
中古棚をみていてBebo Ferraが目がとまってのでよくみると、ドラムスがStefano Bagnoliなので、パオロ・フレスのデヴィル・カルテットのリズム隊じゃないかと買いました。ハーモニカの人は知らないやと思っていたら、村上春樹の小説を音楽で表したアルバムを持っていました。最初聞いたとき一寸重たいかと思ったのも実はうなずける個性でした。
ベースの人もトム・ハレルなんかと一緒していてかなり実力ぞろいのバンドです。
1曲目一寸重たいギターとベースに憂いをおびたハーモニカのメロディベボフェラも結構硬い音だしです。
3曲目ガットギターに影あるハーモニカ、途中からエレキがはいった処理で結構激しくなります。
4曲目、カルロス・ガルテロの作曲したタンゴ“思いの届く日”ですが、ここではボッサのリズムをいれて爽やかな感じです。
良く冷えた白をグラスに注ぎ、しばし静かにながめるとグラスに細かい水滴の幕が出来、くもるのが好きです。(中身はもっと好き)そんなグラスを眺める時のような曲調です。


5曲目ドラムスは手でたたいているのでしょうか、ベースはエレべ風、幻想的な空間の広がるプログレッシブ調な曲。
6曲目哀愁あるメロディはkenny whereの曲、ベースソロがフレーズが良い。
9曲目マックスの曲はシャンソンのような、ここではアコーデオンを弾いています。
派手なアルバムではありませんが、このハーモニカ強さも弱さも、硬さもやわらかさも表現できる人だとおもいます。
冷えた白ワイン飲みたい。
Croceevia / Max De Aloe
Max De Aloe(chromatic hca,live electronics,accor)
Bebo Ferra(g)
Riccardo Fioravanti(b)
Stefano Bagnoli(ds)
)Recorded at XM Recording Studio,Busto Arsizio,VA,April 9,2006
1. Sonnambuli(Che Si Cercano)
2. Crocevia
3. Il Volo
4. El Dia Que Me Quieras
5. Pack
6. Know Where You Are
7. Neve
8. To Live
9. Ul Giuan Marcora
10. C'era Una Volta In America
11. Anguilla