JAZZ最中

考えてみればJAZZばかり聞いてきた。いまもJAZZ最中。

それじゃ美術館へ Rhapsody / Nikoaj Hass

2016-05-26 22:22:52 | 聞いてますCDいいと思う


ニコライ・ヘスというデンマークのピアニストは既にベテランということだけれど知らなかった。ちょっと話題になったので気になって買ってきました。Impressions of Vilhelm Hammershøiと言う副題がついて、デンマークの画家ヴィルヘルム・ハンマースホイにインスパイヤーされたアルバムだそうです。ジャケにその画家の作品が同色トーンにアレンジされた「背を向けた若い女性のいる室内」が載っています。



絵画と音楽は時に共鳴しあうような関係になるので、音楽を聴く行為と美術展に行く行為は結構補完関係にある。このアルバムは、はっきりとその作家のイメージが出ていて楽しい。
 


実際の問いって現物を見たわけではないけれどこのような色使い。
この画家の母親を描いた作品はたしかどこかでジャケに使われていたんじゃなかったっけ。



演奏の方は繊細なマリリン・マズールのリズムが効果てきな、そしてあえ強いラインを弾かずに、静かな和音感覚をいかしたちょっと淡い世界を見ているような感覚です。
ヘス自身が語るように好きな音楽家がシベリウスだったりグリークだったりするわけで、その点大変解り易い感じです。
ちょっ不思議な感じで始まる3曲目の“I Hear A Rhapsody”ががこのアルバムのイメージをあらわすし、5曲目からの3曲がハンマースホイのかいがへの曲でここではまるで絵画鑑賞そのままの感覚をうけえる。

これは一寸美術館に行ってくるかな。

Rhapsody / Nikoaj Hass

Nikolaj Hess (p)
Anders Christensen (b)
Mikkel Hess (ds)
Marilyn Mazur (per.,ds)


1. Lay Lady Lay
2. Orken
3. I Hear A Rhapsody
4. African Flower
5. Meadow
6. Marsh
7. Clouds
8. Griegs Birds
9. Swing
10. Throughout
11. Smile

コメント
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