最近ジャケットの絵柄が、アニメチックな家族の車内を描いているものだったり、真っ赤な車が絵柄だったりと、ちょっとJAZZとして引いてしまうアルバムを出ているピアニストです。表に3人のクレジットがあるのでトリオと思って買いましたが、ピアニストにベースが二人で、2曲がダブルベース、3曲がピアノソロです。私最近の2枚のちょっと派手ジャケットを聴いていませんが、そのイメージよりは地味な演奏です。音にあくがなく、フレーズもストレート、素直です。タッチも甘くはありませんがやわらかい感じです。その感じが後半よく伝わってきます。6曲目はソロですが素晴らしい出来ですし、8曲目の“Dolphin Dance"のベースソロと,続くピアノソロなど軽さが軽薄でないところが貴重です。9曲目“My Favorite Things"なども軽やかな(軽薄でない)ピアノソロが聴けます。10曲目のピアノの大変良く感じます。曲を重ねるうちに、素直なおとなしい音が気持ちよくなるのです。最初ドラムが何故ないのと思いますが、最後まで聴いて、この心地よさで納得できました。流れているとすばらしく心地よい音です。しつこい事がなく、ほっとする味がいただける和食のような感じです。JAZZではあまり、ほめ言葉でないか?落ち着く良い音です。
en blan et noir 7 / ERIK VAN DER LUIJT
Erik van der Luijt piano
Marius Beets bass
Frans van der Hoeven bass
1 My Nan's Gone New
2 Climb every Mountain
3 Black Coffee
4 Wishing upon a Star
5 Amazing Grace
6 Bewitched
7 Black & White
8 Dolphin Dance
9 My Favorite Things
10 Lester Left Town
11 Dear Old Stockholm
en blan et noir 7 / ERIK VAN DER LUIJT
Erik van der Luijt piano
Marius Beets bass
Frans van der Hoeven bass
1 My Nan's Gone New
2 Climb every Mountain
3 Black Coffee
4 Wishing upon a Star
5 Amazing Grace
6 Bewitched
7 Black & White
8 Dolphin Dance
9 My Favorite Things
10 Lester Left Town
11 Dear Old Stockholm