JAZZ最中

考えてみればJAZZばかり聞いてきた。いまもJAZZ最中。

若さは若い ELDER DJANGIROV / Daily Living

2006-05-30 20:50:40 | 聞いたけどCDどちらでも
このアルバムBNでのライブでSJ誌のゴールドディスクということで注目作ですね。SJ読んでアルバム買ったけど、きっとだれかがUPするだろうからその前に感想を書いておこう。才能ある若手はたくさんいると思うけど、脚光を浴びる時期が早い事よりか才能を伸ばしどのように開花させるかが問題だ。
1曲目、2曲目と聞いてテクニックに驚かされた。すばらしいテクニックを見たい(聞きたい)と思う。ただしテクニックに没頭していると今何を聞いているんだっけ?と音楽を楽しんでいる心が停止する事がある。2曲目にそれが起こった。3曲目クリス・ポッティのすばらしいtpでYOU DONT KNOW WHAT LOVE IS にはいると“おJAZZだな”とほっとする。この曲のピアノのバッキングが熟成されていのに驚き、この驚きの方がうれしい。4曲目も自作曲でスタート軽やかにはじめるが途中どこかへいってしまう。左手のバッキングがだんだん重たくなってきて最後には違う曲になってしまう。このピアニスト総じて左手のバッキングが単調になる、もしくは右手のメロディラインに気が行き過ぎる。6曲目ベサメ・ムーチョは大好きな曲だけど若い人にはあまりやってほしくない。曲が強すぎて、曲に頼ってしまうか曲に勝つために変な事をしてしまう。一説ではガンにおかされた中年男性が死別する妻への思いを歌った曲。19才の青年が“もっとキスして”など言うと思いますか。熟した人にサラッと言ってほしい。7曲目STRAIGT NO CHASERもtpが入ると良くコントロールされたピアノになり曲がまとまる。ホーン奏者がメンバーに欲しくなるピアニストだ。アンコール曲なのか最後のTAKE THE A TRAINがサラッとして一番すきだ。コントロール出きる技量は持っているが、押さえがない。すごいホーン奏者のところで修業するのが開花になるように感じる。辛口になり過ぎたが、これからが楽しみなピアニストである事は事実だ。
どなたかがUPされたら挨拶代わりにトラバしようと書いておいたら、いつも拝見している“雨の日にはJAZZを聴きながら”にUPされました。急遽私もUPすることにしました。内容が総じて同じ感じなので(いえクリスさんのほうがはっきりしている。)安心してトラバも出きます。トラバを教えてくれたnary氏もUPされるとのこと。たのしみです。


ELDAR / Daily Living LIVE AT THE BLUE NOTE

ELDER DJANGIROV piano
MARCO PANASCIA BASS
TODO STRAIT DRUMS
CHRIS BOTTI tp
ROY HARGROVE tp

1 WHAT IS THIS THING CALLED LOVE
2 SOMEDAY
3 YOU DON'T KNOW WHAT LOVE IS
4 DAILY LIVING
5 DAT DERE
6 BESAME MUCHO
7 STRAIGHT NO CHASER
8 SINCERELY
9 CHRONICLE
10 TAKE THE A TRAIN
コメント (3)
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