葉姫に
姿を変え、夫婦になって子(後の陰陽師安倍清明)まで
もうけたのですが、ある日、本物が現れた為に家の障子に
歌を残して去るという話なのですが・・・
曲書き・早替わり・宙乗りや子役の名演と見所がおおく、
特に曲書きは役者さんの達筆もさることながら隋所、
不思議な書き順や鏡文字、筆を口にくわえての演技に感嘆。
それがまた、いかにも狐のやりようで悲しく感じられました。
友人が一番気に入ったという舞踏劇『芋掘長者』では
舞の名手三津五郎が、舞の下手な芋掘藤吾郎に扮して
大変ユーモラスな踊りを見せてくれます。
それをなんとか援けようとする舞上手の治六郎:
橋之介との掛け合いにも大笑い。
前回の歌舞伎鑑賞から3年ぶり。
お茶をして帰路の車窓は真っ暗でしたが楽しい一日でした。
途中、居眠りをしていた友人の感想は・・・
「ううん。退屈じゃなかったよ。疲れてただけ。
面白かったよ。・・・けど、1回観とけば、もういいわぁ~。」
次回、又機会があったら誰と行こ。。。
夫が同行の時はきもの姿で行くのですが、友人は
「きものは窮屈。」というのでふたりで洋服で
出かけました。
最初はウロウロした歌舞伎鑑賞ですが、今回で4回目。
少し慣れてきました。
鑑賞券の引き換え
まず、いただくのは引換券なので劇場向かって右の場所で
引換券を観覧券に交換します。
舞台から遠い三階席ですが劇場が小さいので、めがね使用で
役者さんの表情までちゃんとわかります。
オペラグラスがあればより万全です。
演目に宙乗りがある時、左側の席だと間じかに役者さんを
観ることが出来ます。
開場まで
招待券はいつも昼の部なので、劇場の前で歌舞伎鑑賞
初体験の友人の記念撮影&Blog画像用の撮影後は、
お弁当を購入します。
お昼は休憩の30分間で済ませなければならないので前もって
予約した弁当やお膳を混雑の中、地下まで降りて行って食べるより
持参した方が、のんびり出来ます。
かといって家から持参は大変だし、コンビニ弁当ではちょっと寂しい。
近くにある『かに道楽』のお弁当にしています。^^
劇場前に戻るといよいよ開場。中に入ります。
イヤホンガイドや筋書・プログラムがホールに用意されて
いますが熱心な歌舞伎ファンでもないので素通り。
そのかわり、劇場の方にパンフ(画像二枚目)をもらいます。
裏に解説や見所が書いてあるので、開演前に目を通します。
こうしてあらすじを知っておくことで、役者さんのせりふは
聞き取りやすくなり、安心して鑑賞に入り込めます。