
自宅のCDの棚はアルファベット順に演奏者の名前でならべているけれど、チェロのアルバムは意図津、クラシック関連も一つにただ並べている。それぞれそれほど枚数がないからだけれど、クラシック奏者でただ一人、アルファベットの場所にある人がいる。
その人がバイオリン奏者Gidon Kremerだ。アウトル・ピアソラの曲を演奏しているアルバムが多いので買っているうちにたまりだして、そうなるとバッハとかも聞きたくなってそろいだした。

KREMERATE BALTICAとして来日した時には聞きに行くまでになっている。今回ショップで新しいアルバムを見つけたけれど、それはヴァインベルク(1919-1996)の曲を演奏したものだった。普通それぐらいでは買わないのだけれど、曲はヴァインベルクが無伴奏チェロのために作曲したプレリュード曲集でロストロポーヴィチに捧げらたものだというので買ってみた。
チェロの曲をバイオリンに編曲した演奏はバッハの無伴奏を全曲演奏したRachel Podgerのアルバムがあるけれど、バイオリンにかえることでとても華やかになって面白白かった。
さて今回聞いてみると、バッハと違って現代曲なのでとっつきづらいのはしょうがない。クレーメルが選択するのであるから曲として素晴らしいのだろう。もちろん素晴らしいというか聴かせる流れがあるのは解る。
バッハの無伴奏の場合は、曲自体を多く聞いてきたからバイオリンの音色を楽しんだけれど、今度は元演奏を聞いていないから比較できない。
聞いているうちにこの曲はチェロの曲で、やはりチェロで聞くのが良いのではないかと思いだした。チェロの音域と響き方で聴くともっと凄く感じる曲のように思う。
そちらも探してみるこちにしよう。
Mieczyslaw Weinberg 24 PRELUDES / Gidon Kremer
24 Preludes, Op. 100 (arr. G. Kremer for violin)
ギドン・クレーメル - Gidon Kremer (ヴァイオリン)
録音: December 2017, Paliesiaus Dvaras, Lithuania