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「THE ROAD TO ITHACA」というタイトルがとても心に響くからアルバムそ買って記事にしました。コンスンタンティン・カヴァフィの「ITHACA」という詩に触発されてできたシャイ・マエストロのトリオアルバムでした。
イサカがとても思い出深い場所なので即アルバムを買ったわけですが、そんなあと中古の棚を見ていると、いたずら好きの神様がまた一寸気をきかせてくれました。
今度は綴りがちょっとちがいますが「イタカ」もちろん「イサカ」と同じ島がタイトルになったアルバムが置かれていて風がほほをなぜました。
まるで知らない人たちですがEGEAのアルバムだし損はないはずなので、いえもちろんこのタイトルなら買いです。
1曲目、ナイロン弦のやわらかいメロディにゆったりしたフリューゲルホーンが加わると、パーーカションとベースが静かに流れると、これは完全に地中海をわたるそよ風の世界です。
2曲目はガブリエル・ミラバッシのクラリネットで始まってEGEAの室内楽てきな響き、ギターは一寸スペインが入った感じです。
このギタリスト、地中海サルディーニャ島の出身、地中海の香りにはぴったり。
4曲目“So What”のベースパターンとにたメロディの繰り返しがjazzを聴いている人ならば必ず感じるだろうけれど、このギターやわらかい音色ですが芯が通っています。
5曲目、クラリネットの一寸沈んだメロディに物思いにふけるようなぎたーのメロディ。
6曲目は雰囲気をかえてクレズマーが入っているようなにぎやかな曲。
7曲目、始まりのギターとベースのデュオが何ともしっとり、このベーシスト目立って弾きませんが職人肌の感じです。結構いろいろなところで弾いています。
8曲目はタイトル“ITACA”哀愁ある始まりから、結構感情が激しく現れます。ミラバッシが頑張って私は彼にはもう少し抑えてほしいけれどそれはそれ。
シャイのアルバムは詩からの発想と自己との係りみたいな感じでしたが、こちらはストレートに地中海の島に帰っていくような、ジャケも幾つかの島の写真が載っています。
EGEAが好きでない人には合わないかもしれませんが、地中海文化というものが好きな人にはピッタリなアルバムです。
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あまりに音がいいのでホーンなしのものが聴きたくなって、このベーシストと演っている「AMADA」というアルバムをポチリました。
ITACA / Peo Alfonsi
Peo Alfonsi(g)
Gabriele Mirabassi(cl)
Kyle Gregory(tp, flh)
Salvatore Maiore(b, cello)
Antonio Mambelli(per)
2010年作品
1. Happyness
2. Gismontiana
3. Wis for Wheel
4. Femme fetal
5. Naele 6. Le mille e una note
7. Beni benia
8. Itaca(US)
9. Samovar
10. Picnic in the Garage
11. Dopo Tutto