blogのお仲間のところに行ったらG・ピーコックの訃報に出会ってしまった。高齢な方で、そのこと胃ついては実感もできていたので喪失感は強くならないが残念である。
毎月のようにミュージシャンの訃報には接しているけれど、忍んで記事にしようという人はそう多くない。ピーコックはその一人でCD棚から2枚選んで聞きながら書いている。
スタンダード・トリオの演奏でずっとピーコックのライヴに接してきたわけで、衰えも舞台で見ていたけれど、そのことなどはなんの瑕にもならないものを日本のジャズ・ファンには残してくれたと思う。
アヴァンギャルドにおけるベース奏法の一つの形を成してくれたわけで、そしてベースの存在感を示してくれたことで、日本のジャズ・ベーシストに残した足跡はとても大きい。彼が日本で生活し、日本文化と深くかかわったうえで日本ミュージシャンたちと共演してくれたことへの感謝は日本のジャズの進化に計り知れないものを残してくれたと疑わないし、ここで記事にするのもそのことへの感謝の意が強い。
多くの日本のベーシストがピーコックを心してきたと思う。 ありがとう ピーコック。
棚から持ってきたアルバムはアギターとのデュオ2枚になった。ピーコックの素晴らしかったベース・ソロが目に浮かぶ。 合掌
Oracle / Gary Peacock and Ralph Towner
Gary Peacock bass
Ralph Towner guitars
1993 3 rec
1."Gaya"
2."Flutter Step"
3."Empty Carrousel"
4."Hat and Cane" (Ralph Towner)
5."Inside Inside"
6."St. Helens"
7."Oracle" (Peacock, Towner)
8."Burly Hello"
9."Tramonto" (Towner)
Just so happens / Gary Peacock and Bill Frisell
gary peacock bass
bill frisell guitars
1994 2 17,18 rec
M-1.Only Now
M-2.In Walked Po
M-3.Wapitis Dream
M-4.Home On The Range 1
M-5.Home On The Range 2
M-6. Through A Skylight
M-7. Red River Valley
M-8. Reciprocity
M-9. Good Morning Heartache
M-10. N.O.M.B.
M-11. Just So Happens