
私あまりフュージョン系のアルバムを買いません。ここのところではムタンの新らしいのは買いましたが(まだ記事にはしていない)特に多いわけではありませんのそろそろの年末フュージョン・ベストを選ぶとするとこれが入ってきますが10枚は買わないから当然かもしれません。
ところがしショップで見ていてこれ欲しくなりました。知らない人も多いですがニア・フェルダー、ジョン・マクラフリン、マイク・スターン、デヴィッド・フュージンスキー、レブ・ビーチ、というギタリストをフューチャーしたベーシストのアルバム、そのリーダーが上原ひとみのグループでびっくりした思い出があるトニー・グレーですから聞いてみたくなります。布袋寅泰なんて言う人もいるのですからこのギター小僧団体戦は強力です。
1曲目知らない人ですがNir Felder という人、メセニーとウエスの香りがしてなかなかジャズ的なスタートです。
2曲目はこのベーシストの叔父にあたるマクラフリンとの共演、もちろん叔父さんの懐を借りた、そして叔父さんもいい演奏をしようとしているのが感じる演奏です。
上原ひとみのトリオでこのエレベを聞いてとにかく驚いたのはみなさん一緒でしょうですから、多分もっと特異なエレキ・ギターとのコラボどうなるかはとても楽しいところです。
3、4、9曲目はデヴィッド・フュージンスキーとのコラボ、3曲はこのアルバムで一番多い共演ですが、“ Freedom Jazz Dance”と“ Solar”を演奏するので、一番面白いかも、ベースもジャズ・ベースです。フリーダムのエレベ・ソロきちんと聞いてもヴィトウスからの変革が感じてとても面白い、いやギターも面白いです。
ということでギター好きにはたまらない一枚ではないでしょうか。あまりギター小僧知らない私でも個性が違うギタリストを楽しむことができます。
4曲目は、スペーシーなベースソロの後、まるでNguen Leが弾くようなベトナム・ライン。
5曲が布袋さんで静かに始まって最後は弾き切りになるロック。
6曲目のReb Beachはjazzラインを作りながらフュージョンもというギタリスト、この人うまいかも。
7曲目、マイク・スターンの音が大きいと感じるのは感覚でしょうか、不思議なスターン世界をここでも作るのはすごい。
そして9曲目が“Solar”だからかなり楽しい展開です。
そして最後、このアルバムでは初めての人Fabrizio Sotti で“Someday My Prince Will Come ”でこの曲だけ変わってアンコール曲みたいにジャズらしく流れていい感じで終わります。
さてフュージョンのアルバムをほとんど語れませんが、ギター選手をそろえてグレイ君、しっかりまとめてこれメダル(フュージョンとしては)あげてもいいんじゃないですか。
フュージョンの新鮮さのなかではベストに入ると思います。
ELEVATION / TONY GREY
TONY GREY (Bass,Keys Track1,5
Minu Cinelu (Percussion)
Romain Collins (Keys)
David Throckmorton (Drums)
1. Guiding Light feat.Nir Felder
2. Chicks Chums feat.John McLaughlin
3. Freedom Jazz Dance feat.David Fiuczynski
4. Floating River Yangtze feat.David Fiuczynski
5. Galactic Samurai feat.Tomoyasu Hotei
6. Elevation feat.Reb Beach
7. Walking In, Walking Out feat.Mike Stern
8. Dil Chahata Hai feat.Nil Felder
9. Solar feat.David Fiuczynski
10. Someday My Prince Will Come feat.Fabrizio Sotti