グループ名をみると「ON AIR」と言うらしくMaxのカルテットではないようですが4人で「ON AIR」のようです。もちろん知っているのはMaxだけですが、このごろすごくいい演奏になっているので買ってみました。むかし「Alessandroは上手いはず」なんて記事もかいたので実は期待したのです。
1曲目、1958年のセルジュ・ゲンズブールのデヴュー曲だそうですが、ちょっと難しい曲です。途中Maxが早い4ビートに切り替えたところ流石に上手いと思いますが、ピアノの人はコードで弾くタイプで、メロディが流れるようとはいかない。
このアルバム、タイトルで気が付けばよかったのだけれど、イタリアとフランスの歌曲を取り上げているようで、ワンホーン・ハードバップを期待したのはとはちょっと違う。
5曲目はラメールだけれど、これもちょっと変わったアレンジでアンリャと思います。
ピアノもあまりソロしないし、ベースが少しソロをとるくらい。ベースがぎりぎりセーフで、ドラムスはソロしない方がいいというか、いいお年みたいだけれど、こりゃ古い。
そんな中、Maxはここではソプラノよりテナーが快調、Maxだけはどの曲でもしっかり聞けるから、Max大好きにはやはり聞いてみたいかもしれないし、それにちかいから怒ったりはしません。
でも久しぶりにどちらでもという点をつけるアルバムを記事にしました。
“MaxがMax”って題を思いついたから書きたくなったのでした。
Rome to Paris / ON AIR
Max Ionata sazophones
Alessandro Collina piano
Marc Peillon double bass
Rodolfo Cervetto drums
1 Le poinçonneur des lilas
2 Donna
3 Jardin d'hiver
4 Amore baciami
5 La mer
6 Resta cu'mme
7 Que reste-t'il de nos amours
8 Non dimenticar
9 Les feuilles mortes