昔LPを買って持ってはいるのだけれど、新しくCDを買いなおしたというものはわずかしか有りません。どうしても、新しいアルバムを重視してしまいます。私が買いなおしたのは、G・バートン2枚、C・ヘイデン1枚、C・ロイド1枚、W・リポート1枚M・デイヴィス2枚、H・シルバー1枚、L・コニッツ1枚の9枚しかありません。
その中の1枚がこのアルバムです。マイルスが1957年パリでルイ・マルの映画“死刑台のエレベーター”のために録音したアルバムです。時々とても聞きたくなるのでCDにしました。もちろんLPが出た時分は生まれてはいましたが、JAZZを聞いてはいませんでしたから、後から買ったものです。昔買ったジャケットはこちらです。
中学の頃毎日曜日、TV番組で“日曜洋画劇場”という番組を楽しんでいましたが(今でも有るのでしょうが、全然見ない)この“死刑台のエレベーター”もそこで見ました。という事は、ジャンヌ・モローも日本語でしゃべっていたのでしょうね。悪い事をして(それも殺人)逃げる途中エレベーターに閉じ込められてしまう状況がメインの映画でした。このような考えられないような状況は、少年の私に、悪い事をしてはいけない、悪い事をすると、後でとんでもない事がおきると教えたのでありました。そこまでではないか。この映画ということではありませんが悪夢を見る事があります。悪夢の状況っていうのは、恐ろしく奇怪な事あいますよね。
マイルスのこのアルバムは皆さん充分ご存知でしょうから、内容はともかく、私にとって、深く心に刻まれた、心にしみるサウンドであります。
死刑台のエレベーター / MILES DAVIS
MILES DAVIS tp
Barnrey Wilen ts
Rene Urtreger p
Pierre Michhelot b
Kenny Clarke ds
曲目 コンプリート 26曲なので略